オスカーは熱帯魚の中では比較的大きく迫力あり魅力的で、そのうえ飼育していくうちに懐いてくれる可愛らしさも兼ね備えていますので、多くの方が飼育されている魚です。

比較的飼育は簡単と言われていますが、肉食性で少し注意も必要になります。より健康的で長生きさせてあげるためにも、オスカーをお迎えする前に飼育方法を把握しておきましょう。

そこで、オスカーの理想的な飼育方法についてご紹介しますので、是非参考にしてみてください。

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生態は?

オスカーという名前は別称で本来はアストロノータスという名前ですが、このオスカーという名称が一般的となり、ほとんどのお店ではこの名称で販売されています。

主な生息地はペルーやコロンビア、ブラジルなどの南米の河川で、その姿は口は大きく上向きで下顎が突き出しており、楕円形で側偏しています。体の大きさは約40cmですが、中には45cmにも達す個体もおります。

この体のサイズから大型の熱帯魚と言われていますが、中型とあらわされることもありますが、どちらにしても40cm以上となると、かなりの大きさとなるでしょう。

肉食性なので、小魚や甲殻類などを主に食べていますが、基本的に動物質であれば口に入る大きさのものは全て食べてしまうようです。

オスカーは東南アジアで繁殖が盛んに行われており、日本に輸入される繁殖個体は東南アジア産のものが多いですが、もちろん南米から野生個体も輸入されています。

大型の肉食性熱帯魚の割には性格が温厚で、水質にもそれほどデリケートではないため、これから大型熱帯魚を飼育していきたいと考えている方が練習として飼育する場合も多いです。

飼育方法や必要なものは?

販売されているオスカーは10cm以下の幼魚である場合が多く、その大きさに合わせて水槽を購入してしまうとすぐに成長し、新たに水槽を用意しなければならなくなりますので注意してください。

水槽のサイズは90cm以上のものが望ましいですが、60cmの水槽でも飼育が不可能なわけではありません。ただし、その場合は1匹で単独飼育となりますので、複数匹同時に飼育するのであれば、このサイズの水槽ではかなり難しいです。

オスカーは餌を大量に食べるため排泄物が多くなり、水が非常に汚れやすいという特徴があります。そのため、小まめな水換えを行うこととなりますが、その他にも強力な、ろ過装置が必要になります。

水質の悪化は病気にもなりやすく、寿命を縮めてしまう可能性が高いので、汚れないように心がけましょう。

水の適正温度は26〜28℃くらいですので、この間の温度を一定に保つように水槽用のヒーターやクーラーを設置してください。オスカーは多少の変化でしたら耐えることができますが、快適でない状態はストレスとなってしまうので、適正温度を守るようにしましょう。

オスカーの飼育水槽の中には基本的に何も設置しないのが一般的ですが、オブジェなどを置いて飼育ももちろん可能です。ただし、掃除が大変になるので注意してください。

オブジェなどは大きめのものを使用し、底砂は掘り返してしまう習性があるため、水草は水槽に植えるのではなく、鉢植えタイプのものを入れると良いでしょう。

これらの飼育方法は成魚のオスカーの場合であり、幼魚だと若干飼育方法が変わります。

水温は25〜27℃と成魚よりも少し低く、エアーレーションもしっかり行ってください。実は幼魚のときに水中の酸素濃度が下がった状態が長く続くと、エラが伸びてしまうこともあり、一度伸びてしまったエラは元に戻ることはありません。

エラが伸びた状態は見た目も非常に悪いですから、しっかり行なって欲しいのですが、あまり強い水流は好まないので排出口などを調節して設置すると良いでしょう。

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具体的な餌や与える頻度は?

オスカー 飼育



餌は1日2回ほど食べきれる量を与えて、食べ残さないように少しづつ与えてください。適正量を把握し、水質の維持にも繋がりますので、餌のときはなるべく食べ終わるまで見ていた方が良いでしょう。

肉食性なので小魚やアカムシ、甲殻類などを食べますが、人工飼料もしっかり餌付くためそれぞれバランスよく与えてあげましょう。例えば、生き餌として金魚だけを与えているとビタミン破壊酵素が金魚には含まれているため、障害を起こしてしまう可能性があります。

金魚自体は食べさせても問題のない餌ですので、それだけを与えるのではなく他の種類の生き餌や人工飼料を組み合わせてあげることが大切です。不健康ですと寿命も縮まってしまうので、餌の種類も気をつけて与えてあげましょう。

ちなみに幼魚の場合は餌は食べるだけ与えて、少量で抑えることは控えてください。この時期にしっかり栄養を摂取しておかないと、体型異常を起こしてしまう可能性が高くなりますので、たくさん食べさせてあげてください。

販売価格や販売場所は?

流通量も比較的多いため、アクアリウム専門店やインターネット通販などで苦労せずに入手できます。

中には成長してしまい飼いきれなくなった方が、飼い主を探している場合もありますので、里親募集の掲示板などで無料で引き取ることもできるでしょう。この場合、幼魚ということはほぼ無いと思われますので、すぐに成魚の飼育を始めたい方向きとなっています。

販売価格はだいたい3000円くらいですので割と安価ですが、野生の個体ですと3〜4万円することも多いです。初めて飼育するのであれば、価格の低い繁殖の方が良いでしょう。

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飼育する際の注意点は?

オスカーは慣れると餌を直接口でキャッチしたり、水槽の近くを通ると近寄ってくるなどしてくれるためペットフィッシュと呼ばれていますが、このような仕草を見せてくれるのは単独飼育をしている場合がほとんどです。

また、野生個体よりも繁殖個体の方が懐きやすいので、このような飼育を望んでいるのであれば、繁殖個体で単独飼育をオススメします。

ちなみに混泳させている場合は、飼い主に対して挑発的な行動をする個体が多いようです。このようなことも目安にして、どのように飼育していきたいのかを考えてから購入してみてはいかがでしょうか。

まとめ

オスカー 飼育



実はオスカーは安価で売られているため、安易に購入してしまい大きくなった個体が飼いきれなくなって、ペットショップなどへの引き取り依頼も少なくないようです。その他にも川へ放流されており、問題となっています。

飼育するに当たり、成長して大きくなることも想定し、飼い続けることができるかどうか考えてみることも必要です。どんなに飼育が簡単でも、体が大きいというだけで手間はかかりますので、メリットだけでなくデメリットも理解した上で飼育を開始してくださいね。

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