生きた化石と呼ぶに相応しい(?)独特の風貌をしているポリプテルス。

遥か彼方からあまり姿形が変わっていない古代魚として有名でファンが多く観賞魚として幅広く流通しています。

大型タイプのポリプテルスであれば70㎝オーバーにもなる程、大きなサイズ迄成長します。

ポリプテルスの中では小型な部類で人気種になるポリプテルスセネガルスでも30㎝前後にはなるので中々のサイズです。

70㎝クラスが大型水槽で泳いでいるのを見ると壮観でしょうね。

そんなポリプテルスに関して今回は、ポリプテルスの混泳・水温・繁殖、と3つのテーマに分けてそれぞれご紹介していきたいと思います。

ポリプテルスは種類が多種存在していますが、今回は個別での紹介では無く「ポリプテルス」と一括りにしてのご紹介となりますのでご了承下さい。

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目次

オスとメスの見分け方は?

では初めにポリプテルスのオスメスの見分け方についてご紹介していきましょう。

一番判別しやすい見分け方としては尻びれを見ると良いでしょう。

オスメスそれぞれの尻びれの特徴を下記に記載します。

①オスの尻びれ

メスの尻びれと比較して大きくワイド。
繁殖期になるとお椀状に大きくなるのでより分かり易いかと思います。

②メスの尻びれ

オスの尻びれと比較すると小さく細長い感じ。


上記の尻びれの特徴を観察して頂ければオスメスの判別は出来ると思います。
ただ1つ注意点なのですが、幼魚の段階では判別しにくいので成魚になってから判別しましょう。

同種の混泳で気を付ける事は?

基本的にポリプテルス同士の混泳であれば問題はありません。
ただ個体サイズは出来るだけ同等サイズの種類を混泳させる方が喧嘩や大型ポリプテルスが小型ポリプテルスに対して攻撃する可能性は低くなるでしょう。
勿論、それぞれの個体が持つ性格により一概には言えませんが、同種混泳させたいのであれば同等サイズにしておいた方が無難かと思います。

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適切な水温はどのくらい?

ポリプテルスを飼育していく上で適切な水温は何℃にして管理をすればいいのでしょうか?

基本的に25℃~27℃くらいをキープしていれば問題ありません。

夏場に30℃オーバーになってもすぐに息絶えてしまう事は無いと思いますが、一定の水温をキープする事が望ましいですね。夏はクーラーで水温を下げ、冬はヒーターで水温を上げる様にしましょう。

ヒーターを使う場合はヒーターカバーがついている物を選んで頂いた方が火傷を防げますので万が一に備えカバー付きを選びましょう。

繁殖方法と必要な物は?

ポリプテルス 混泳



ポリプテルスの繁殖方法とそれに伴う必要な物を記載していきましょう。

まずポリプテルスのオスメスペアがいる事と性成熟している成魚、と言う前提でのご紹介になります。繁殖用の水槽を別で設けて頂き、そこに産卵床となる水草を用意して下さい。

この際、水温は28℃程度を目安にキープして下さい。後はペアが産卵してくれる事を願うのみです。

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繁殖する際に気を付ける事は?

繁殖前の準備段階としてですが、ポリプテルスを余り太らせない様に管理をしましょう。と言うのも、マルっと太ったポリプテルスは繁殖能力を喪失してしまう事もあるので過度な餌の摂取を控えましょう。

他には孵化した後の話になりますが、ポリプテルスは肉食魚なので稚魚同士で共食いをしてしまう可能性が出てきます。成長が早く個体サイズが大きい稚魚が小さい稚魚を食べる事が出てくるかも知れないので別水槽に分ける事も必要かも知れませんね。

この点に関しては考え方によって色々あると思うので参考程度に見て下さい。

他の種類の魚と混泳可能?

上記項目で同種混泳は同等サイズ程度であれば混泳可能、とお伝えしましたが他種との混泳はどうなのでしょうか?

基本的には単独での飼育が望ましいのですが、混泳が不可と言う訳ではありません。

アロワナと混泳させる事もあるのですが、ポリプテルスの隠れ家が必須になります。他種でも同様で、混泳出来るけど〇〇が必要、と言った様に気の抜けない状況になる事はあります。

逆に相性が悪い種類も紹介しておきましょう。プレコとの混泳は相性が悪いので避けた方がよいでしょう。

と言うのも、プレコがポリプテルスの体表を舐め、ボロボロにしてしまうのと、ポリプテルスがプレコを捕食した際に詰まらせて共倒れになる可能性があるからです。

ただ全ての混泳に於いて絶対良いとか、絶対ダメ、とは言い切れない部分があるのは正直な所です。

ポリプテルスとプレコの混泳を成功させている人が居ない訳では無いと思いますし、混泳OKと言われている種類同士でも相性が悪く攻撃される事もあるでしょう。

個体により性格は様々なので「絶対大丈夫」と言う過信は余り持たず、ご自身の眼で定期的な観察を行って頂く事が一番かと思います。

まとめ

ポリプテルス 混泳



ポリプテルスの混泳や繁殖に関してまとめてみましたが、混泳に関しては正直難しい部分が多いかな、と個人的には思います。

重複してしまいますが、最初は単独飼育から初めて頂いた方が無難だと思います。

色々な種類を同一水槽で飼育してみたい、と言う気持ちは分からなくは無いですがやはり相性の問題とかもありますもんね。

イメージしただけで壮観な画が浮かびますがイメージだけに留めましょう。。。

以上、ポリプテルスの混泳・水温・繁殖 について解説でした!

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