海水魚はカラフルなものが多く、水槽を美しく彩ってくれますが、種類が非常に多くどれにしようか悩んでしまいますよね。
そこで、今回はベラをご紹介したいと思います。ベラも海水魚であり、とてもカラフルで、しかもやはり種類が非常に多いです。
その中から、飼育されている種類を主にご紹介しますので、参考にしてみて下さいね。
目次
ベラは何種類ほどいるの!?
ベラの仲間は非常に多く、世界中で約400種ほど生息しているとされています。飼育されている海水魚の中では最も種類が多く、大きさも10~15cmくらいの小さな魚から、体長2mにもなる大型の魚までいます。
また日本の周辺でも見ることのできるベラの種類は多く、その数は130種ほどです。主にサンゴ礁や浅瀬などにおり、中には捕獲してそのまま飼育しているという方もいるようです。
ベラの種類① 【コガネキュウセン】
コガネキュウセンは別名キイロベラとも呼ばれており、体の色が鮮やかな黄色が特徴的ですが、幼魚だと透明感がある黄色となっています。
太平洋の西部に広く生息しており、日本でも南西諸島付近では見つけることができます。また、非常にポピュラーで流通量も多く、観賞用として多くの人が飼育しています。
価格は1200円ほどで、寿命は3~5年くらいです。価格が安く、ショップによっては何匹かセットで販売しています。水槽に入れるとパッと華やぎそうですね。
ベラの種類② 【フタホシキツネベラ】
フタホシキツネベラは、最大全長が10cmという大きさで、とても小さなベラです。日本でも見ることができ、伊豆半島付近のサンゴ礁や岩礁域といった深い場所にいることもあります。
同じ形をした魚にはとても攻撃的になる傾向があるため、混泳には注意が必要です。また甲殻類は捕食してしまうので、同じ水槽内に入れるのは控えて下さいね。
価格は3000円くらいで購入が可能で、値段は若干高めです。販売されている個体は5cm未満のものが多く、色鮮やかで小さな体が非常に可愛らしいです。
フタホシキツネベラの明確な寿命は分かりませんが、数年は生きてくれるでしょう。
ベラの種類③ 【イトヒキベラ】
イトヒキベラ主な生息地は、太平洋の西側やオーストラリア西部などの岩礁域です。また、日本の相模湾より南の海でも見ることができ、繁殖の時期になるとオスはヒレを青色に染めて広げるので非常に美しいです。
価格は1000円ほどですが、イトヒキベラの種類は多く、クレナイイトヒキベラだと6000円くらいで、クロヘリイトヒキベラだと1400円ほどで購入できるようです。また、寿命は飼育下で4年くらいだそうです。
ベラの種類④ 【ホンソメワケベラ】
ホンソメワケベラは他の海水魚のクリーニングをしてくれる魚で、主に体表や口の中、エラなどに付いた寄生虫を食べてくれます。ですが、魚がなりやすい病気である白点病までは治せません。
ちなみにホンソメワケベラのクリーニングは長い歯を使って行うので、魚によっては痛がるものもいるようです。
価格は1000円ほどで、寿命は2~3年です。他の魚のクリーニングをしてくれるので、やはり混泳させたい魚ですね。
ベラの種類⑤ 【ニセモチノウオ】
ニセモチノウオは、小柄でおちょぼ口が可愛らしいが、気性は荒く乱暴な面があり、眠るときは体表から繭のようなものを出して岩の隙間などで眠るという、ちょっと変わった習性をもっています。
価格は1000円ほどで、寿命は飼育下15年生きた個体もいるようですので、長生きする種類のようです。ベラの種類は短命のものが多いので、この寿命はちょっとビックリです。
まとめ
ベラの種類はまだまだ多く、しかもキレイな魚もたくさんいます。特徴もそれぞれ全く異なるので、混泳させる際はよく生態を確認してから水槽にいれてあげてくださいね。
鮮やかなベラ達はきっとアクアリウムを美しくしてくれるでしょう。
ベラの混泳の様子
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