ドワーフグラミーは比較的飼育も容易で混泳も可能ですので、熱帯魚の飼育を思いっきり楽しむことができる魚です。

しかし、寿命が短く2〜3年で死んでしまうため、気に入ってずっと飼育したいと考えている人にとっては、ちょっと寂しい魚でもあります。

そこで提案したいのがドワーフグラミーの繁殖をしてみるのはいかがでしょうか。

実質何もしなくてもいいので簡単ではありますが、稚魚の 飼育は大変ですので、これからご紹介するドワーフグラミーの繁殖方法を参考にして検討してみてください。

目次

オスとメスの見分け方は?

ドワーフグラミーは体の色がオスとメスで非常にハッキリしているため、容易に見分けることが可能です。

オスのドワーフグラミーは、どの種類も非常に鮮やかで美しいものがほとんどで、逆にメスは地味な個体が多いです。

また、購入する際もオスメスのペアで販売されていることが多く、水槽の中にいる魚の性別が分からないとはなりにくいでしょう。

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同種の混泳で気をつけることは?

基本的には同種混泳は可能ですが、小競り合い程度の衝突はたまに起きてしまうようです。これは仕方のないことではありますが、水草を入れたり、水槽を大きめのサイズのものを使用するなどしてあげると衝突は少なくなるでしょう。

ただし、繁殖時期のオスは気性が荒くなっているので、頻繁に小競り合いを行うようになってしまう可能性が高くなっています。様子をみて、怪我をするようなら隔離するなどの対処も必要になる場合もあります。

適切な水温はどのくらい?

ドワーフグラミー 混泳 繁殖



ドワーフグラミーは自然に繁殖するので、水温を特に変えなくても問題はないですが、だいたい25〜28℃くらいの間の温度を目安にして、水温を保つようにしてあげると良いでしょう。

季節の変わり目や水換え時の温度変化には気をつけて、一定の温度を保つように心掛けてください。

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繁殖方法と必要な物は?

ドワーフグラミーの繁殖は、成熟したオスとメスが同じ水槽にいれば、大抵は繁殖しますので比較的容易に行うことができます。

そのうち産卵するといいな、程度の感覚ではなく、なるべく早く繁殖させたいのであれば、複数匹のドワーフグラミーを同じ水槽内に入れる必要があります。

もちろん飼育数に合わせて水槽も大きなものを使用してください。

ドワーフグラミーは水草に泡巣という卵に泡を被せたような形態で産み付ける習性があります。水草は何でも大丈夫なようですが、ルドウィジアやアマゾンフロッグピットという浮き草が水草自体の飼育も容易で特にオススメです。

水草に産み付けた卵は、オスがしっかり面倒をみてくれるので、特に何もする必要もありません。ただし、メスのドワーフグラミーは卵を食べてしまうので、心配なようであれば卵を隔離して人工孵化させても良いでしょう。

オスに育児をさせたい場合は、メスを隔離すると食卵の危険は無くなります。

しかし、産卵される卵の量を考えると、全ての稚魚を成長させるのは難しいかと思いますので、あえて淘汰させるためにもそのままにしておくのもひとつの方法です。

混泳させたままで卵も守りたいときは、水草の量を増やしてあげると、他の魚から卵が見つかりにくく、食卵される確率も減ります。他にも、夜間ライトをつけておくのも卵を守るのに有効な手段となっています。

繁殖する際に気をつけることは?

ドワーフグラミーは穏やかな水流を好むため、なるべく強い水流が起きないように飼育するのが一般的ですが、卵に対しても強い水流は厳禁です。水流で卵が流され、吸水口から吸い込まれてしまう事故を起こしかねません。

卵に水流が当たらないように、設置場所を工夫するなどして、卵を大切に育てていきましょう。

また、稚魚の飼育は卵の時期とは違い隔離して飼育することになります。何度も餌を与えたり、水換えも小まめに行わなければならないため、手間がかかり大変になりますので、それも踏まえて繁殖を行うべきかどうか判断してから行なってください。

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他の種類の魚と混泳可能?

ドワーフグラミーはほとんどの種類が混泳可能となっていますが、混泳させる相手が気性が荒い魚の場合は、混泳させない方が良いでしょう。基本的に混泳を楽しむ熱帯魚であるネオンテトラやグッピーといった種類でしたら混泳はほぼ問題ないでしょう。

個体の性格もあるので、混泳できる組み合わせでもケンカしてしまうことも十分考えられますので、その際の隔離用の水槽もなどを用意しておくと、万が一の場合も安心です。

同じ水槽にいれてから、数日は特に気をつけて様子を見てあげましょう。

まとめ

ドワーフグラミー 混泳 繁殖



ドワーフグラミーは小さく可愛らしいのですが、寿命も短めとなっているため、長期飼育はできません。長く飼育したい場合は個体を追加する方法もありますが、繁殖させれば常に水槽には魚がいる状態をキープできます。

そのためには、稚魚の飼育という手間がかかるデリケートな作業がありますので、そこまでできないという人は、やはり個体を購入した方が良いでしょう。

魚といえど命を扱っているわけですから、稚魚の世話が大変だからやっぱり捨てるなんてことは避けてほしいです。

繁殖を行う際は生まれてきた個体を、どのようにしていくのか考えて計画的に行うようにしましょう。

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