今回はアカヒレについてです。
名前の通り、尾びれが赤いのでアカヒレとつけられたようです。
淡水魚でかつては中国で生息していると言われていましたが、中国固体は絶滅してしまっているようです。
最近、ベトナムにも生息していることがわかったとのことで、もしかしたらほかの場所でも生息しているかもしれませんね。
そんなアカヒレは鮮やかな赤い尾びれが特徴で、観賞用としても人気の高い熱帯魚となっています。
さらに、改良された品種もいるようで、合わせて人気が高くなっています。
目次
性格は?
とても温厚な性格のようです。
ほかの魚と喧嘩したり、捕食したりすることはないようです。
そのため、混泳に適した熱帯魚ということになりますが、混泳させる相手が肉食系ですと逆に捕食されてしまいますので、組み合わせの配慮は必要になります。
時折、アカヒレのオス同士で小競り合いのようなことが起きることはあるようです。
どこで飼える?
とても飼育しやすい熱帯魚なので、水温を15~30度くらいを保った水槽の中で飼育することができます。
ただし、水温が28度を超えると病気発生のリスクが高まりますので、25度くらいを上限にしておくとよいでしょう。
アカヒレは日本の水道水であれば、問題なく生きていけるほどの強さを持っているようです。
ただし、水道水を使用する際はカルキを抜くことを忘れずにしましょう。
餌は具体的にどんなもの?
雑食なアカヒレは好き嫌いなく与えれば何でも食べる傾向があります。
とても食欲旺盛なので、一般的に知られているメダカの餌でも十分なのですが、赤虫なども与えるとよいでしょう。
食事の頻度や与え方は?
餌は1日に1回~2回程度が普通のようです。
与え方としては、1度に食べきれる量、食べ残さない量ということになります。
食べ残しはその後腐敗して水を汚し、アカヒレが病にかかってしまうリスクを高めてしまいます。
餌を与えなくても生きるってホント?
結論から言えば、餌を与えなくても生きていける率が高いというだけで、絶対に死なないというわけではありません。
食べるものがなければ餓死してしまいます。
餌を与えていないのに餓死しないということは、水中の何かを摂取しているということになります。
それらが絶えてしまえば食べるものがなく餓死してしまいます。
餌を与えることでの色合いもよくなることがあるようなので、観賞用であるなら適度に与える必要があるかと思います。
餌を与える際の注意点は?
先に述べたことと重複してしまいますが、残さない量を与えることです。
多く与え過ぎて残ってしまったら、水汚れの原因になります。
水汚れは病のリスクを高めますし、掃除の手間のかかりますので、いいことはまったくありません。
最初は難しいかもしれませんが、どれくらいの量が適切なのか観察して知ることが大事かもしれません。
アカヒレの食事シーン
まとめ
アカヒレは丈夫でコップの中に水道水を入れるだけで飼えるそうです。
しかし、それでは少々窮屈そうですよね。
一時ならいいですが、長くお付き合いを考えているのでしたら、是非小さくてもいいので広々と泳げる水槽で飼育してあげてほしいな……と思います。
また適切な水温を保つにはコップでは無理ですよね。
丈夫で、温厚で混泳が可能なアカヒレは熱帯魚の飼育初心者にとても適していると思います。
尾びれの赤い色が水中でとても映えますので、観賞用にも適しています。
うっかり餌を与えることを忘れても大丈夫ですし、ひとり暮らしや留守がちな方でも手軽に飼育をはじめられそうですね。
ただ、このアカヒレ……食欲旺盛な分、糞も半端なく大量にするのです。
いくら手間がかからないといっても、掃除には手間がかかりそうです。
なにごとも、楽して飼育はまずありえませんので、掃除くらいという気持ちでお付き合いしていくのもいいと思います。
混泳にも適したアカヒレですので、ここで熱帯魚の飼育を覚え、いろんな熱帯魚と混泳させてみるのもいいかもしれません。
以上、アカヒレの餌などについてでした。