オカメインコは体調が悪くても隠す習性があるため、病気の兆候に気づけないことも多いです。糞をチェックして、早めに病気のサインを知ることもできるのをご存じでしょうか。
今回は、オカメインコの糞にまつわる病気やしつけなどをご紹介したいと思いますので参考にしてみて下さい。
目次
オカメインコとは?
オカメインコは、インコの中では少し大きい中型で、一般的であるセキセイインコに比べて一回り大きいです。
性格が穏やかですが、少し臆病でもあるインコです。慣れてくるとスキンシップを好み、特にオスはおしゃべりになり、歌ったりすることもあるようです。
臆病な面が災いして、少しの物音で非常に驚いて騒いでしまったり、鳥カゴの外にいる場合は部屋中を飛び回って壁に激突してしまうこともあるので注意が必要です。
やさしく接してあげれば、懐いてもくれるので一緒の生活がとても楽しくなるでしょう。
オカメインコの糞の効率的な掃除の仕方は?
オカメインコは鳥カゴの中にいることが多いため、この場所が不衛生であればもちろん病気になるリスクが上がってしまいます。オカメインコの健康のためにも、小まめに掃除をしてあげる必要があるのです。
鳥カゴはたいてい、底の部分が引出しのようになっており、取り出しやすくなっています。底の部分に餌の食べカスや、糞が落ちるので、引き出してそれを除去するのが基本的なお掃除方法です。
この底面に新聞紙などを敷いておくと、掃除は丸めて捨てるだけなので非常に簡単なのですが、それ以上におススメなのがキッチンペーパーや、鳥カゴ用のシートです。
キッチンペーパーは厚手で、水分を吸ってくれる作用が働くので、オカメインコの糞をしっかり吸収してくれます。また、鳥カゴ用のシートは吸収する機能に加え、こぼれた餌や餌の殻が飛び散りにくい加工をしてある商品が多く、大変便利です。
市販のシートでは必要ないですが、新聞紙やキッチンシートを使用する場合は、底面に合わせたサイズを先に何枚も作成しておけば、毎日取り換えるのが楽になりますよ。
また、鳥カゴは底面以外でも意外と糞が付着しまいがちなので、月に1度くらいは全体を洗ってあげると良いでしょう。
オカメインコのトイレのしつけ方法は?
決まった場所に糞をする習性のないオカメインコにトイレをしつけるのは、難しいと思われますが、ちょっと発想を変えてあげると、実はしつけすることが可能なのです。
そのしつけ方というのは、決まった場所にいつも排泄させるのではなく、合図で排泄を促すというものです。
放鳥させているときに、思わぬ場所に糞を落とされてしまうのは、インコなどを飼育している方には良くある経験だと思います。合図で排泄できれば、お部屋の中を汚されることも減るので、とても便利ですよ。
しつけ方は、オカメインコが糞をする際に声をかけます。なんでも良いのですが、合図は「出して」としましょう。
鳥カゴの中や、手に乗せているときなど、糞をしそうなときはいつも「出して」と声をかけていきます。そのうちに、声をかけると糞をするようになってきます。
特定の場所で糞をさせたい場合は、そろそろ排泄するだろうという時間を見計らって、その場所に連れて行って合図します。これを何度も繰り返していくうちに、その場所に行くと合図されると覚えてしまうのです。
鳥カゴの中では好きに排泄しているので我慢させているわけではないので、健康に悪いこともありませんので、ご自宅のオカメインコにも覚えさせてみてはいかがでしょうか。
オカメインコの糞の状態で病気がわかる?
オカメインコに限らず、鳥の糞と尿を同じ場所から出すので少し水っぽいです。
例えるなら初めて使う絵具のような感じです。絵具は最初、水分が分離しており、色の部分と水が出てきますよね。あのような感じが一般的な鳥の糞です。
この健康な状態を把握しておくと、水分が多いとか、色が違うなどの変化に気づきやすくなるので、お掃除のときなどに観察してみて下さい。
いつもと違う便が続くようなら、動物病院へ診察してもらうのが一番良いです。
病気の場合、動物病院で治療を受けないと治らないものがほとんどなので、あまり放置せずにつれて行ってあげましょう。
オカメインコの歌
オカメインコの糞の臭いを少なくする方法はある?
基本的には糞の掃除を徹底することです。臭いの原因となっている糞がなければ、臭くないのは当たり前なのですが、それが一番の方法なのです。
その他には消臭剤を使って臭いを消す方法もありますが、安全性を考えるなら動物用の消臭剤を使いましょう。人間用は香りが強くオカメインコにストレスとなることも考えられるので、もし使うならば無香タイプが良いでしょう。
まとめ
インコの臭いは独特で、中にはこの匂いがたまらなくすき、という方もたくさんいます。
臭くないから糞は掃除しなくても平気な人がいるかもしれませんが、不衛生となりオカメインコだけでなく人間も病気になってしまう可能性もあるので、お掃除は小まめに行ってくださいね。