皆さんの中で『熱帯魚』と聞いて真っ先に思い浮かぶ種類って何でしょうか?
パッと思い浮かぶ種類で言えば『グッピー』を思い浮かべる方が多いかと思います。
もはや、熱帯魚と言う括りで言うとビギナーからエキスパート、はたまた熱帯魚を余り詳しく無い方に至るまでその名称は不動の地位を築いているのではないかと思うくらいメジャーな熱帯魚だと思います。
非常に色鮮やかで丈夫なので飼育が容易な点もあり、とても人気の熱帯魚です。
今回はそんなグッピーに関して種類や生態についてお伝えしていきたいと思います。
目次
グッピーの生態は
それぞれの種類に関しては下記に記載していきますので、まずはその生態等に関してご紹介しましょう。
まずグッピーと言うのはカダヤシ目カダヤシ科グッピー属、と言うのに分類され南米が原産になります。
グッピーの特徴の1つとして挙げられる点が、繁殖方法です。
多くの他の魚と異なりグッピーの「卵胎生メダカ」の一種であり、お腹の中で卵を孵化させて稚魚を産みます。
卵を産んでそれを孵すのでは無く、産まれてくるグッピーはもう既にグッピーの稚魚の状態で産まれてきます。その点が初心者の方でもグッピーの繁殖が簡単であると言われる所以ですね。
この際に注意点ですが、産まれてきた稚魚グッピーを親グッピーが食べてしまう事もあるので注意が必要になります。
グッピーのサイズですが、種類により若干の差はあるものの概ねオスは4~5㎝前後でメスは6~7㎝前後になります。メスの方がサイズは大きいのですが、オスの方が尾びれが大きく鮮やかな色をしている点も特徴に挙げられます。尚、サイズに関しては飼育環境等により違いは出てくるので平均値として捉えて下さい。
それでは下記より種類毎の特徴等をお伝えしていきましょう。
細かく分けると膨大になるので主だった物をピックアップしていきます。
グッピーの種類① ドイツイエロータキシード
特徴
グッピーの数ある改良品種の中でもトップクラスの人気を誇る種類の1つであるドイツイエロータキシード。
真っ白な尾びれに体の半分より後ろ部分が黒色になっており、まるでタキシードをまとっているかのような優雅さを醸し出しています。
販売価格
1ペアで2,000~3,000円前後が平均的な販売価格になっています。
リボンタイプの場合、1ペアでの販売若しくは、1トリオ(3匹)で販売している所もあるのでそれによって価格も異なってきますのでご注意下さい。
グッピーの種類② ブルーグラス
特徴
青~水色系の綺麗な尾ひれが最大の特徴。
その尾ひれに黒いドットが散りばめられている点がより青色を際立たせていると言っても過言では無いと思います。
この赤色版のレッドグラスと言う種類も非常に綺麗ですが、ブルーグラスの方が個人的に綺麗だと思います。
販売価格
1ペアで1,000~2,000円前後が平均的な価格帯です。
流通個体数が多いので比較的安価帯ですね。
グッピーの種類③ フルブラック
特徴
名は体を表す、では無いですがその名の通り全身が真っ黒、フルブラックなグッピー。
鮮やかの色味のグッピーも綺麗ですが、黒一色と言うのも綺麗と言うよりカッコいい、と言う表現がしっくりくるかも知れません。
モスコブルーと言う種類のグッピーを基に改良品種されています。
販売価格
1ペアで1,000~2,000円前後が平均的な価格帯です。
こちらも他の種類同様、比較的安価帯になります。
水槽にフルブラックが泳いでいたら凄く映えそうですね。
グッピーの種類④ フラミンゴ
特徴
赤い尾ひれが特徴的且つ、非常に綺麗な色をしているグッピー。
フルブラックとはまた違った水槽映えする色味のグッピーだと思います。
シンガポール産グッピーとしても有名。
販売価格
1ペアで概ね500~1,000円前後で販売されています。
外国産の為、今迄ご紹介した種類より安価になっています。
グッピーの飼育の様子
グッピーの種類⑤ キングコブラ
特徴
何ともカッコいい命名をされたグッピーですが、名前の由来は勿論、毒蛇であるキングコブラからきています。
メタリックボディに黄色と黒色のまだら模様がとても綺麗な種類であると思います。
まさしくキングコブラを彷彿とさせるデザインですね。
50年程前にアメリカから日本にやってきました。
販売価格
1ペアで500~1,000円の範囲内での販売が多いと思います。
こちらも比較的安価な種類になります。
主なグッピーを5種お伝えしましたが、価格に関してはあくまでも参考値としてご参照下さい。
ここに記載している価格が全てではありませんので悪しからず。
まとめ
非常にカラフルな種類のグッピーが多く目移りしそうな感じですね!
色味が鮮やかなのもそうですが、何より本当に種類がたくさんいるので初めて飼育する場合はどれにするか迷いそうですね。
グッピーを飼育する上で繁殖させていくのも楽しみの1つですが、その域にいくには少し経験を要しそうですね。
いずれにせよ、観賞魚としてのグッピーは入門としては幅広いと思うので機会があれば是非飼育してみては如何でしょうか・
以上、グッピーの種類・生態について解説でした!