金魚といえば、夏祭りの縁日に必ず見かけた金魚すくいを思い浮かべますね。昔は多くの家庭で金魚やメダカを飼っていました。縁日の金魚を上手に育てて、とても大きくなった話もよく耳にします。

昭和40年代の頃まで東京でも金魚と風鈴をリヤカーで引き売りしていたのですよ。夏の風物詩のように、きんぎょ~の呼び声のリズムに合わせるかのように、水槽の水に身をゆだねて優雅にゆれている金魚はとてもきれいで、真夏でも涼しさを感じることができました。

時代も変わるもので、今は水槽内の世界をアクアリウムと呼び、金魚アクアリウムというアートとしての展覧会まで開かれるようになりました。色鮮やかな水槽を泳ぐ金魚たちは、絵画のように美しく、人々を目で楽しませてくれます。

いつの時代も金魚は私たちをほっとさせてくれる身近な存在です。

今回は金魚に赤い斑点ができる原因と治療法について解説したいと思います。

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金魚に赤い斑点が!

大切な金魚に赤い斑点ができたら、とても心配ですね。

赤い斑点の正体は赤斑病(せきはんびょうと読みます)です。金魚のヒレや腹部などに充血が現れます。進行するに従って体全体に広がったり、局所に集中することもあります。

軽度で金魚の体力や免疫力があれば自然治癒の可能性があります。

金魚に赤い斑点ができるのは病気なの?



エロモナス菌という水槽内にいる常在菌で、高い感染性・病原性はなく、健康な金魚であれば発症の危険性は低いです。最も身近な病気ですが、水質が維持できていれば起こりません。問題を除去して水質を改善しましょう。

症状としては

①赤い模様が出て、悪化してくると模様がくっきりとした赤い斑点になります。
②治りかけたり早期発見の時は、にじんだ模様が特徴です。

軽症時の特徴は

①初期段階は泳ぎ方に変化はありません。色は薄いピンク色ですが、この時が水質悪化のサインです。
②徐々に赤いにじんだ模様になります。

重症時の特徴は

①模様がより濃くはっきりとします。動きが鈍って水槽の底で動かない場合があります。
②また餌を食べなかったり、吐き出したりします。泳ぎ方がや空気の取り入れ方がいつもと違います。尾がきれてギザギザになります。

さらに悪化すると
③エラが片方だけ動く。粘膜の過剰により体や顔が白く覆われる。松かさ病を併発する。鱗がはがれる。などの症状がでます。

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金魚に赤い斑点ができる原因は?

通常赤い斑点が出るのはエロモナス菌に感染又はトリコディナという寄生虫による場合です。

いずれの場合も原因は

① 水質の悪化
② 過度の水温変化
③ 過密した飼育
④ 餌の与えすぎ
⑤ 水替え不足

これらのことがきっかけとなり、免疫力が低下した金魚に発生します。

※泳ぎ方に変化が出た時は、トリコディナという寄生虫が原因、松かさ病を併発するときは、エロモナス菌に感染した場合とされています。

赤い斑点を治療する方法は?

様子がおかしいと思ったら、他の金魚にうつる可能性がありますので、その金魚を水槽から早く出しましょう。

まず塩浴をさせます。バケツに0.5%の金魚塩の水(水温を合わせるために30分程置く)を作りうつします。

病状が軽度であれば、2週間程で回復します。

重症時は塩水浴と薬浴(グリーンFゴールド顆粒やエルバージュ観パラDなど)を一週間程併用すると効果的です。4日目に水替えをして、追塩と追薬をします。

金魚は病気になると治療が困難なことが多いので、毎日様子を見て早い段階で異変を察知すれば、塩水浴で治ります。日頃から水が汚れないように管理して、金魚にストレスを与えないようにしましょう。


赤斑病が治るまでを動画で解説↓



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日常的に気をつけることは?

金魚 死因



上手に飼うには、水質を悪化させない事が一番です。

水のこまめな交換はもちろんですが、底石(砂利)を敷くことで、バクテリアの住処となり、そのバクテリアが金魚の排泄物や餌の食べ残しを有機分解してくれるので、水質が良くなります。

濾過機も大切ですが、古い濾過機は病原菌の温床となりますので、適宜交換してください。


金魚にストレスを与えないことも大事です。

金魚が休める場所が必要なので、アタビアスやアナカリスなどの水草を入れましょう。

過密飼育はストレスになるばかりでなく、水が汚れたり、金魚同士で傷ができたり、感染源にもなるので避けてください。また大きさの違う金魚を一緒に飼うと、いじめられたり、餌を食べられないこともあります。

餌については冷蔵庫などに保管して鮮度の良いものを、適量与えましょう。一日に1~2回を2~3分で食べきれるように与えますが、環境が変わったり、調子が悪そうなときはあげないようにしましょう。

まとめ

金魚は、室町時代に中国から日本に渡来しました。淡水魚のフナを観賞用に交配して突然変異から生まれたといわれています。

種類の豊富さが魅力で100種類以上もあり、一般的に販売されているものだけでも30種類ほどあるそうです。金魚は歴史的にも古くから人と密接に過ごし、世界中で愛されているのですね。寿命が10年~15年と言われていますが、毎日観察をして異変を察知してあげることが大切だと思います。より長く一緒にいられるように、気を使いながら、仲良く過ごしましょう。

以上、金魚に赤い斑点ができる原因と治療法についての解説でした。


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