秋になると空を優雅に飛んでいるトンボ。

季節を感じますね。透明な羽は、トンボの歌を思い出します。

捕まえた経験もあると思いますが、トンボの幼虫の名前をご存知ですか?

トンボは、幼虫のころは水中で生活する「ヤゴ」です。

そう、トンボの幼虫はヤゴです。ヤゴが大きくなってトンボになります。水中から空へ・・・トンボは、すごい過程を経て成長するんですね。

では、ヤゴの生態とは?

それにしても、水中生物が成虫になったとたん、空を飛ぶのは本当に変わっているといえます。ヤゴは、幼虫期間が数週間から数年のものがあり、種類によって違います。ヤゴは肉食系の昆虫で、普段は折りたたんでいる下唇を瞬時に伸ばして他の昆虫を捕獲して食べます。

ヤゴもさまざまな種類によって外見が違います。細長いヤゴもいればぷっくりとお腹が丸いヤゴもいます。

ヤゴは、水中生物にしては泳ぎはあまり得意といえません。泳ぐというより歩く感覚です。鰓があり、呼吸をするために水面にでる必要がないのが大きな特徴です。

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目次

ヤゴはどうしたら手にはいる?

では、トンボの幼虫であるヤゴはどこで手にはいるのでしょうか?

ヤゴは、流れに住むヤゴと池や田んぼに住んでいるヤゴがいます。川などでヤゴを捕まえるときは、網などで水深くすくってみましょう。

ヤゴがいるはずです。

ヤゴは、自分の命を守るために川では、色を同色化しています。私たちからは見えにくくなっています。しかも、生命を守るために嚙むことがあります。
捕まえるときは軍手などで嚙まれないように気をつけてください。

時期的には、春から初夏にかけて捕まえに行くことをおすすめします。

ヤゴの飼育に必要なものは?

では、ヤゴの飼育について何が必要でしょうか?

ヤゴは、水槽で飼いましょう。小さい水槽では、川などの環境の再現が難しいのである程度余裕がある大きさをおすすめします。捕まえた環境を再現してあげるために、砂利を敷いて、ヤゴが隠れるための石や水草、枯れ枝などを準備しましょう。

エアレーションで水質をきれいにして維持してあげましょう。清潔な環境が大事なヤゴです。水中の質は重要なので、カルキも抜いてください。カルキ抜きは、水道水を24時間以上汲んで抜いてください。

さらに、清潔を維持するために水槽は掃除しやすいものを選びましょう。もし、悩む時は専門のペットショップで相談しましょう。

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ヤゴの餌は具体的にどんなもの?

ヤゴ 飼育



では、ヤゴのえさにはどんなものがあるのでしょう?

先に述べましたがヤゴは、肉食系の水中生物です。ミミズやアカムシ、ミジンコ、メダカなどを食べます。

しかし、毎日の餌となると、生きたメダカなど捕まえるのが大変です。

ペットショップでは、餌用のアカムシやミミズなどを売っています。しかも、ミミズはミミズでも、大きいと怖がりますので、小さい赤ちゃんサイズのミミズが餌に適しています。

ネットでは、昆虫ゼリーでも大丈夫という情報があります。参考にしてください。

ただ、餌が足りなくなると、共食いを始めます。しっかり餌をあげれるようにしましょう。

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ヤゴの飼育方法は?

ヤゴの飼育方法は、度々お話していますが、川などの環境を再現して飼いましょう。

隠れる場所や羽化するための枝が重要です。

水質も重要で週に1回は、水を変えてください。そのときは、先に述べましたがカルキ抜きをしておいた水を使いましょう。もし、時間がないときはカルキ抜きの液がペットショップに売ってあります。

6月から7月くらいに捕まえたヤゴは、種類によりますが一ヶ月ほどで羽化して成虫になるものもいます。

ただ、水温は25度以上にならないように維持してあげましょう。

さらに、羽化する前は餌の量が減ってきます。羽も黒っぽくなったら、羽化の準備をして上げましょう。

しっかり飼育してあげることでりっぱなトンボが見れるはずです。

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ヤゴを飼育する際の注意点は?

ヤゴの飼育で気をつけるところは、水質と餌、温度です。

どうしても秋に向かうために夏を幼虫ですごします。室内で飼うと、夏は、誰もいないと、部屋の温度が25度以上になる可能性があります。

通気性のいい、直射日光の当たらない場所で育て、かつエアコンが必要です。

さらに、川のきれいなところで住んでいるヤゴです。水槽の掃除はこまめにしてあげましょう。夏はどうしても餌やふんなどで汚れやすく、水質が悪くなりやすいです。そのためにエアレーションは重要です。

砂利や小石も細菌が感染しないようにしっかり洗ってきれいなものを入れてあげましょう。

ヤゴの餌を食べる姿などなかなか見る機会はありません。下唇が出る瞬間を観察するのもヤゴを飼うからこその醍醐味といえます。


ヤゴの飼育動画

まとめ

ヤゴ 飼育



ヤゴは、トンボの幼虫ですが、生態としてはトンボとは思えないくらい興味深いものです。ヤゴの姿は、トンボと違っていかついイメージもあります。しかし、水中から空に舞う生き物は、トンボほどいません。ぜひ、この生態をみて欲しいです。

ヤゴがきれいなトンボに変身するまでの間を楽しんでください。

関連記事イトトンボのヤゴの飼い方・餌についてわかりやすく解説

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