昔から流通している熱帯魚のオスカーは、現在でも流通量が多く入手しやすい魚です。しかも、魚なのに人に懐きやすく、飼い主さんの行動をみて近寄ってきたりなど可愛らしい面もあるため、愛好家も多いです。

他にも飼育を始める動機はいくつかあると思いますが、お世話をしていくうちに心配になってくるのが病気や寿命ですよね。大切な家族ですから少しでも長生きしてもらいたいと思うのは当然です。

そこで少しでも長生きできるように、かかりやすい病気や寿命についてまとめてみましたので、現在飼育を行なっている方も、これらの飼育予定の方も是非参考にしてみてください。


オスカーは南アメリカのアマゾン川広域に生息している熱帯魚で、人に慣れるペットフィッシュとしても認知度が高いです。ただし、飼い主さんへは懐く一方で混泳している魚などに対しては荒々しくなる傾向が強いため飼育には注意が必要です。

タイやシンガポールではオスカーの養殖が盛んで、さらには品種改良も行なっており、日本へもたくさんの種類が輸入されています。もちろん野生の個体も流通しており、繁殖個体よりも高値で取り引きされることが多いようです。

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目次

平均寿命は?

体が40cm近くなるオスカーは寿命も比較的長く10年以上生きる個体が多いです。種類によってはこの寿命も前後しますが、ほぼ10年くらいと考えて良いでしょう。

長く飼育できるのは嬉しいですが、中には長期飼育に向かない方もおりますので、自分が10年以上お世話できるか考えてから、飼育を始めてください。

他の熱帯魚に比べて寿命は長いほう?

大型の熱帯魚の寿命は10年くらいの種類が多く、オスカーと比べてもそれほど違いはないでしょう。

大型の熱帯魚の飼育は、水槽内に何も設置せず水換えや清掃、餌やりなどが単調的に続くため飽きてしまう人もいるようです。そのような場合は、水槽のレイアウトを変えたりして飼育を楽しむ工夫をすると良いでしょう。

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がかかりやすい病気は?

オスカー 寿命



オスカーなどの中南米原産の熱帯魚が特に注意してほしいのは、エロモナス症や穴あき病と呼ばれている病気です。

症状としては頭部などの一部が溶けてしまい穴が開いてしまったり、眼球が飛び出してしまうことや、ウロコの一部が血で滲んでしまうなどで、これらの体にあらわれた変化は、治療しても元に戻らないことがほとんどです。

このような症状があらわれていたら、このまま進行すると死んでしまう可能性が非常に高いので、すぐに治療を行なってください。あまりに症状が酷い場合は治療しても死んでしまうことも多いです。

少しでも長生きしてもらうために、治療するのも良いですが、あえて治療しないと判断した場合は混泳の場合他の魚に病気が移ってしまうので、隔離して飼育を行なってください。

病気になった場合どうしたらよい?

治療は基本的に薬浴となりますので、ペットショップなどで、対応する薬を購入して薬浴を行います。

もし、初期症状で体の変化も大したことがないようならば、水槽内の清掃や、水換え、水温を少し上げる、といった方法でも効果があらわれることも多いので試してみてください。

薬浴の際も、水温を上げるとより効果的ですので併せて行うと良いでしょう。目安としては2℃くらい上げるのが良いようです。

この病気の主な原因は水質の悪化に伴う細菌の増殖ですので、症状があらわれたらまずは水質の見直しを行い、清浄な状態にしたら小まめに水換えを行なったり、強力なろ過装置を導入するなどして、その状態から悪化させないように心がけましょう。

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病気にならないよう気をつけることは?

エロモナス症などの主な原因は水質の悪化による細菌の増殖ですが、他にも生き餌についていた病原菌が水槽内で繁殖してしまうこともあります。

水質の維持とともに、生き餌はトリートメントしてから与えるようにしていけば、かなりの確率で病気になりにくくなります。また、偏った食事や、ストレスの溜まっている状況だと、細菌に感染しやすくなるので注意してください。

不用意に驚かせたり、同じ種類の餌ばかり与えるなどは控えましょう。

まとめ

オスカー 寿命



成長したオスカーは体も大きく美しい魚ですが、病気になってしまうとその体に穴が開いてしまったり、色が変わってしまうなどの変化が起きてしまうので、非常にもったいないです。

少し手間をかけてあげるだけでも十分予防できますので、長生きのためにも水換えやお掃除をよく行なって、健康な状態を維持してあげましょう。

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