アロワナの知識がない人にとって、アロワナは赤っぽい大きな魚で、お金持ちが飼っているというイメージがある方が多いでしょう。
確かにそういったアロワナは非常に高価ですが、実はアロワナには複数の種類がおり、値段もそれぞれに違います。
今回はアロワナにはどのような種類がいるのかを厳選していくつかご紹介したいと思います。
目次
アロワナは何種類程いるの?
ショップなどで扱われているアロワナの代表的な種類は5種類です。そして、ノーザンバラムンディという魚も、厳密にはアロワナではありませんがアロワナ科なので加えて6種が主に取り扱われています。
さらに、ひとつひとつの種類ごとに色の違う種類や亜種などを加えるともっと多くのアロワナの種類が存在しています。
アロワナは赤くて大きな魚…ではなく大きさも色も、中には模様のあるアロワナだっているのです。
アロワナの種類① 【ノーザンバラムンディ】
ノーザンバランムンディは厳密にはアロワナではありませんが非常に種族が近く、アロワナの親戚ぐらいの関係です。ですが、見た目はアロワナに非常に似ており、成魚だと1m位になる個体もいるので、大きさも似ていると言えるでしょう。
アロワナはワシントン条約により流通量が制限されていますが、ノーザンバランムンディは特に保護条約はありませんので、流通量も多いです。
価格は10000円ほどですが、珍しい色の個体ですと数十万円するノーザンバランムンディもいます。一般的なものなら購入しやすい価格ですが、もちろん大きな水槽は必要となるので飼い始めは何かとお金がかかるでしょう。
アロワナの種類② 【シルバーアロワナ】
シルバーアロワナはアロワナの中で一番大きく成長し、しかも成長スピードが速く1年で30cmも大きくなる場合もあります。そのため、飼い始めは小さな水槽で飼育する場合すぐに大きな水槽が必要になるという事態に陥ります。
シルバーアロワナを飼育する際は、最初から成体のサイズを見越した大きさの水槽で飼育することをオススメします。
価格はアロワナの中で最も安く2000円で飼えてしまう個体もいます。そのため衝動買いをしてしまい、すぐに大きくなって飼育が大変になるケースも多いようです。くれぐれも購入は慎重にお願いします。
アロワナの種類③ 【ブラックアロワナ】
ブラックアロワナは名前の通り、体が黒いアロワナです。シルバーアロワナに似た体形をしていますが、ブラックアロワナの方が若干スマートです。
水質の変化に非常に弱いので、飼育は比較的難しい種類ですが、水質の汚染を気を付けて、常に清潔な状態を保ってあげれば長生きしてくれるでしょう。
価格はシルバーアロワナに次いで安価で、4000円で購入できる個体もいます。特にベビー個体だとより安い傾向があるようです。シルバーアロワナ同様、大きく成長しますので衝動買いには気を付けてください。
アロワナの種類④ 【スーパーレッドアロワナ】
スーパーレッドアロワナは赤色のアジアアロワナの個体を指す呼称で、アロワナの中でも人気のある種類です。
幼魚は安価で販売されていることもありますが赤く発色していないため、成長しても赤くならない場合もあるので購入の際は注意してください。ブランド化されて販売されているものは赤くなる確率が高いので、こういったものを選ぶのも良いでしょう。
スーパーレッドアロワナは成魚の販売価格は非常に高価で40万円ほどする個体がほとんどです。高価なだけあって体の色は非常に美しいです。飼育にも多額な費用が掛かるので手が出しづらいでしょう。
アロワナの種類⑤ 【マレーシアンゴールデンアロワナ】
マレーシアンゴールデンアロワナも金色のアジアアロワナを指す呼称です。金色の体が非常に美しく人気のある種類です。
このアロワナは幼魚では発色が完全ではなく、成長とともに全身が金色になる特徴があり、成長過程を観察するのも楽しいですね。
日本では繁殖はほとんどされておらず、輸入されている個体が主となっています。
価格は大きさにより違いはありますが30万円ほどで購入できるでしょう。こちらも決して安価ではありませんが、高価なだけの価値はありますので、飼育する機会があれば大切に育ててあげて下さいね。
まとめ
アロワナといってもこんなにたくさんの種類がいるなんて驚きですよね。ちなみにこれは一部に過ぎませんので、ほかにもアロワナの種類が存在します。
アロワナの飼育の興味のある方は、他の種類も見てみてから購入してみてください。特に高価なものを購入予定の方は個体によって若干の色合いが違ってきたりします。色々見比べてお気に入りの一匹を見つけて下さいね。