黒の体に黄色の斑点模様が映えるファイヤーサラマンダーは、主に陸地で生活をする両生類です。

ファイヤーサラマンダーは複数の亜種がいますが、今回は大元の種であるファイヤーサラマンダーの焦点を当ててご紹介したいと思います。

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ファイヤーサラマンダーはどんな生き物?

ファイヤーサラマンダーはとにかく見た目に特徴があり、体は全体的に黒ですが、警戒色の鮮やかな黄色や、オレンジ、赤色といった斑点があるものや、縞があるものなどの個体が存在し、どれも奇抜な色合いです。

体の大きさは12~25cmくらいですが、まれに30cmにもなるファイヤーサラマンダーもいるようです。

変温動物であるファイヤーサラマンダーは、急激な温度変化を感じると動きが鈍くなったり、ヨーロッパ北部に生息している個体は冬の寒い時期は、ほとんど動かなくなります。

ファイヤーサラマンダーは背中に毒腺を有しており、危険を感じたりすると毒液を相手めがけて噴射します。この毒はサマンダリンというアルカロイド系の神経毒で、過呼吸を伴う筋肉の痙攣を起こさせたり、高血圧となる毒物です。

ヨーロッパでもファイヤーサラマンダーはペットとして多くの個体が飼育されていますが、この毒による被害を受けたという報告は無く、普通に接していれば毒を噴射することは無いようです。

ファイヤーサラマンダーにとってこの毒は、攻撃であり防御でもあり、そして体の表面に付く雑菌や寄生虫を防ぐ効果もあるようです。

水場の近くで、落葉樹林や混合林などの湿った落ち葉がある場所を好み、他にも木の根の隙間や、石などの隙間など暗い場所で1日の大半を過ごします。

日中は出歩かず、餌をとるのは主に夜間ですが、日の出ていない雨の日などは日中でも出歩くことがあります。他の生き物では考えられない特徴が一つ、なんとファイヤーサラマンダーは光合成をします。細胞に葉緑素をもった藻がいることが最近の研究でわかったそうです。植物だけかと思いましたが、、驚きですね。

野生のファイヤーサラマンダーの餌は、ミミズやナメクジ、クモなどの地上にいる小動物を粘液腺が多い舌を伸ばして捕まえたり、直接噛み付くなどして丸呑みしてしまいます。

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ファイヤーサラマンダーの飼育方法や必要なものは?

ファイヤーサラマンダー 飼育



飼育ケースは45~60cmくらいのガラス水槽か、プラスチックケースで飼育できます。その際、必ずしっかりと蓋ができるものを用意しましょう。

ファイヤーサラマンダーは、陸棲生物なので水場を作らなくても問題ないです。ただし、湿った場所を好むので、床材としてミズゴケやヤシガラなどを敷いて霧吹きなどで湿らせてあげてください。その際に、びちょびちょにするのではなく、適度に湿っているくらいが良いでしょう。

床材は乾燥させないように、小まめにチェックするようにしてください。

照明は特に無くても問題ありませんが、暑さに関しては25℃以上になるのは好ましくないので、冷却装置や氷などを使って冷やしてあげて下さい。

冬場は5℃を下回らないようにしてあげましょう。人間と同じ空間にいれば5℃以下になるようなことはありませんが、誰もいない部屋で気温が著しく下がってしまう場合は、ヒーターや照明を利用しても良いですね。

その他に、飼育ケース内には、シェルターを必ず設置してください。

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ファイヤーサラマンダーの具体的な餌は?

餌として与えるものは、コオロギや、ハニーワーム、シルクワームなどを食べさせると良いでしょう。ミミズは餌としては問題ないのですが、釣り餌用のものは避けた方が無難です。

また、人工の配合飼料も食べるようなら、与えても問題ないでしょう。

やはり、人工飼料は手軽で長期保存もできるので便利です。コオロギなどの生餌は、生き物なので死んでしまったり脱走することもあり得ますので注意しましょう。


ファイヤーサラマンダーの飼育シーン

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ファイヤーサラマンダーの平均的な寿命や販売価格は?

ファイヤーサラマンダーの平均寿命は5~8年とされていますが、過去に50年も生きた個体もいます。

両生類の中では一番長寿といわれていますので、飼育環境によっては平均寿命よりも長生きさせることも十分可能でしょう。

値段は種類により違いはありますが大体10000円ほどで購入が可能です。通販、爬虫類ショップ、どちらでも買えます。

ただ、流通している個体数はそれほど多くは無いので、購入したい方は販売しているものと出会ったら買ってしまわないと、手に入らなくなってしまうかもしれません。

雌雄それぞれいる場合繁殖も可能かと思いますが、飼育下で繁殖に成功したという情報は少ないのが現実です。メスは卵ではなく幼生を水場で産みます。そして約3ヶ月位すると陸に上陸するようになっていきます。

この際しっかりと陸を作ってあげないとこのベビーが溺れてしまう可能性もあるので気をつけてください。その点を気をつけてあげれば幼生の飼育もそこまで難しくはありません。

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ファイヤーサラマンダーを飼育する際の注意点は?

ヨーロッパに広く生息しているファイヤーサラマンダーは、元は日本よりも北に位置している涼しい地域で暮らしている種であるため、高い気温が苦手です。

常に人がいる空間などで空調が整っている状態でしたら問題ありませんが、何もない密室となると、真夏では30℃以上になりますから非常に危険です。

ワインセラーのようなひんやりした空間などがあれば、そこに飼育ケースを置いてあげるなどして、暑さを感じさせない工夫をしてください。

まとめ

ファイヤーサラマンダー 飼育
毒があるファイヤーサラマンダーは、飼育の際はちょっと怖いですが、両生類独特のくりっとした目や、体の模様など可愛い見た目なので、飼育したくなる気持ちは非常によく分かります。

長生きができる生き物ですので、環境を整えてあげれば平均寿命よりも長生きをさせることも可能です。50年は難しいかもしれませんが、長い期間可愛がってあげてくださいね。

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