水の中で生息する生き物を飼育していると、時々コケや藻などの掃除が面倒に感じることってありますよね。
折角掃除しても、少し経つといつのまにかこびり付いている……とても厄介な存在です。
このコケや藻、どうにかしたい。
もっと手軽に排除できないだろうか……
今回はそんな悩みを解決してくれる救世主をご紹介します。
その救世主の名はオトシンクルスといいます。
そう聞くと是非水槽に1匹、お迎えしたくなりますよね!
でも、オトシンクルスって種類はひとつ? 飼育しやすいの?
そんな疑問をまとめてみました。
目次
どの種類が飼いやすい?
やはりオーソドックスなオトシンクルスではないでしょうか。
オトシンクルスには何種類かのお仲間がいらっしゃいますが、入手のしやすさなども考えると、定番のこちらが飼育しやすいのではと考えます。
単体でだいたい400円ほどからの販売価格のようです。
飼育が難しい種類は必然と入手困難であったり希少であったりする場合が多いように感じます。
オスとメスの見分け方は?
オトシンクルスのオスとメスを見分けることは困難です。
とくに素人目には、判別ができないと言ってもいいかと思います。
ただ成熟するとメスの場合、お腹のあたりがふっくらとしてくるそうなので、そういったところから見分けることができるのだそうです。
稚魚から飼育して観察していくことで、目が肥えてくると思いますので、根気よく観察してくださいね。
他の種類の魚と混泳可能?
温厚なオトシンクルスはどの魚とも混泳が可能とされていますが、一部気を付けなくてはならない種類がいます。
それは金魚と肉食系です。
また成魚オトシンクルスよりも大きくなる種類は注意が必要かもしれません。
食べられてしまうことがあるようです。
同種の混泳で気をつけることは?
オトシンクルスの混泳の場合、気を付けることはあまりありません。
ただ、同じ水槽にたくさんのオトシンクルスを混泳させてしまうと、コケや藻などが早々と無くなりますので、意識して餌を与える必要があります。
またこの餌を与え過ぎると、逆にコケなどを食べきれなくなってしまうので、ほどほどの数がよいと思います。
繁殖方法と必要な物は?
オトシンクルスの繁殖は難しいようですが、オトシンクルスネグロという種類なら、繁殖が比較的簡単なようです。
このオトシンクルスネグロは単体で800円くらいから販売されています。
飼育しやすいオトシンクルスは定番のオトシンクルスがよいと記述しましたが、繁殖目的であるなら、最初からオトシンクルスネグロをお迎えするのがいいでしょう。
とくに必要とするものはなく、水槽に水草とオトシンクルスネグロのオスとメスを入れて置くだけで、いつの間にか繁殖していた……というような流れのようです。
繁殖時に気をつけることは?
成魚のオトシンクルスはコケや藻などを食べますが、孵化した子供はバクテリアなどを食べて成長していくようなのですが、それが無くなってしまうと食べるものがなく死んでしまいます。
成魚も子供も餌を与えなくてもいいというわけではありません。
とくに小さい時は魚の餌(できるだけ小さいもの、もしくは小さくして)をあげるようにしましょう。
水温は23~30度が適温ですので、特に寒い場所に設置しなければ、ヒーターやクーラーなどの用意も必要ありません。
オトシンクルスの飼育の様子
まとめ
オトシンクルスはよく水槽の壁に張り付いてコケを食べる姿を目撃、それがとても印象強いです。
意外と機敏な動きなどもするので、見ていて飽きません。
オトシンクルスの繁殖も成功するとちっちゃいのがふよふよ浮いているのが可愛いので、一度は挑んでみるのもいいと思います。
ナマズの仲間なので姿はブサ可愛い系、その系統に愛しさを抱ける方にはとてもおススメです。
一度虜になると、オトシンクルスの種類だけを飼育する方もいらっしゃいます。
お魚系を飼育されている方でオトシンクルスをお迎え経験のない方は、是非一度お試しください。
水槽掃除のお手伝いをしてくれる、とても役立つ方々です。
以上、オトシンクルスの繁殖、混泳に関することでした。