レッドテールキャットがナマズの仲間で、ちょっととぼけた顔が可愛らしい魚です。また、大きくなるので飼育には注意も必要です。
そんなレッドテールキャットを飼育にはしたいと考えているなら、まずは飼育方法を知る必要があります。ここでは、その飼育方法や餌などについてまとめてみたので、参考にしてみてください。
目次
生態は?
レッドテールキャットは販売されている個体のサイズは小さいものが多いですが、飼育していくうちに1mを超えてしまうともあるようです。
体が小さいうちは臆病な性格で、1日のうちのほとんどの時間、物陰に隠れていることが多いため、なかなか姿を見ることはできません。しかし、夜行性なので暗くなると姿を現してくれます。
レッドテールキャットは飼い主などに対しては社交的で、懐いてくれるちょっと珍しい魚です。姿を見かけると近寄って来たり、手にじゃれたりと、まるで犬や猫のような感覚で飼育することができます。
しかし、水槽内にいる生き物には縄張り意識が強く働き、非常に荒々しくなります。テリトリー内に入った魚は同種であっても攻撃したり、口に入る生き物は大抵食べてしまいます。このように攻撃的な面が強いため、基本的に単独飼育が望ましいです。
性別の判断がとても難しく、ペットショップなどの販売員でも見分けがつかない人が多いようです。判別しにくいということは繁殖も難しく、日本では専門機関以外での繁殖例はないようです。
飼育方法や必要なものは?
レッドテールキャットは成長すると1m以上になるため水槽は180cmくらいのものが必要になります。
購入時は小さくても、成長スピードが早く水槽に合わせて成長が止まるということもないので、初めから大きな水槽で飼育を始めた方が良いでしょう。
水温は20〜28℃が適していますので、この間の温度を一定に保つようにしてください。
常温ですと季節によって適温外となったり、季節の変わり目などは急激に水温が変化することもあるので、ヒーターやクーラーを使用して一定に保つようにした方がレッドテールキャットにとって快適に過ごせる環境となるでしょう。
また、水質は中性を好みますので底砂などで調整してみてください。
レッドテールキャットはたくさん食べるため排泄量が多く、水を非常に汚しやすいので強力なろ過装置や、水換えも定期的に行う必要があります。
多少の汚れには耐性があり、弱ることもありませんが、限度がありますし、キレイな水の方が過ごしやすい環境なので、汚れてきたら必ず対処してあげてください。
具体的な餌や与える頻度は?
餌は1日に1回くらいで問題ないと思いますが、実は1週間くらい何も与えなくても死ぬことはないので、毎日でなくても大丈夫でしょう。
食べる量は非常に多いので、与え続けていればずっと食べてしまうので注意です。餌は数分程度で与えるのをやめてください。
体の小さいうちは人工飼料と冷凍アカムシやメダカをバランス良く与えると良いでしょう。体が大きくなってきたら、メダカから金魚やドジョウといった大きめの生餌に変えるのも良いです。
販売価格や販売場所は?
アクアリウム専門店やインターネット通販で購入が可能ですし、ペットショップでも取り扱っている場合もあるようです。
安い個体ですと2000円くらいで購入できるので、気軽に購入できてしまいますが、大きく成長することも考えた上でお迎えしてくださいね。
飼育する際の注意点は?
レッドテールキャットは大きくなるため180cm以上の水槽が必要となるため、金銭的に余裕がないと飼育は難しいでしょう。
まず180cmの水槽自体が、値段が高いものですし、その水槽を置くスペースも必要です。水の量が多いのでろ過装置やヒーター類も一般的なサイズの水槽よりも個数を増やしたりパワフルなものを使用しなければなりませんので、そこでもお金がかかってしまいます。
そこまで考えた上でレッドテールキャットを飼育可能とならない場合は、購入は控えるべきでしょう。
レッドテールキャットの食事シーン
まとめ
購入時は小さく可愛らしいレッドテールキャットでも、必ず大きく成長しますし、見た目も変わってきてしまいます。なので、決して衝動買いでの購入は控えてくださいね。
飼育自体は、それほど難はないのですが、大きな水槽を扱うのは大変なので総合的に見るとレッドテールキャットの飼育は難易度が高いです。楽しいこともたくさんありますが手間もかかるため、責任を持って最後までお世話することができる人だけ購入した方が良いでしょう。