飼育している方にとっては、大切な家族の一員であるオカメインコですが、今は元気でもこの先病気になってしまうとも限りませんよね。

オカメインコに限らず、インコやオウムは体調不良を隠す習性があります。集団行動をしている野生のインコたちは、体調の悪い鳥を排除してしまうからです。

そのような理由から、体調変化のサインが分かりづらいオカメインコですが、いくつか病気のサインがあるのでご紹介してきたいと思います。

目次

オカメインコが病気になった!

オカメインコが調子が悪い、そんな風に誰の目から見ても明らかな状態というのは、すでに病気が進行してしまって治療が困難だったり、その後すぐに死んでしまうことも起こりがちです。

なんだか最近、手乗りさせた時に軽いとか、餌があまり減っていない、あくびをしたり、体を膨らませていることが多いなんてことはありませんか?

こういった行動は、普段のお世話をしっかりとしていないと気づきにくいものです。餌やりや、お掃除もとても大切ですが、手に乗せたり、カゴ越しでも声をかけてあげるなどのコミュニケーションを取って、元気な状態を把握しておきましょう。

一番は病気にならないことですので、普段から鳥カゴはよく掃除をして清潔を心掛けて、餌も栄養バランスを考えて青菜やボレー粉なども与えるようにしてくださいね。

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オカメインコの病気と見分け方①

オカメインコ 病気



【自分の羽を抜いている、鳥カゴの中に落ちている羽が異常に多い】

この場合に考えられるのが「毛引き症」という病気です。原因は主にストレスですで、治療は動物病院に行かないとできませんので、気づいたらすぐに診察してもらってください。

発見が遅れると、羽を抜くのが癖になってしまい治療が長期化してしまう傾向があります。治療費がかかるのはもちろん、病気になったオカメインコも辛いですので、早期発見することがとても大切です。

オカメインコの病気と見分け方②

【くしゃみ、鼻水などが出ている、うずくまっている】

この症状はだいたい想像がつくかと思いますが「風邪」です。くしゃみや鼻水の症状だけでしたら、温めてあげると回復することがあります。

鳥カゴ付近で小動物用ヒーターを使ったり、毛布を上から被せてあげるなどして温めてあげてみて下さい。しばらくして、元気になるようなら、問題ないので温めるのをやめても大丈夫ですし、心配なようならそのままで徐々に外していけば良いでしょう。

ただし、温めても変化がなかったり、うずくまっている場合は病原菌の感染の疑いがありますので、動物病院で診察を受けて下さい。

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オカメインコの病気と見分け方③

【糞が水のようになっている、嘔吐している】
もともと鳥の糞というものはオシッコとウンチが混ざっているので、水っぽいのですが、それ以上に水の様だったり、鳥カゴ内が酷く汚れているようなら、疑われる病気は「腸炎」です。

この病気の場合、糞が色々な病原菌の温床になっているので、掃除を徹底して行い、できれば毎日掃除するのが理想的です。糞の異常や、嘔吐が改善しないようなら獣医さんに相談してみましょう。

オカメインコの病気と見分け方④

【くしゃみや、涙目、目やにがある、あくびをする、いびきをかく】
この場合に考えられる病気は「鼻眼結膜炎」です。症状が進行すると、まぶたが腫れ、更には失明してしまう場合もあります。

主な原因は細菌やウイルスなので、動物病院での治療が必要になります。治療はお薬をもらって服用していくのですが、全て飲み切らないうちに症状が改善することもあります。

そのような場合でも、勝手に薬を止めたりはせずに、服用を続けるのが原則です。もしくは獣医さんに服用しなくても良いか相談してから、やめるようにしましょう。

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オカメインコの病気と見分け方⑤

オカメインコ 病気



【足に黄色や白いできものがある、痛がる様子がある】
このような様子をしている場合は「痛風」の可能性が高く、オカメインコは非常に痛いのを我慢しているはずです。すぐに動物病院で診察をしてもらいましょう。

原因としてはタンパク質の過剰摂取がその一因となっており、慢性的な病気で対処療法しかなく、完治は見込めません。発症させないことが一番ですので、食事の栄養バランスには気を付けてください。

病気になったらどうしたらよい?

オカメインコは温めると割と元気になることがい多いので、まずは温めてみるのが良いでしょう。ですが、今回ご紹介した病気を見ていくと分かりますが、セルフケアでは治療できないものもたくさんあります。

あまり長い期間様子を見るのは、病気の進行を進めてしまうだけですので、早めの受診が望ましいです。

獣医さんに診断してもらって、なんでもなければ安心できますし、万が一の際は対応してもらえるので、オカメインコのことを考えるなら、早めの受診をおすすめします。


インコの病気の様子

まとめ

オカメインコがなりやすい病気は非常に多く、大抵は不衛生な環境が原因となっている場合が多いです。普段から、鳥カゴの掃除を小まめに行い、病気にならない環境づくりをしていってくださいね。

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