皆さんはコガネムシと言う昆虫をご存じでしょうか?

漢字で表記すると「黄金虫」、つまり金に纏わる虫ともとれ「コガネムシは金持ちだ~♪」と言う童謡は多くの方がご存じかと思います。


その由来にはゴキブリ説やタマムシ説など諸説いろいろあり、メタリック的な光沢色を持つコガネムシに因んだものと思われますが、残念ながらゴキブリ説を唱える人が多いようです。

コガネムシの体色は様々に富んでおり、代表的な色では奇麗な緑色をしたものや茶褐色又は黒と多くはメタリック的な輝きをもっているのが特徴で、中にはタマムシのように虹色に光り輝く種類もおり、飛ぶ宝石とも言われています。


そんな事から黄金虫の童謡にはこちらの方がふさわしく、タマムシ説を信じている方がロマンも感じられると言うものですよね。

今回は、そんなコガネムシは茶色や黒色・虹色もいる?鳴き声や仲間などについて解説したいと思います。

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コガネムシの生態

コガネムシは、甲虫目コガネムシ科の昆虫に分類され、体色は緑系淡色か緑地赤茶の光沢色が多い事が特徴的です。

体長は17mm~23mm程度と大きくないですが、カブトムシやクワガタのように甲虫の仲間である為、体が重くあまり遠くへは飛べないようです。


主に春から初夏にかけて羽化し、夏になると土中に卵を産みます。

食性は、成虫になると広葉樹や果樹などの葉を好み、幼虫は土中で植物の根を食べて生長します。

そのどちらも食欲旺盛である為、樹や農作物の枯死の原因にもなり害虫として扱われる事が多いです。

コガネムシの仲間

コガネムシ 茶 黒 虹色 幼虫 鳴き声 仲間



コガネムシは、全世界に約1万7000種いる中で日本には300種ものコガネムシが分布しており、そのうちダイコクコガネなどの糞食性のある糞虫が全体の3分の1を占めるとされています。

その他には、カブトムシやコフキコガネ、スジコガネ、ハナムグリなどの植物の葉や花、又は樹液などを食べる植食性とに分けられます。

また、コガネムシはメタリック的で奇麗な緑色をしている事が代表格になりますが、他にも茶色や黒、又は虹色と様々にあります。

(1) 茶色

コガネムシ科で茶色をした種類と言えば、チャイロコガネムシとアオウスチャコガネムシになります。

・チャイロコガネムシ

9月~12月に見られ本州から四国、九州のクヌギやコナラ、広葉樹の葉を食べます。

・アオウスチャコガネムシ

薄っすらと青みがかった茶色をしています。


また、その他にはコフキコガネムシも体表に淡褐色の毛が生えている事から茶色に見える事もあるようです。

コフキコガネ亜科に分類され、6月~8月に見られます。

体長が25~31mmとやや大型になり黄色と茶色が混じった色です。

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(2) 黒

コガネムシの種類には黒く光沢を持つものもおり、ドウガネブイブイなどは青銅や緑青銅色をしています。

同じコガネムシ科ではカブトムシも同じ仲間になり黒い色をしています。

・クロコガネ

コフキコガネ亜科に分類されるコガネムシであり、大きさは17~22mmで4月~8月に見られます。

・ヒメコガネムシ

全体的に黒い色をしており大きさは13~16mm程度と小型で、マメ科の植物やクリの葉を食べます。

・ゴホンダイコクコガネムシ

黒褐色から黒色で光沢が強く動物の糞に多く集まります。

・コブマルエンマコガネムシ

5月~10月に見られ、やや光沢のある黒から黒褐色をしています。

林や草地にかけて広く分布し時には市街地でも見かける事があります。

動物の糞や死骸に集まります。

(3)虹色

コガネムシはメタリック的な光沢を持つ種類が多いですが、中には光の当たり具合で微妙な色彩を放つ種類もおり、特に海外では美しく光り輝くコガネムシが多く存在します。


中でも中南米に生息するプラチナコガネは、全部で100種ほど確認されており、色素による色ではなく構造色と言われる光のかんしょうによって色が再現されているようです。

・タマムシ

別名をヤマトタマムシと呼び、童謡に登場する金蔵のモチーフになったのではないかと言われているほど虹を思わせるような縦縞模様が美しく光り輝きます。
また、死んでもその色が変わらない為、昔から装飾品として利用される事も多かったようです。

・オオクロコガネムシ

黒褐色から微妙な虹色に光っているが、中には赤みがかった褐色にも見え、桜やナシなどの果樹に集まります。

・ナガニジゴミムシダマシ

大きさは10mm程度で、全体が黒い色をしてますが、虹色の光沢があります。

・ツヤスジコガネ

大きさは15~19mmと中型で金属光沢のある金緑色や銅緑色のような美しい光を放ちます。


このようにコガネムシの種類には様々な体色を持つものが多くいますが、カナブンやコガネムシの代表色は光り輝く緑色をしており、植物の葉を食べる種類は農作物などへの被などから害虫として駆除される事も多いです。

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コガネムシの鳴き声は?

コガネムシやその仲間でもあるカブトムシなどの甲虫は背中をつついたり、捕まえたりすると威嚇行動から鳴くことがあります。

これは、一般の口から声を発して鳴くと言うものではなく、胸部背当たりを擦って音を出すものです。


その音は種類によっても違いがありますが、多くは「ギィー・ギィー」、又は「キィー・キィー」、「シャー・シャー」といった感じに聞こえます。

特にカブトムシなどは興奮した時や求愛行動中に多く見られるようです。

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コガネムシの発生時期

コガネムシの発生時期は種類によっても違いがありますが、だいたいは、5月~11月の間とされておりピークは7月下旬ころになります。

羽化した成虫は果樹や草木などの広葉樹の葉を食べつくし、夏になると土中に卵を産み、幼虫は越冬し土中で植物の根や未熟な有機物などを食べて成長します。


コガネムシの食事の様子♪



特に大量発生した時期は、葉や根などを食い荒らしてしまうため樹が枯れる事もあり、農作物などへの被害も多い事から害虫扱いにもなっています。

まとめ

夜になると街灯の明かりに集まる事が多いコガネムシは、緑色でメタリック的な輝きを放つ為、奇麗な昆虫として見たりしますが、食欲旺盛な事から桜の葉や果樹などの葉が食べつくされてしまい、枯樹の原因にもなってしまいます。


また、幼虫は特に被害をもたらす事が多く、土中で植物の根や有機物などを食べつくしてしまう事から、気づかないうちに農作物や果樹が枯れてしまうため害虫として扱われ駆除される事もあります。


しかし、繁殖率も高いうえ、成虫も幼虫も食欲旺盛である為、駆除することは難しいですが、土中にいる幼虫の内に殺虫剤などをスプレイすると効果があるようです。

お困りの方は、土中から成虫となって這出てくる前に試してみてはいかがでしょうか!


以上、コガネムシは茶色や黒・虹色もいる?鳴き声や仲間についての解説でした。

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