日本産のカブトガニは天然記念物に指定されていますので、飼育することはできませんが、外国産のカブトガニは飼育は可能で、しかも割と販売数も多いです。

そのため、販売されているのを見たことがある、なんて人も多いのではないでしょうか。

その際に興味を持ったり、もともと古代生物に憧れていたりと、飼育の動機はさまざまですが、飼育するなら適切に行う必要があります。

そこで、普通の魚とはちょっと違うカブトガニの飼育方法をご紹介いたしますので、参考にしてみてください。

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どんな生き物?

カブトガニは主に河口付近や海の浅瀬に生息しており、淡水、汽水、海水などの変化に対応することができる生き物です。しかし、飼育においては淡水よりも海水の方が安定するようです。

アメリカや東南アジアなど、各国に生息しているカブトガニは日本国内でも主に九州地方や瀬戸内海などで生息しています。しかし、日本に生息しているカブトガニは国の天然記念物に指定されているため、採取や飼育禁止されています。

2億年ほど前から生息している古代動物であるカブトガニは、全長70cmほどまで成長し、寿命は約25年となっています。兜のような殻に覆われているため、外敵からの攻撃に非常に強い印象ですが、実は内側は柔らかいという弱点もあります。

目はほとんど見えず、餌を探すことができないため、たくさん動き回ることで捕食できる生き物を探し出しているようです。

飼育方法や必要なものは?

カブトガニは大抵、3〜7cmくらいのサイズの個体が販売されているので、まずは60cm水槽であれば問題なく飼育できるでしょう。

魚などを飼育する際は最大サイズを想定して水槽を用意するのが一般的ですが、カブトガニは成長がゆっくりなので、すぐに窮屈になるようなことはありません。

単独でしたら、さらに小さな水槽でも飼育は可能ですが、ある程度広さがある方がゆったりとストレスを感じにくくなりますので、60cmくらいがちょうどいいかと思います。

ただし、最大サイズは70cmほどまで成長しますので、100cm以上の水槽がいずれ必要になります。その点も理解した上で飼育していきましょう。

水槽内には必ず3〜4cmくらい、潜れる程度に目の細かいサンゴ砂などを敷いてあげましょう。カブトガニが潜りにくい荒い粒の底砂は避けてください。身を隠せないとストレスになるので、個体の大きさに合わせて深さを調節してあげてください。

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具体的な餌や与える頻度は?

カブトガニ 水質



カブトガニは主にゴカイやアサリなどを捕食しているので、飼育下においても同じように行なってあげても良いのですが、貝類は食べる際に内容物が出てしまい水を汚してしまうため、頻繁に与えると水換えが大変になります。

その他に食べるものとしてはイカで、これは水槽を汚すこともないため非常に便利です。一回に与える量を小分けにして冷凍しておけば、長期保存もできます。できれば、貝類とイカを組み合わせて給餌するとより良いです。

カブトガニはお腹いっぱいになると食べるのをやめるので、餌の量は与えながら見極めていきましょう。また、頻度は成体の場合は3日に1回のペースなので、成長期であればそれより少し頻度を短くしてあげると良いかと思います。

販売価格や販売場所は?

流通量は割と多いため、アクアリウム専門店やインターネット通販で苦労せずに入手することができるでしょう。価格も安価で、大体1500円ほどで購入できますが、安易に複数匹購入するのは控えた方が良いでしょう。

というのも、カブトガニは大きく成長しますので、最大サイズになったときに飼育が難しくなってしまうことも考えられます。何匹お迎えするか良く考えて、飼育していける数を購入しましょう。

適切な水質や水温は?

カブトガニは淡水からの海水で成長の過程で移動しつつ生活するため、淡水水槽で飼育できない訳ではありません。しかし、飼育下においては淡水だと死亡率が上がるため、海水で飼育した方が安定します。

水温は25〜28℃の間で一定に保てるように、水槽用のヒーターやクーラーを使用しましょう。温度が下がり過ぎると、動きが悪くなったり、餌をあまり食べなくなるので注意してください。

また、水質は弱アルカリ性が適しているので、底砂や薬剤などで調整し、こちらも変化させないように一定に保つようにしてください。

水質は排泄物や、食べ残しの餌などで汚染されるため、ろ過装置を設置して水質を安定させましょう。水槽のスペースに余裕があれば、ライブロックを入れると浄化作用により水質が悪化しにくくなるのでオススメです。

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飼育する際の注意点は?

カブトガニは約1年に1回のペースで脱皮を行い体を成長させていきます。脱皮直後は体が柔らかく、とてもデリケートですので、ぶつけるなどの強い衝撃を与えないようにしてください。

水槽内に複数匹のカブトガニがいたりと、設置物が多いとぶつかりやすいので要注意です。水槽はなるべくゆったりできる大きめのサイズを 選んでください。

また、魚との混泳も控え単独飼育、もしくは同種同士で混泳させるだけに留めておきましょう。

まとめ

カブトガニ 飼育 水質



複雑そうなカブトガニの飼育ですが、意外にも簡単ですので、興味があるならば是非飼育してみてください。特に手のひらサイズのカブトガニはとても可愛いですので、鑑賞するのも楽しいでしょう。

ただし、ゆっくりではありますが必ず大きくなりますので、その点も理解したうえで飼育を始めていってくださいね。

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