ポリプテルスは安価で購入できる古代魚として人気もありますが、飼育に関しては少し手間がかかり決して楽ではありません。しかし、古代魚というものにロマンを感じますし、ふつうの熱帯魚ではなく変わった魚を育てたいのであれば、ポリプテルスはオススメです。
飼育をするには何を食べるかは非常に重要ですので、ポリプテルスの餌についての情報をまとめてみました。餌ひとつで寿命を左右することもありますので、適したものを食べさせてあげましょう。
目次
性格は?
ポリプテルスは大型の肉食性の熱帯魚ですので、気性が荒く、攻撃的なイメージを思い浮かべがちですが、実際は意外と大人しくのんびりとしている性格です。もちろん肉食性なので小さな魚は食べてしまいますが、それ以外の気性が荒い魚からは逆にいじめられてしまうほどです。
中には神経質なポリプテルスもいますので、水槽内には隠れられるオブジェなどを設置してあげると安心しストレスを感じることなく生活できるでしょう。
どこで買える?
ポリプテルスはアクアリウム専門店やペットショップ、インターネット通販などで購入が可能です。
入手困難なほど珍しい魚ではないので、販売しているところは多いですが、種類によっては取り扱いが少ない個体もいますので、ハッキリと狙っている個体がいるならばインターネット通販が確実だと思います。
個体を確認できないのがデメリットですが、お店に足を運ばずに済みますのでとても手軽で便利です。通販の際は、朝一番で受け取れる日を指定するなどして、生体の負担を 最小限にしてあげてください。
餌は具体的にどんなもの?
ポリプテルスは幼魚と成魚で若干与えるえさが変わりますので、注意してください。
まず幼魚ですが、これから成長していくためにたくさんの栄養が必要なので、主にアカムシやメダカ、金魚などの生き餌を与えてください。
体長30cmくらいになるまではこれらの餌を組み合わせたり、日ごとに変えるなどして偏らないように与えてください。生き餌は成長を早めてくれますし、食いつきも良いです。
30cmを越えて成魚となったら人工飼料をメインにして、その他におやつ程度で金魚やエビを与えてあげましょう。この他にメダカやドジョウなどもオススメですので偏らないようにバランスよく与えましょう。
食事の頻度や与え方は?
成魚のポリプテルスは目安として1日2回くらい餌を与え、食べ残しが出ないように与えすぎに注意してください。主に人工飼料で育てていくことになるので、水質への影響は少なく済みますが、食べ残しが多いとあまり変わりませんので気をつけましょう。
また、幼魚の場合はたくさん食べて栄養をつける時期ですのですので、食べきれる量を複数回に分けて与えてあげてください。生き餌を中心にたくさん食べさせてあげましょう。
餌を食べないときはどうしたらよい?
餌をあまり食べなくなった時は水質の悪化で体が弱っている場合が多いですので、水換えや水槽の掃除などを行い、水質を良くしてあげてください。また、頻繁にこのような事態になるようでしたら、ろ過装置を強力なものへ交換するのも効果的です。
また、餌のサイズが合わず、食べにくいからという場合もありますので水質に問題がない場合は、餌のサイズを変えてあげましょう。
与える際の注意点は?
ポリプテルスは口に入る魚は大抵食べてしまいますが、たまに口より大きな魚も食べてしまうことがあり、その場合は吐き出したりすることもあるようです。
そのまま胃に到達して何事もなく消化されることもありますが、万が一内臓などを傷付けてしまうかもしれませんので、生き餌などのサイズには気をつけてください。
まとめ
幼魚のポリプテルスは生き餌を数種類用意して与えることとなりますので、餌代がかさみますし、一時的に生き餌を飼育せねばならないため、手間が割とかかります。大変ですが、成長とともに人工飼料中心で飼育できるようになるので、頑張りましょう。
餌のサイズも思わぬ事故に繋がることもありますので、適したサイズをバランス良く与えて健康的な体を作ってあげて、長生きさせてあげてくださいね。
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