アメフラシはどんな生き物?

アメフラシはウミウシとセットで紹介されることが多く、ウミウシに比べて地味なものが多い印象が強いです。

岩場の多い海岸で比較的発見しやすいアメフラシですが、どんな生物なのか知らない方のほうが多いでしょう。

カタツムリのような海の生き物、アメフラシについて説明したいと思います。


アメフラシという和名は、梅雨の時期に岩場で頻繁に姿をあらわし、また、体を刺激すると紫色や白色、赤色といったような色の液体を出す様子から「アメフラシをいじめると雨が降る」と考えられていたことから由来するという説があります。

ちなみに、刺激した際に出る汁は、紫汁腺という器官から出ており、粘り気のある液体です。

この液体は外敵には煙幕として作用したり、他には不味く感じられるなどの効果があり、液の色は食べているもので変わってきます。

アメフラシは貝類の仲間で、貝殻は退化して無くなっておりますが、もともと貝殻があった名残なのか、背中を触ると硬い部分があるのを確認することができます。

日本のアメフラシの大きさは15~30cmほどですが、外国のものの中には75cmくらいの個体も存在します。

雌雄同体で、2匹入れば繁殖が可能であり、中には何匹も連なって交尾をするなんて様子が確認されたこともあるようです。

海などで見かける黄色く細長い麺のような物体は、実はアメフラシの卵で「ウミソウメン」と呼ばれています。

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アメフラシの飼育方法や必要なものは?

アメフラシの飼育はまだ分かっていない部分も多く、海水のアクアリウムなどに慣れている方でも苦戦してしまう生き物です。

一般的に言われていることは、底砂やライブロックを設置した海水水槽を作り飼育をしてください。

水槽の水は人工的に作った海水よりも、海から汲んできた海水が理想的です。水質維持のためのろ過装置や、水温の調整や維持のためのヒーターやクーラーも必ず設置しましょう。

アメフラシには水流も必要です。流れの強さに注意して水槽内には穏やかな水流を作ってあげて下さい。

たくさん食べ、たくさん排せつするので水質が汚れやすいので、ほかの生物と混泳は非常に難しいです。長生きさせてあげるためにも、水槽はアメフラシ単体のみが好ましいです。

餌となるものは、藻や海藻類です。ワカメやアオサ、青のりなども食べますが、ひじきなどの褐藻はあまり好きではないようです。

海藻は生のものを与えた方が長生きする傾向があり、ワカメなどはスーパーでも購入できるので、天然のものを採集できない場合は、そういったものを与えても良いでしょう。

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アメフラシの生息地や採取方法は?

アメフラシ 飼育



アメフラシは日本近海の沿岸に生息しており、岩の多い磯や潮だまりなどで見つけることができます。捕まえるのも簡単でしょう。

ただ、飼育が非常に難しいので、できれば採取せずにその場で観察した方が良いですね。
採取したとしても乱獲せずに1、2匹程度に留めておきましょう。

アメフラシの購入先や販売価格は?

アメフラシは基本的に販売している所はありません。ペットとしてアメフラシを手元で飼育している人は非常に少ないようなので、販売しても売れないということでしょうか。

一年のなかでも梅雨の時期に多くみられるので、採取するならその時期がオススメです。

採取してくればアメフラシは無料ですが、その他の設備はキチンと揃える必要があるので、気軽に飼うというのは難しいでしょう。

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アメフラシを飼育する際の注意点は?

アメフラシの情報は非常に少ないため、安易に飼育を始めても育て方が分からないので、すぐに死なせてしまうでしょう。

自然界にいれば、天敵には襲われる心配はありますが、水槽内にいるよりは長生きできます。アメフラシのことを考えるなら、飼育しないという選択を選んだ方が良いのではないでしょうか。


アメフラシの観察

まとめ

アメフラシ 飼育



アメフラシは磯場でも姿を確認することが可能ですが、水族館などの触れ合いコーナーなどで見ることもできます。

水槽で飼育するのではなく、こういった施設を利用してアメフラシを観察したり触れ合ったりするだけに留めていた方が良さそうです。

水槽でアメフラシを飼っても長生きさせてあげられるように研究が進み、解明されていくことを願っています。

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