皆さんは、ウミシダと言う名前を聞いたことがありますか?

シダと名が付く以上、シダ植物の仲間?・・・と考えるのが一般的ですが実は植物ではなく海の動物に部類されており、種類的には棘皮動物の仲間になります。

棘皮動物であれば人を刺すと言うイメージがありますが、実際のところはどうなのでしょう・・・

また、簡単に飼育することが出来るのでしょうか・・・?

気になるところです!

今回は、そんなウミシダの飼育方法や販売価格、種類について解説したいと思います。

スポンサーリンク

何種類くらいいる?

ウミシダ類はウミシダ目に属していますが、大半はウミユリ鋼の現生種に含まれます。

その中でも茎を持つものがウミユリ類であり、成長過程において茎を失ったものがウミシダ類になり場合によっては移動も可能です。

また、世界には約550種、日本近海でも約100種ほど存在すると言われており、2亜目、14科ほどに分類され、赤や黄色、オレンジと様々なカラーをした種類も確認されています。

ウミシダの名前の由来は、姿が陸上植物のシダに似ていることからとされており、種類的には、最も原始的な生き物の部類で、ナマコ、ヒトデ、ウニなどと同じ棘皮動物の種類になります。

飼育方法や必要なものは?

ウミシダは主に黒ベースに縁が黄色味を帯びた物や、カラフルなカラーをしたものまで様々な種類が存在する為、その姿の美しさから水族館でも観賞用に飼育している所もあります。

しかし、ウミシダは水質に敏感な種類である為、一般の水槽で飼育することは難しいとされていますが、もし飼育を試みたいと言う場合は以下のような物が必要になります。

・大きめの水槽

ウミシダは岩やサンゴなどに掴まっている事が多く、場合によっては水中を泳いで移動することもある為、岩組したレイアウトができるほどの大きな水槽が必要です。

特にリフジウム水槽を使うと適度な水流と豊富な餌が確保できるのでお薦めできます。

・海水とフィルター

海の生き物なので海水が必要であり、水の流れなども作る必要があります。

また、餌などで水質が汚濁する為、フィルター、又は濾過装置を使い水質管理を行う事が大切です。

・温度計

水温は20℃~23℃を保つように常に注意します。

・餌

ウミシダを飼育した場合、餌は冷凍のコペポータ―などを与えても十分ですが、食性は懸濁物食であり、海中の有機物粒子や微生物の死骸などのデトリトゥスと共に海中の浮遊物であるプランクトンを好み、海底の岩やサンゴなどの上にしがみつきながら腕を使って集めて食べています。

スポンサーリンク

具体的な餌や与える頻度は?

ウミシダの飼育で一番問題になるのが餌であり、出来る限り自然に近い環境で育てる事が長く飼育できる秘訣のようです。

しかし、一般の家庭ではそこまで設備を完全に整える事は難しく、水族館でも飼育が1年続けば成功と言われるほど難しいようです。

自然界では主に懸濁物食になり、微生物の死骸や有機物などの破片、魚の廃棄物などの粒子、又は海中を浮遊するプランクトンなどを集めて食べている為、液体のサンゴフードや採取したプランクトンと人工飼料を週1回ずつ与えると良いと言われています。

また、それだけでは足りない為、コぺポーターとCom2を混ぜた餌を2日に1回与えます。

エサが合わない、又は水質環境が良くないと言う場合は、腕がどんどん小さくなりいつの間にか姿が消えてしまう為、毎日注意深く観察する事が必要ですね。

スポンサーリンク

販売価格や販売場所は?

ウミシダ 飼育



ウミシダは、熱帯魚ショップや海水魚ショップなどで扱う事が多く、販売価格は大きさやカラーなどでも違いがありますが、平均的には1000円前後位で販売されており、高くても5000円以内で入手できるようです。

ただ、飼育が難しい為、扱っているショップもまちまちなので購入前に一度問い合わせてから出かけるようにしましょう。

ウミシダは刺してくる?

ウミシダは他の生き物に襲われたり刺激を与えられると自分の腕を自切して逃げるため、毒性も無ければ攻撃性もないと思われます。

しかし、ウミシダの種類は多く日本だけでなく世界中にも存在しており、ウニやヒトデ、などと同じ棘皮動物である為、中には刺す種類もいるかもしれませんね。

その為、得体の知れない生き物にはむやみに触れない事が大切です。


ウミシダの遊泳の様子

ウミシダは食べれる?

海の海藻にも見えるウミシダは、得てして食べられそうなイメージがありますが、植物ではなくウニやヒトデなどと同じ棘皮動物であり、勿論、図鑑や料理本などにも記されていない為、食べられると言う保証はできません。

スポンサーリンク

飼育する際の注意点は?

ウミシダは、人間が触れたり他の生き物に襲われると身を守る為に自ら腕を切る(自切)習性があり、全ての腕がとれてしまうと死んでしまうため、ウミシダの捕獲には注意が必要です。

また、水槽内で飼育する場合は他の魚と一緒にする事は避けた方がよく、餌や水質管理をしっかり行う事が寿命を延ばす秘訣にもなります。

まとめ

ウミシダ 飼育



ウミシダは一見、昆布やワカメのようなシダの海藻に似ている事から植物と間違いやすいですが、棘皮動物門ウミユリ鋼ウミシダ目に属する動物であり、ナマコやヒトデ、ウニと同じ最も原始的なグループに入る現生の生き物である事から、生きている化石とも言われています。

また、大きく広げた沢山の腕を動かして浮遊し、プランクトンやデトリタスを餌として生きている為、飼育した場合は餌や水質の管理が難しい為、水族館でも長期飼育は難しいとされています。

販売価格はそれほど高い物ではありませんが、動物の進化過程を明らかにするうえでも重要な生き物である為、無理に捕獲して寿命を縮めてしまうよりも見つけた場所で静かに見守ることも大切であると言えます。

以上、ウミシダの飼育方法や販売価格、種類についての解説でした。

関連記事
イソギンチャクの飼育方法・販売価格・餌について解説
ウニの飼育方法・餌・寿命について解説

スポンサーリンク