水槽内を鮮やかに演出してくれるクラウンローチは、観賞用としても優れており、とても人気のある魚です。
飼育するにあたり、気になるのは病気や寿命ではないでしょうか。
飼っているクラウンローチやこれから飼育予定であっても、とても飼育する上でとても重要ですので、知っておきたい事柄ですよね。
そこで、クラウンローチのかかりやすい病気などについてご紹介しますので、参考にしてみてください。
目次
どんな生き物?
クラウンローチは黄色やオレンジ色に黒の縞模様がある、東南アジアに生息しているドジョウの一種です。体の大きさは10cmほどですが30cm以上になる個体もいるようです。しかし、水槽の中では動ける範囲が少ないため、大きくなることは少ないようです。
水質に対して、多少は耐性があるため丈夫で、餌も人工飼料にしっかり餌付くため飼育しやすいという特徴があります。また、眠る時に底砂の上で横になっていることも多く、このような面白い行動が見られるのも楽しいです。
平均寿命は?
クラウンローチは平均的な寿命は15年とされており、非常に長い印象を受けます。
ですが、実は30年くらい生きることもできるため、長く楽しめる反面、飼育を始める前に最後までキチンとお世話できるかよく考えてから飼うようにしましょう。
他の熱帯魚に比べて寿命は長いほう?
小さな熱帯魚は3年くらいの寿命のものが多いため、クラウンローチの15年というのは非常に長い寿命です。
飼育は長期になるので、色々な魚の飼育をしたいと思っている方にとっては少々飼育しにくい一面もあるので注意してください。
がかかりやすい病気は?
クラウンローチはドジョウの仲間ですので、水槽の底付近で主に生活しています。
水槽の底は汚れが溜まりやすく、不衛生になりがちなので病気を発症するリスクが非常に高くなってしまいます。
発症しやすい病気として白点病があり、体の一部が点のように白くなり、やがて全身へと広がってしまうのです。
見た目も悪くなりますが、最終的に死んでしまうこともあるため、厄介な病気となっています。
病気になった場合どうしたらよい?
白点病の症状があらわれてきたら、まずは水温をあげて様子を見てみてください。
もちろんいきなり上げてしまうとクラウンローチがビックリしてしまうので、徐々に30℃くらいまで上げていきます。
温度を上げても症状が改善しないようであれば、市販の薬剤を使用して薬浴させてあげましょう。ただし、ドジョウの仲間は薬剤に弱い特徴もあるため、濃度を薄める必要があるので注意してください。
また、薬剤によるダメージは少なからず受けてしまうので、なるべく発症させないようにしてあげることが大切です。
病気にならないよう気をつけることは?
白点病を発症させないためには、水槽内を清潔に保つことが重要です。清掃を小まめに行い、ろ過装置を使用したり、食べ残しを減らすなどして水質の維持を心がけてください。
クラウンローチは臆病な性格なので、単独飼育ですとあまり泳いでくれないため、複数匹同時に飼育している方が多いと思いますが、個体数が多ければその分水槽も汚れやすく、発症のリスクも高くなることが予想されます。
また、急激な温度変化でも発症しやすいので、季節の変わり目や水換えの際は気を付けて、水質の水温は一定に保つようにしましょう。
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まとめ
クラウンローチのかかりやすい病気である白点病は、他の熱帯魚でも発症しやすい病気なので、治療薬も多く入手しやすい点は安心できます。
しかし、1番良いのは発症させずに予防することですので、定期的に水槽内を清掃するなどしてクラウンローチの過ごしやすい環境を整えてあげましょう。
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