今や水族館のアイドルとなっているチンアナゴは、自宅で飼育することもできるので水族館に行かなくても毎日観賞することが可能です。
自宅で飼育していく上で気になるのがやっぱり寿命や、病気のことですよね。砂の中で生活しているため、飼育方法も通常の熱帯魚と異なりますので色々と心配なことも多いでしょう。
そこで、チンアナゴはどのくらい生きることができ、どんな病気になりやすいかについてまとめてみましたので参考にしてみてください。
目次
どんな生き物?
チンアナゴの名前に付いているチンは、日本犬の狆に似ているという理由から付けられたと言われています。また、別名をガーデンイールとも呼ばれています。
チンアナゴは餌を狩ることはせずに、ひたすら流れてくるプランクトンを食べて生きており、餌がない場合は自ら探すことはないようで、そのまま死んでしまいます。
最近は非常に人気が高く、水族館ではチンアナゴの展示を目玉にしているところも多く、ぬいぐるみなどのグッズ販売も盛んに行われています。とても人気があるので、観賞用の個体の値段も高価だと思いきや、そうゆうわけでもなく数千円で購入できてしまいます。
飼育自体はどちらかというと難しくはありませんが、とにかく水を汚すため手間が異常にかかるので大変ではあります。ただ、それ以上に可愛らしさが勝ってしまうのか観賞用のペットとしても人気は非常に高いです。
平均寿命は?
チンアナゴの平均的な寿命は3〜5年ほどで、それほど長くはありません。少しでも長く可愛らしい姿を鑑賞するためにも、なるべく寿命を全うしてもらいたいものです。
また、短いとはいえ飼育を始めた以上、お世話を放棄することなく最後まで面倒をみるのが生き物を飼う責任ですので、よく心得てから飼育を始めてくださいね。
他の熱帯魚に比べて寿命は長いほう?
チンアナゴが砂から体を出している部分は10cmほどですので、小さな魚に思われがちですが、実は全長40cmにもなることがある魚で、長さだけみると大型魚です。
大型の熱帯魚の寿命は10年ほどですので、それと比べると短いですが、見た目通り小型の熱帯魚と比べてみると、一般的に3〜5年という種類が多いので、特に変わらないとも言えます。
人によって長く感じる人もいれば短いと感じるのではないのでしょうか。
かかりやすい病気は?
実はチンアナゴは病気にはなることは基本的にはありません。とにかく病気には対しての耐性が強く、ほとんどの熱帯魚が発症してしまうといわれている白点病にもほとんどかかることはありません。
ただし、砂の粒により体を傷つけてしまい怪我をしたり、水質の悪化により皮膚が荒れるなどはあるようです。
皮膚が荒れた状態で怪我をしてしまうと、傷が悪化したり、感染症を起こしてしまう可能性もあるので、水の汚れには気をつけましょう。
ましょう。
病気にならないよう気をつけることは?
チンアナゴの水槽は汚れやすいので、小まめに水換えや砂の清掃などを行い、ろ過装置も強力なものを使用した方が良いでしょう。水を清潔な状態を保つことが、健康で長生きする秘訣です。
特に給餌の際の食べ残しは水質の悪化に繋がるため、注意が必要です。餌を与える際はゆっくりと時間をかけて食べ残しが少しでも減るように行ってください。
体の傷に関しては、底砂の種類を細かいものに変えてあげると、怪我をしてしまうリスクが下がりますので、水槽を立ち上げる際は、よく吟味して底砂を選んであげてください。
まとめ
チンアナゴは餌の選り好みが激しく、気に入らないものを食べるくらいなら餓死を選ぶくらいなので、体も弱そうなイメージですが病気には強いという意外な一面があり、驚きですよね。
しかし、だからといって汚れた水槽では快適に生活することはできませんので、水替えなどは怠ることなく定期的に行って、健康な状態で寿命を全うできるようにお世話してあげましょう。
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