観賞用の海水魚として非常に人気の高い「クマノミ」。

ディズニーとピクサーが共同制作した映画「ファインディング・ニモ」で、その存在を知った方も多いのでは無いでしょうか?

クマノミと言っても種類がたくさんいて、それぞれに色やサイズ、特徴等が異なってきます。

今回はクマノミに関して、クマノミの種類を中心にご紹介していきたいと思います。

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クマノミの生態は?

ではまず、クマノミの基本的な事からご紹介を始めましょう。

クマノミと言うのはクマノミ亜科の1種でもありますが、クマノミ亜科の総称として呼ばれている場合もあります。種類としては世界的に見て約30種程存在し、日本近海にも6種のクマノミが生息しており、奄美諸島/沖縄等で良く見る事が出来ます。種類によっては伊豆半島等でも見る事が出来るので、スキューバダイビングをしている方にもとても人気があります。

上記でも記載した様に、サイズは種類により若干の違いはあるものの、平均して概ね約11~12㎝くらいが平均的なサイズになります。体の形が特徴的で平たい形をしているのですが、これには少し訳があります。

クマノミを頭の中でイメージした際にイソギンチャクと共生している画が浮かんできませんか?

そう、このクマノミの体型はイソギンチャクと共生する際に役に立つんですね。ただ、クマノミの種類によりどのイソギンチャクと共生するか、と言う点は種類により異なってきます。クマノミ(他の種類も含む)はイソギンチャクと共生する事により自分達より大きな捕食者から身を守っている訳です。と言うのが、イソギンチャクの触手には毒が含まれており、それを利用しているんですね。

ここでふと思われるかも知れませんが、クマノミは大丈夫なのか?と。イソギンチャクの毒に対する免疫を持っている為、クマノミ自身にはこの毒は効かないんですね。なので捕食者が来た際にイソギンチャクの中に逃げ込んで身を隠す事が出来る訳です。

勿論、イソギンチャクも利用されているだけでは無く、クマノミと共生する事によりメリットは享受しています。イソギンチャクを食べようとする魚も存在するのですが、それらを追い払う事もするようです。

まあ、クマノミの方のメリットの方が多い気もしなくは無いですが、あまり細かい事は気にしない様にしましょう。


クマノミとイソギンチャクの共生の姿



そしてクマノミを語る上でもう1つ面白い特徴があります。まずクマノミは群れで生活をしてるのですが、その中で一番大きな個体がメスになるのです。

前提としてクマノミは産まれてきた時点ではオスでも無くメスでも無い状態な訳なんです。

そして上記の様に一番大きな個体のみがメスへと性転換をするんですよ。そこから、その次に大きな個体がオスとなりカップルとして繁殖活動を行います。ちなみに繁殖活動を行うのはこのカップル1組のみで他の個体はイソギンチャクと共に海中をゆらゆらしながら生活をしていくんです。

この際にメスが死んでしまった場合、メスの次に大きかったオスが事実上一番大きな個体になるのでメスへと性転換を行います。

そしてどっちつかずでフラフラしていた個体の中で一番大きかった個体がオスになるんですね。まあ、何とも複雑で難しい世界ですね。人間界で例えると美川憲一が一番近いんですかね?

いや、どうだろう、違う気もします。。。それは置いといて、なかなか面白い特徴でしょう?では次にクマノミの種類をご紹介していきましょう。

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クマノミの種類① カクレクマノミ

クマノミ 種類



特徴
クマノミの中で一番人気を誇るクマノミ。
オレンジ色をベースに白い縦3本ラインが特徴的。
「ファインディング・ニモ」のモチーフであると言われているが、実はそれは間違いだと言われたりしています。

販売価格
平均的な販売価格は1,000~1,500円台が中心です。

2,000円を超える場合もありますが、だいたいその場合はイソギンチャクとのセット販売の価格である場合もあります。

クマノミの種類② クラウンアネモネフィッシュ

クマノミ 種類

特徴
カクレクマノミに非常に似ていますが白い縦ラインが黒縁になっているのが特徴です。

この個体が本来の「ファインディング・ニモ」のモデルであると言われています。

日本版ディズニー公式ではカクレクマノミがモチーフであると記載されていた様ですが、映画の舞台と実際にそれぞれの分布域が異なり、映画の舞台に生息するのはクラウンアネモネフィッシュである点から、クラウンアネモネフィッシュが本来のモチーフであると結論付けられています。

では何故、ディズニー公式が間違えたのでしょうか?

難しい所ですね。

販売価格
概ね3,000円前後で販売されていますが、カクレクマノミと比較すると圧倒的に流通量は少ないです。

クマノミの種類③ ハマクマノミ

クマノミ 種類



特徴
頭部付近に1本入っている白い縦ラインと発色の良いオレンジ色の体色とのコントラストが非常に綺麗な種類。

幼魚の時には2~3本の白いラインが入っていますが、成長すると共に頭部付近以外は無くなります。

ハマクマノミはタマイタダキイソギンチャクのみと共生すると言われています。

販売価格
1,000~2,000円の範囲が相場です。

ペアで販売している所が多い模様。

クマノミの種類④ セジロクマノミ

クマノミ 種類



特徴
名前の通り、背中に入っている白いラインが特徴的であり、他種の様に縦ラインでは無い点が非常に目立ちますね。
上から覗いた時が非常にカッコいいです。

販売価格
概ね1,000円前後、ペアになると2,000~3,000円台が平均的な価格になります。

クマノミの種類⑤ トウアカクマノミ

クマノミ 種類



特徴
頭部が赤い事が名前の由来。

赤ってよりかはオレンジっぽいのですが細かい事は気にしない様にしましょう。

背中から下部分に白い白斑があるのですが、個体によってはこの部分を上から見るとハートに見えなくもない、とか。

他のクマノミと比べて成長サイズが15㎝近くまで育つ個体もいるみたいです。

販売価格
平均して1,500~2,000円前後くらいが相場です。

サイズによってはもう少し安い場合もあります。

尚、価格に関してはあくまでも平均的な価格であり、記載している価格が全てではありません。
参考値として見て下さい。

「まとめ」

クマノミに関してまとめてみましたが如何でしたでしょうか?
クマノミの不思議な生態やイソギンチャクとの共生関係等、調べれば調べる程興味が湧いてきますね!
それに比較的飼育も容易なので海水魚飼育の入門としてもオススメされています。
非常に色も綺麗で水槽内で飼育するとついつい見惚れてしまいそうですね。
個体サイズが小さいので大きな水槽を用意しなくてもいい点も入門用と言われる所以かも知れないですね。

以上、クマノミの種類・生態について解説でした!