タツノオトシゴはどんな生き物?

タツノオトシゴはカッコいい名前ですが、意外とかわいい姿のギャップも人気です。

水族館などで見られるタツノオトシゴですが、個人でも飼育が可能です。アクアリウムの専門店や海洋生物を扱っているペットショップでも購入できますよ。

海水水槽を作るならタツノオトシゴを入れてみたいと思う方も多いでしょう。タツノオトシゴについて一体どんな生き物なのか、飼育法も含めてご紹介いたします。


世界中で40種類以上の生息が確認されているタツノオトシゴですが、他にも発見されていない種類や、生態に関しても分かっていないことがたくさんあります。

タツノオトシゴは似ている形の動物がいないこともあり、一体何の生き物なのか知らない方も多いですが、実は魚の仲間です。

体の構造は一般的な魚にある背ビレ、腹ビレといったものは無く、泳ぐというより漂っているという感じで頭を上にして浮かんでいます。鱗もなく、体の表面は骨ばってゴツゴツした節のある体をしています。

また、細く進化した尾の部分は、水草に巻きつけたりして流されるのを防ぐ役割があり、口は管のように伸びていて、歯はありません。

タツノオトシゴの生息地は主に熱帯の地域で、あまり泳ぐことができないため、隠れられる場所や流されないように掴まる場所があるサンゴ礁や藻場などに多く生息しています。

環境に合わせて体の色を変える擬態をすることができるタツノオトシゴは、隠れてしまうと探すのが非常に困難という特徴もあります。

基本的に肉食なので、魚卵や、小魚、甲殻類などを食べたり、小型の動物プランクトンも吸い込んで捕食しています。

繁殖に関しては少し面白く、オスがまるで卵を産んでいるかのような行動をするのが非常に特徴的です。

というのも、タツノオトシゴのメスはオスに卵を産み付けます。そしてオスは卵が孵化するまで自分の体の中で育てて、稚魚にまで成長したら体の外に放出するという行動をとります。

この姿はまるで出産しているかのように見えるため「オスが出産している」といわれることもあります。

タツノオトシゴは漢方薬で利用されることもあり、その効能は滋養強壮、鎮痛、精力増強などに効果があるとされています。その他にも、お土産などの観賞用や、安産のお守りになど多くのものに利用されています。

このような理由で、以前は野生のタツノオトシゴを乱獲しており個体数が激減してしまいました。現在では、野生の個体数を残すために、養殖が盛んに行われています。

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タツノオトシゴの飼育方法や必要なものは?

タツノオトシゴは野生の個体と養殖の個体とでは圧倒的に養殖のものが飼育しやすいです。

野生のタツノオトシゴは基本的に生餌しか食べませんし、水質に関しても人工的に作った海水ではなれていないためにストレスが溜まりやすく、長生きできないことが多いです。

養殖したタツノオトシゴでしたら、人工海水にもなれており、餌は人工飼料でも食べてくれるので育てやすいです。なるべく養殖のタツノオトシゴを購入してきた方が良いでしょう。

水槽に入れる海水は、海から汲んできたものを使用しても、人工海水でも飼育は可能です。
人工海水の場合は塩分濃度を2.5~3.2%くらいの濃度に調節したものを使用してください。

塩分濃度を測る比重計というものがペットショップやホームセンターで購入できますので、それを利用して濃度を調節してください。

水槽のサイズは1匹でしたら5リットルくらいの小さな水槽でも飼育は可能です。ただ、小さいものだと水質が悪化しやすいので、できればその倍の10リットル以上の水槽の方が望ましいです。

水温に関しては、種類によって適正温度が変わってきますので、購入したときなど確認してください。

一定の温度を保つために水槽用のヒーターやクーラーは必須になるので、飼育しているタツノオトシゴの好む温度を保つように設定しておきましょう。

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タツノオトシゴの具体的な餌は?

タツノオトシゴ 飼育



タツノオトシゴはイサザアミというエビを好んで食べます。生餌として生きたまま与えるのが一番ですが。冷凍したものも販売していますので、そちらを与えても良いでしょう。

その他には冷凍のホワイトシュリンプリンプなども食べますが、人工飼料も食べるので与えやすいものを食べさせてください。

水槽内に他の魚がいる場合は、その魚の食べ残しも食べるので、バランスを考えて餌を与えるようにしてくださいね。


タツノオトシゴの飼育シーン

タツノオトシゴの平均的な寿命や販売価格は?

種類により値段の差はありますが、大体5000~7000円ほどで購入できます。

安い種類だと3000円くらいで購入できるものもあるので、初めての飼育で不安なようでしたら、まずは安価なタツノオトシゴを飼育してみても良いでしょう。

正確な寿命は分かっていませんが5年くらい生きたものは長生きしたとなるそうです。頑張って長生きさせてあげたいですね。

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タツノオトシゴを飼育する際の注意点は?

タツノオトシゴはとても温厚な性格なので、大抵の海洋生物と一緒に飼育が可能ですが、口のサイズよりも小さい生物は食べてしまう可能性があります。また、イソギンチャクなどで毒を持つ生物を同じ水槽に入れると死んでしまいます。

飼育の際は相性を確認してから、水槽に入れてあげてくださいね。

まとめ

タツノオトシゴ 飼育



謎はまだまだ多いタツノオトシゴですが縁起もよい生き物なので、海水水槽がある方はアクセサリー感覚で仲間に加えてはいかがでしょうか?

相性が悪いものもいるので注意は必要ですが、プカプカと浮かぶ姿はかわいらしく観察したり写真を撮ったり様々な楽しみ方ができるので、飼育を検討してみてくださいね。

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