カブトムシやクワガタと並んで人気があるのがカナブンですが、中にはコガネムシと呼んでいる人もいるほど見分けはつかないようです。

また、緑色や青色に輝く種類もいる事から、出来ればカブトムシやクワガタと同じように飼育してみたいと考えている人も多いようです。

今回は、そんなカナブンの飼育方法や餌・種類について解説したいと思います。

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目次

種類は?

カナブンは、コウチュウ目・コガネムシ科・ハナムグリ亜科に属する昆虫であり、やや大型のハナムグリの一種になりますが、違った外見でもカナブンとよく似ている近縁種も多く、またコガネムシ科全般の金属光のある通称アオドウガネやドウガネブイブイのようなコガネムシと間違える事もあります。

その近縁種の種類は以下のようなものです。

・アオカナブン・・・カナブンよりも金属光が強い

・クロカナブン・・・黒い色をしており光沢が強い

・サキシマアオカナブン・・・石垣島と西表島に分布します

・チャイロカナブン・・・先島諸島に分布します

また、カナブンの種類は全世界で3万種もいると言われており、そのうちの36種ほどは日本で生息しているとされています。

飼育するのに必要な物は?

カナブン 飼育方法



カナブンの本来の色は茶褐色で光沢のある姿ですが種類によっては青や緑、又はその中間色と言った個体もある事から興味を抱く人も多いようです。

そんなカナブンを飼育する場合は、ほとんどカブトムシと同じ要領で飼育します。

その必要な物は以下のようなものになります。

・クリーンケースM

カナブンの成虫は大量に産卵する為、少し大きめのケースを用意します。

・完熟マット・黒土マット

腐食質を好むため市販の発酵マットがあれば簡単に産卵、繁殖しましす。

・餌

昆虫ゼリーや果物を食べます。


カナブンの食事シーン

・木片など

樹皮や木片などを入れると隠れる事も出来ますし環境に近い状態である為、カナブンも安心できます。

あとは霧吹きなどあるとよいです。

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飼育方法は?

飼育方法は、ほとんどカブトムシと同じ方法ですが、捕まえたカナブンがコガネムシでないかどうかを確認することが大切です。

良く間違われるコガネムシは、畑などの農作物の葉を食べ幼虫は植物の根を食べるため、カナブンとは全く環境が違うため注意が必要です。

温度は20度から25度でときどき乾燥しないように霧吹きで湿り気を与えると良いでしょう。

そして、カナブンは転倒すると弱ってしまうため転倒防止材などを入れておけば後は大丈夫です。

また、餌に関しては、成虫は樹液や花粉を餌としており、幼虫は腐植土などを食べて生長する為、飼育する場合は昆虫ゼリーや樹液ゼリーなどを入れてあげると良いようです。

捕まえ方は?

カナブンもカブトムシやクワガタのようにクヌギやナラ、ヤナギの樹液に集まっている事が多く、飛翔性が高い事から明かりにつられて時折平地でも見る事はあります。

動きが素早く、カブトムシのように上羽根を全開にしなくても少し浮かせて下羽根を羽ばたかせることが出来るので飛び立つ事も早い為、捕まえる事が難しいと言われています。

その為、樹液に集まり食べている所を網などで捕獲するのが一番良いようです。

活動する時期は6月上旬~7月中旬がベストシーズンであり、朝方から昼間にかけて一番活動がみられるためこの時間帯に見に行くと良いでしょう。

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飼育する際の注意点は?

種類は多く、また同じように見えても棲む環境や餌の全く違うコガネムシだったと言うこともある為、飼育する場合は良く確認することが大切です。

コガネムシは全体に角がありますが、コガネムシでもあるアオドウガネなどは全体に丸い形をしているので良く観ると見分けがつきます。

その他には、コガネムシは日本の気候に合っている為、常温でも大丈夫ですが、20度~25度くらいの温度が最も良いとされています。

また、飼育マットなどの水分が多すぎると産卵しない事もある為、水分は湿らせる程度に抑える事が大切です。

幼虫が確認された場合は、餌不足を防ぐためにも時々マットを替える必要があります。後は、愛情をかけて育てれば大丈夫ですよ!

まとめ

カナブン 飼育方法



カナブンは、種類も多いですが光沢のある緑や青、又はその両方の掛け合わなどもありとても綺麗な昆虫である事から人気も高いようです。

しかし、カナブンと似た感じで通称コガネムシの名前で知られている種類もいますが、これはカナブンとは違い農家の害虫として扱われているものです。

また、成虫の食べる物や幼虫の食べる物又は動きも全く違うため、飼育するときはよく確認してから飼うようにすることが大切です。

以上、カナブンの飼育方法・餌・種類についての解説でした。

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