オオトカゲと言えば、誰もがご存知のコモドドラゴンは知名度が高いですよね。

その迫力満点な容姿には恐怖さえも感じてしまいますが・・・。

ところで、1997年と最近になって新種記載されたオオトカゲの仲間でコガネオオトカゲをご存知の方はおりますか?

こちらは、オオトカゲ科の種としては比較的おとなしい事からペットとしても人気が高いようです。

しかし、以前は流通量も少なかったこともあり情報量も薄い為、その飼育方法や販売価格などが気になるところです。

今回は、そんなコガネオオトカゲの飼育方法や販売価格、寿命について解説したいと思います。

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目次

コガネオオトカゲはおとなしい?

オオトカゲの種類は多く、約27種類ほどいると言われており、体色や特性、性格、性質もそれぞれ異なるようです。

中でもコガネオオトカゲは、成長に伴い頭部から全身にかけて黒を基調に黄色い斑点が鮮やかな事から別名をイエロー(ゴールデン)ヘッドモニターとも呼ばれており、性格的にもオオトカゲにしては温和で人にも慣れやすい事から飼育する人も多いようです。

飼育方法や必要なものは?

飼育方法はオオトカゲに準じますが、コガネオオトカゲの全長は平均90cm程と言われており最大では120cmにも成長する為、ゲージを選ぶときは底面積を重視した大型のゲージが必要になります。

飼育する際に必要なものは以下の通りです。

・ゲージ

底面積:150cm×80cm規格以上大きな物を用意します。

幼体は樹上棲の生活が多い為、立体生活ができるような高さも必要です。

また、高温多湿の環境を好む生き物ですが、湿気がこもりすぎるとカビが発生することから通気性のある物が良いでしょう。

・床材

飼育下ではよく床材に潜る事から、新聞紙よりも保湿力のあるヤシ土などを厚めに敷いてあげましょう。

・温度

ゲージ全体を26℃前後に保つようにヒーターの設置は大切です。

また、温度勾配を作り、ホットスポットは40℃~50℃に設定します。

くる病予防にビタミンD3を作る為、紫外線ライトなども必要ですが、無ければときどき直射日光で日光浴をさせても十分です。

・水入れ

脱皮不全を予防する為にも全身が浸かれるような大きめの物を用意します。


これらの他には、幼体は樹上棲であり成体は主に地上棲になる為、流木やシェルターなども用意すると良いようです。

また、運動量の多い種類になる為、複雑なレイアウトや設備は適さない事から出来る限りシンプルな環境作りが最適と言えます。

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具体的な餌や与える頻度は?

コガネオオトカゲの餌は、基本的に動物食であり特に幼体のうちは成長期である為、タンパク質が必要です。

その為、昆虫や小型哺乳類などの動物性たんぱく質を多く与えます。

また、成体になると動物性以外に野菜や果物などの植物性を多く摂るようになります。飼育下では一般に冷凍マウスや冷凍コオロギなどを35℃~40℃位に温めてから与えるようにします。

その他には、カルシウム剤のサプリメントを餌にかけて与えます。

運動量の多いコガネオオトカゲの給餌頻度は、幼体のうちは回数を多くして、一日一回にこだわらず食べるときは2回くらい与えるようにします。

しかし成体になった場合は、幼体よりも動きが鈍くなる為、肥満に注意しなければなりません。その為、給餌頻度は3日に1度位のペースで動物食は減らし、野菜や果物を多めに与えるようにします。

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販売価格や販売場所は?

コガネオオトカゲ 飼育



コガネオオトカゲは、オオトカゲの中でも最近になって新種記載された生き物である為、以前は流通に変動があり価格的にも不安定でした。

しかし性格がオオトカゲにしては温厚で人にも慣れることから人気があり、近年では幼体が多く流通するようになり、価格的にも安定するようになりました。

そんなコガネオオトカゲの販売価格は、勿論大きさや種類などでも違いがありますが、平均的相場は5万円~15万円位とされています。

また、販売場所は一般のペットショップなどでは取り扱うことが少ない為、爬虫類専門店やカメレオンなどを扱っているショップに問い合わせる事が良いようです。

平均寿命や病気になったときの対策は?

飼育下でのコガネオオトカゲの寿命は10年位とされていますが、オオトカゲの野生種の平均寿命は約20年と言われています。

その為、飼育環境次第ではもっと長く生きられるものと思われます。

死因の多くは、湿度管理の悪さや水質の悪化などによる病気、又は餌の与え過ぎによる肥満などが原因になっています。

日頃の飼育管理が如何に大切であるかが分かりますよね。

特にコガネオオトカゲは高温多湿の環境を好むため温度設定は26℃前後、湿度はだいたい60%~70%が好ましく、カビが生えない程度に管理することが大切です。

また、成体になると幼体ほど活発ではない為、餌は動物食よりも野菜や果物を多く与え、与える回数も3日に一回と少なくすることが肥満予防に繋がります。

更には、事前にエキゾチックアニマル対応の動物病院を予め調べておくことが大切であり、病気の早期発見のためにも定期的な健診を行うようにしましょう。

飼育する際の注意点は?

近年では生後間もない全身30cmの幼体が流通しており、価格的にも手ごろである事から飼育を始めるマニアも増えています。

しかし、コガネオオトカゲは最大120cmにも成長する為、用意するケージなどは大きめの物が必要になります。

小さいからと侮らず、成長するものと考えて飼育することが大切です。

また、爬虫類の多くはサルモネラ菌などの細菌類に感染している事がある為、ハンドリングやお世話をした場合は必ず石鹸などで手を洗うようにしましょう。

更に、水入れの水はトイレや排水口に捨てる事が大切です。


呼ぶと来る可愛いトカゲちゃん

まとめ

コガネオオトカゲ 飼育



コガネオオトカゲは、オオトカゲの中でも最近新種記載された生き物である為、流通量も少なく価格も不安定でした。

しかし近年では、オオトカゲの中でも珍しく大人しい性質であり幼体から飼育することで人にも慣れやすい為、人気も高まり、平均価格相場が5万円~15万円位で取引される幼体が多く流通されるようになりました。

飼育する際は、幼体の大きさは約30cmと小さ目ですが、最大120cmにも成長することから、飼育用のケージは大きめの物を用意することが大切です。

小さなケージではコガネオオトカゲにストレスを与えてしまい病気を招く原因にもなる為、小さいからと侮らず成長した後の事を考えて飼育環境を作ることが重要になります。

以上、コガネオオトカゲの飼育方法や販売価格、寿命についての解説でした。

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