モツゴは決して派手な魚ではありませんが、小さな体が可愛らしく、素朴な雰囲気から、飼育に興味を持つ人も少なくないです。

これからモツゴを飼育するにあたり、正しい知識があれば不必要に死なせてしまうことも減るでしょう。

そこで、これからご紹介するモツゴの飼育方法を参考にして、モツゴを育ててみて下さいね。

目次

モツゴとは?

モツゴは体が細長く、口の先が上に向かって尖ったような形をしているため「クチボソ(口細)」という名前で呼ばれることもあります。

日本の固有種であるモツゴは、関東から関西に渡り広く分布しており、河川の下流や、用水路、ため池などの身近な場所でも見ることができる淡水魚です。

また、日本以外でもモツゴは生息しており、台湾や香港、中国の東部などでも、モツゴを見ることが可能です。

野生下では、水草が多く生えている場合や、流れが緩やかな場所などの水底を好み、群れを作って生活しています。

水温の変化にも強く、5〜30℃までの広い温度に耐えることも可能なので、飼育も比較的容易に行うことができます。

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モツゴの飼育方法や必要なものは?

モツゴの大きさは8〜12cmほどで、複数匹飼育するなら30cmの水槽だと若干狭いので、60cm以上の水槽での飼育が望ましいです。水槽の中で、他の魚とぶつからないように泳げる環境を作ってあげましょう。

水質の変化にも強いモツゴですが、汚い水が快適な環境ではなく、病気になることもあるので、なるべく汚れない環境が必要です。

ろ過装置を使うなどして、水質を維持して下さい。また、水換えは月に1〜2回ほどで大丈夫ですが、あまりに汚れている場合は行なって下さい。

水温に関しては、基本的に人間が生活している環境であれば、水温が5〜30℃を外れることは余りないと思います。しかし、水槽の設置してある場所によっては、非常に低温や高温になることもあるでしょう。

そういった場合は、水槽用のクーラーやヒーターを用いて、水温を調整して下さい。水温が30℃を超えると、モツゴは死んでしまうので、30℃になる前に調整を始めるのが良いでしょう。

モツゴの具体的な餌や平均寿命は?

モツゴ 飼育



モツゴは雑食性なので何でも食べるので、川魚の餌というものを与えても良いですし、その他にも金魚の餌や、メダカの餌も食べてくれます。

その他にも冷凍アカムシなどの動物性のものも食べるので、バランス良く与えると良いでしょう。

餌を与えるタイミングは一日に2〜3回くらいで、食べきれる量を与えましょう。与え過ぎは水質が悪化する原因となるので注意して下さい。

寿命は3年とされていますが、5年以上生きた個体もいるようなので、環境を整えるなどしてあげれば、長生きも可能です。せっかく飼育しているのですから、長生きさせてあげましょう。

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モツゴの販売価格や販売場所は?

モツゴは珍しい魚ではありませんが、ペットショップなどでは扱う量が少ないため、購入できないことも多いようです。

取り寄せてもらうのも可能なようですが、野生のモツゴを採取した方が安上がりで、愛着も湧きますしオススメです。

ちなみに、モツゴの販売価格は3匹で800円くらいです。

熱帯魚などの餌用として販売されているものは更に安価で、10匹25で販売されているものもあります。

価格の安い個体は見た目が余り良くないものも多いですが、高いものだと観賞用として販売されているため、きれいな個体が多いです。

モツゴを飼育する際の注意点は?

モツゴはストレスを感じると、餌を食べなくなることがあり、その原因は水槽の中が狭かったり、汚れていたり、隠れる場所が無いなどがあげられます。また、水槽の前を何度も通るのも、落ち着かないようでストレスとなってしまいます。

水槽に関しては、大きさを調整したり、隠れられるオブジェなどを設置するなどして対処してみて下さい。餌のとき以外は、不用意に何度も近づくのは避けた方が良いでしょう。


モツゴの飼育の様子

まとめ

モツゴ 飼育



水槽の温度の幅が広いのは、飼育の際は非常に楽ですよね。そのため、飼いたいと思ったら、すぐに飼い始めることも可能です。

しかし、モツゴは繁殖能力も高いので、気がついたら数が増えすぎていた、なんてことにもなりかねません。そうならないように、飼育は計画的に責任を持って行なって下さい。

また、鑑賞する際は、モツゴを驚かせないようにある程度の距離から眺めて楽しんで下さいね。

関連記事モツゴの稚魚の繁殖方法や混泳の注意点について解説

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