秋になると何処からともなく聞こえてくる虫の声には、どこか懐かしさも感じられ、つい聞き入ってしまいます。

また、日本の四季などに感動をおぼえる瞬間でもありますが、同じ鳴く虫の中でカネタタキと言う虫はご存じでしょうか?

多くのバッタ目の昆虫と同じように8月~12月にかけて出現し、コオロギや鈴虫のように可憐な音色を聞かせてくれるようです。

今回は、そんなカネタタキの飼育方法や寿命、鳴き声について解説したいと思います。

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どんな鳴き声?

カネタタキの鳴き声は、「チンチン、チンチン・・・」と雅楽で使われる打楽器の鉦鼓と言われる鉦を叩く音に似ており、それが名前の由来にもなっています。

体長9mm~15mmと小さな虫である為、葉の裏や隙間などの人目のつかない所に潜んで鳴くため、声はすれども姿は見えずと言う感じです。

その為、昔はミノムシが鳴いていたと考えられていたほどです。

また、鳴くのは雄のみでウロコ状の小さな前羽を擦り合わせて鳴き、雄同士が接近状態になると鳴き声は変わり、「チルル、チルル、チルルル・・・」と争い鳴きに変化します。

尚、メスにはその前羽がない為、鳴きません。


カネタタキの鳴き声

入手方法は?

大変小さな昆虫であり、見つけたとしても逃げるのが早い為、入手することは至難の業でもあります。

中には、餌を入れたケースを声の聞こえる場所に置いておくと入っている場合もあるようですが、この場合、カネタタキ以外の昆虫も入る可能性もある為、なかなか難しいようです。

その為、ネットなどでも販売されている事から、そちらから購入するのが早いと思われます。

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飼育方法や必要なものは?

カネタタキは、生態から考えると樹上性の昆虫である為、ケースの中には土は必要なく新聞紙や広葉樹などの葉を入れておくだけで十分です。

また、小さな虫である為、普通の飼育ケースでは逃げ出してしまう恐れがある為、注意が必要です。飼育する際に必要な物は以下のようなものです。

・飼育ケース

ケース本体と蓋の間を布やガーゼなどで塞ぐ必要があります。
また、湿気に弱いので通気性は良くします。

・止まり木

カネタタキは樹上性である為、止まり木などは必要です。
また、広葉樹などの葉も入れておきます。

・餌

キュウリやナス等も食べる

・水

水分を切らすと死んでしまう事が多い為、切らさず入れておきます。

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具体的な餌や与える頻度は?

カネタタキ 飼育



バッタ目の昆虫と同じようにキュウリやナスなどの野菜類も食べますが、野生種では小型の昆虫死骸や若葉などを食べているようです。

また、飼育下では成虫、幼虫共にハチミツなどの糖分を含む液体や観賞用のペレット、砕いたドッグフードなどでも良く食べると言われているため、野菜の他に鰹節を砕いたものを与えても良いでしょう。

水分は野菜から摂っている為、特に必要性がないように思えますが、水分の多いきゅうりは腐りやすい為、別に水を用意することも必要です。
特に水分を切らすと死んでしまう事が多いと言われる事から水切れには注意が必要です。

与える頻度は、暑い日は餌も腐りやすい事から2日に1回位で取り替えるのが良く、その他はだいたい3日に1回のペースで与えて十分です。

平均的な寿命は?

カネタタキも多くのバッタ目の昆虫と同じで約8か月と言われており、晩秋には短い寿命を終えると言われていますが、飼育環境によっては1月~2月まで生存させる事は可能です。

特に湿気に弱く寿命を縮める原因にもなる為、飼育する場合は通気性を良くして餌と共に水も用意してあげるだけでも寿命は延びると思われます。

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飼育する際の注意点は?

バッタ目の昆虫の中でも特に小さい事から、脱走すると捕まえる事が難しい為、ケースの周りをガーゼや薄い布で覆うか、ケースと蓋の隙間は塞ぐことが大切になります。

また、餌や水分が不足すると死んでしまうため、特に水分は切らさず与えるようにします。

更には、湿気が多すぎると弱ってしまう事から通気性の良い環境で飼育することがベストのようです。

まとめ

カネタタキ 飼育



カネタタキは、8月~12月にかけて出現するバッタ目・コオロギ上科・カネタタキ科の昆虫であり、名前のごとく鳴き声は「チンチン・・・」と雅楽で使われる打楽器の鉦鼓と言われる鉦を叩く音に似ているとされています。

鳴くのは雄だけでウロコ状の小さな前羽を擦り合わせて鳴き、野生下では1月~2月ごろまで鳴き声を聞くことが出来るようです。

日本では、本州、四国、九州、南西諸島に分布しており、南西諸島では通年発生しているようです。
夜行性ですが昼夜問わず鳴き、葉の裏側や隙間などに潜む事から声はするが姿は見えない事から入手することは難しい為、飼育する際はネットなどでも販売しているので、そちらの方が早く入手できそうです。

飼育する際は餌や水を切らさず通気性の良い飼育環境で飼うと、寿命8か月とされている以上に延びる可能性もある為、出来るだけ長く音色が聴けるように飼育環境を整えてあげましょう。

以上、カネタタキの飼育方法や寿命、鳴き声についての解説でした。

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