魚類の好きな方なら、一度は大きな魚を飼育してみたいと思うこともあるでしょう。
大きな魚を飼育するには、庭に池がないと無理なのでは?
そんな考えが過り諦めてしまうこともあると思います。
でも実際はどうなのでしょう。
大きな魚、今回はタライロンについてまとめてみたいと思います。
目次
タライロンはどんな生き物?
タライロンは大型のカラシンで南米の川に生息しています。
原始的な生態を維持しており、水の底で静止して待ち伏せをしながら捕食して生きる魚類です。
とても気性の荒い魚でもあるため、観賞用として飼育するには、ある程度の設備と予備知識が必要です。
タライロンの飼育に必要なものや飼育方法は?
タライロンは約1メートルほどにまで成長しますので、その大きさに見合う水槽が必要になります。
また気性が荒く牙を持っていますので、アクリルの水槽が好ましいです。
ゆったりと泳がせることでストレス軽減にもなりますので、お迎えした時が小さくても成長が止まった時の大きさを見越して用意した方がいいでしょう。
水温と水質の管理が不可欠になります。
水温管理に必要なクーラーやヒーターなどのコードを水中に入れる時は、かみ砕かれないような工夫が必要になります。
また、水槽の掃除などで噛まれないよう注意することも必要です。
水温は24~28度、phは6か7が安定して飼育できる環境です。
タライロンの餌は具体的にどんなもの?
最終的には人工餌に慣れるようにしていくことが必要になります。
はじめは生き餌、そこから死に餌にしてから人工餌へと段階を踏みます。
生き餌を手に入れるのは大変なので、早い段階で死に餌に慣れさせましょう。
小魚やエビ、豚肉などを食べるようです。
餌を切り替えていく方法としては、意図的に空腹にさせてから食べさせます。
個体差があるようで、死に餌を好まない場合もあるようです。
その場合は臨機応変に人工餌を与えてみましょう。
タライロンの平均的な寿命や販売価格は?
成長までの過程が早く、寿命も5~8年ほどと短いです。
価格はタライロンの種類、大きさで変わってきます。
飼育しやすいと言われているブラックタライロンは1万円程度でインターネットの通販などでも販売しています。
ここで紹介しているタライロンになると十数センチほどでも4万~5万円ほどの価格が付いています。
そして、タライロンは大きく成長してしまう理由もありますが、気性が激しい魚でもあるので単体飼育をオススメいたします。
タライロンを飼育する際の注意点は?
魚の飼育を経験した方なら目撃したことがあると思いますが、タライロンもちょっとした隙間からでも水槽の外へと飛び出してしまいます。
水槽の掃除・餌やりなどの時は注意しましょう。
鋭い牙を持つタライロンです。
安易に手を水槽に入れるのは危険ですので、絶対にしないでください。
タライロンの気性についてわかりやすい動画
まとめ
原始的な生態を維持している古代魚のタライロンは全長1メートルほどにまで成長し、鋭い牙を持っています。
気性が荒いため、ほかの魚との飼育は難しく、単体での飼育となります。
水温と水質の管理が重要で、寿命は8年ほどと短いです。
販売価格は種類や大きさで変わってきます。
ネット通販でも購入でき、平均4~5万円くらいで売買されています。
餌は生き餌から死に餌へと少しずつ変えていき、最終的には人工餌で飼育していけるようにしていく必要があります。
死に餌には小魚やエビ、豚肉などを食するようですが、個体差もあるようです。
古代魚のタライロンも個人で飼育できることがわかりましたね。
しかしタライロンをお迎えするまでに整えなければいけない環境が、とても大変そうです。
また鋭い牙を持つ魚なので、小さな子供がいる場合は安易に水槽に手を入れたりしないようにする必要があるなど、飼育する生活環境も左右されそうです。
しかし長い年月生態を変えることなく現代まで生き続けている古代魚を飼育するのは、自然の歴史を身近に感じられることにも繋がると思います。
飼育できる環境が許されるのであれば、是非お迎えしてみてください。
以上、タライロンの飼育に関してのまとめでした。
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