皆さんは「ツユムシ」と言う昆虫をご存知でしょうか?

正直、名前だけは知っているけどそれぐらいでよくわからない、って言う方も多いのではないでしょうか。

他に、見た事はあるけど名前は出てこない、「あー、あれあれ」って感じで「あれ」扱いされる事が多い可哀そうな昆虫です(凄く偏った、個人的な意見ですが)。

子供の頃、虫かご携えて虫取りに行った時に捕まえたいメジャーな種と言えば、バッタやカマキリが挙げられるのではないでしょうか。
私の子供の頃はそうでした。

そんな時にこのツユムシもよく見掛け、バッタかと思い捕まえるのですが、バッタでないと分かればすぐリリースされる哀しき種でした。

個人の偏った意見が満載なので異論もあるかと思いますが、今回はそんな「ツユムシ」にスポットを当ててみたいと思います。

では下記より、ツユムシに関しての飼育方法やその他諸々に関してご紹介していきましょう。

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目次

生態は?

ではまずツユムシの生態から見ていきましょう。

ツユムシとはバッタ目キリギリス科ツユムシ属に分類される昆虫です。体長は約30㎜~40㎜程で、ライトグリーンの様な体色をしており全体的に少しシュッとしたシルエットをしています。

ほぼ日本全域で見る事が出来、都市部でも河川敷等に行けばよく見る事が出来るのでは無いでしょうか。成虫を見られるシーズンは概ね6月~11月頃に見る事が出来ます。

日中はよく葉っぱの上でジッとしている事が多いです。

ちなみに「ツユムシ」と言う名前の由来ですが、見た目が弱々しく見える事(葉につく露を飲んで生きているから華奢だろうと言う解釈みたいです)から、その名前が付いたと言われています。

まあ確かに、脚も細長く先程も言ったように全体のシルエットもシュッとしているので華奢っぽいと言えば華奢っぽいですが、ツユムシからしたら散々な命名のされようですよね。

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どんな鳴き声?入手方法は?

ツユムシの鳴き声に関してですが、よく本や図鑑等で表記されているツユムシの鳴き声としては「プツン」や「ピッ・ピッ・ピチ」と表されたりするのですが、私には「ピジィー」に聞こえます。

正直、ツユムシの鳴き声を文字で再現するのは難しく、人によっては「何を言っているんだ」と思う方もいるかも知れませんが、そこはご愛敬としてお許し下さい。

余りにも皆さんが聞こえている鳴き声とかけ離れている場合は耳鼻科に行きますんで。。。

それはそうと、ツユムシの入手方法は皆さんご存知ですか?

私が知らないだけかも知れませんが、販売している店舗は見た事が無いです。

また、ネット販売されているのも見た事がありません。

入手したいのであれば、童心に返る心と虫かごを携え、近場の河川敷に夏頃に行けば捕まえる事が可能でしょう。


ツユムシの鳴き声

飼育方法や必要なものは?

ツユムシ 飼育



皆さんが近場の河川敷等で虫取り網を振りかざしツユムシを捕まえたと仮定しましょう。その捕まえたツユムシを飼育していくのはどうすればいいのか?

飼育方法を飼育に関わる必要な物と併せてご紹介しましょう。正直、用意する物も少ないですし飼育方法も難しくありませんよ。

①プラケース

虫かごでも大丈夫ですし、プラケースでも問題ありません。

だいたい30㎝程度の大きさを目安に用意しましょう。

②餌入れ用の小瓶

読んで字の如く、餌となる葉を入れる為の瓶を入れましょう。

薬が入っている様な小瓶で大丈夫です。

③餌

餌は勿論必要ですよね。

詳細は下記項目でご紹介します。



以上がツユムシを飼育する際に必要になる物です。
特に難しい事は無いし、揃える物も少ないですよね?

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具体的な餌や与える頻度は?

ではではツユムシの餌に関してご紹介しましょう。

まずツユムシの食性に関してですが、ツユムシは草食性です。

従いまして、与える餌としてはヨモギやオオバコ、ツユクサ、タンポポの葉を与えるとよく食べます。葉以外では野菜もよく食べ、白菜等を食べますよ。

与える頻度に関しては特に気にせず、1週間程度で交換する感覚で問題無いです。

平均的な寿命は?

ツユムシの平均的な寿命に関してですが、平均的と言うよりか大抵の寿命はワンシーズン程度です。

成虫になってからの寿命で言えば約三ヶ月ちょっと程度です。

幼虫期間からカウントすると半年まではいかないものの、4~5ヶ月くらいが平均的な寿命になってきます。

冬を越す種は殆ど居ないでしょう。

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ツユムシの仲間にはどんなものがいる?

ここからはツユムシの仲間についてご紹介しましょう。
ツユムシ科の中で他の種類を記載していきます。

①アシグロツユムシ

脚と背中部分が褐色なのでその部分でツユムシのの見分けがつきます。

全体的なサイズ感もツユムシとそんなに変わらないです。

②セスジツユムシ

名前の通り背中に茶褐色系の筋が入っています。

中には全身褐色の個体も存在しています。



以上がツユムシ科の中でのツユムシの仲間になります。

それぞれ、全体的なサイズ感等似ていますが、セスジツユムシが若干大きいかも知れません。

飼育する際の注意点は?

ツユムシの飼育時の注意点ですが、一番気を付けなくてはいけないのは脚が細いので取れやすい点です。

無理に掴んで持ち上げたりするとその拍子に取れてしまう事もあるので注意しましょう。

まとめ

ツユムシ 飼育



ツユムシに関してまとめてみましたが如何でしたでしょうか?

今の時期(1月)だとシーズンを過ぎているのですぐに見る事は出来ませんが、梅雨明け~初夏頃には見る機会があるかも知れませんね。

冒頭でも伝えた様に、昆虫の王道、と言う感じのタイプの昆虫ではありませんが、少し奥ゆかしさを感じる?タイプの昆虫なのかも知れません。

以上、ツユムシの飼育方法や餌、鳴き声について解説でした!


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