混泳を行う際に組み合わされる魚の代表格であるコリドラスピグミーは見た目は暗い色ですが、素朴な魅力があったり、体が小さいことで可愛らしさもある魅力的な淡水魚です。

コリドラスピグミーの飼育は比較的容易ではありますが、なるべく長生きさせてあげるためにも水槽内の環境を整えてあげることは重要です。

そこで水温や餌など飼育についての事柄をまとめてみましたので、コリドラスピグミーの飼育に興味のある方は参考にしてみてください。

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目次

生態は?

コリドラスピグミーの学名はコリドラスピグマエウスといい、ピグマエウスという名前を使用されていることもありますが、基本的にはピグミーと呼ばれていることが多いです。

生息地はアマゾン川をはじめ、ペルーにあるナナイ川やエクアドルのアグアリコ川など、主に南米で確認することができる淡水魚です。特に流れが緩やかで透明度の高い浅瀬を好み、水底の砂や小石の中に蓄積した有機物を食べています。

コリドラスと名前が付いていることからも分かる通り、ナマズの仲間ではありますが、体はスマートでサイズも最大で3cmほどしかなく非常に可愛らしい姿をしております。ですが、よく見ると小さく口ひげのようなものがあり、ナマズの近縁には間違いないようです。

活発に群れを作り泳ぎ回るため、まとまった数を同じ水槽へ入れてあげると群泳を楽しむこともできます。

水槽の底面を泳ぎ、食べ残しの餌を食べてくれるため、水質維持に貢献してくれます。そのため、お掃除役として利用も一般的で、他の魚と混泳させて飼育されていることも多いです。

飼育方法や必要なものは?

コリドラスピグミーはとても小さな魚ですので、水槽のサイズが小さくても飼育が可能です。混泳させる場合は、相手の魚の大きさに合わせて水槽のサイズを決めれば問題ないでしょう。

また、コリドラスピグミーのみで飼育するのであれば、60cmの水槽で50匹くらい飼育が可能となっています。飼育の際の目安にしてみてください。

飼育自体は容易でありますが、水質の変化には敏感ですので水槽への導入時や、水替えの際などは特に注意が必要です。

ろ過装置を設置すると、水が汚れにくくなりますし、それにより水替えの頻度も遅くなり、水質の変化しにくい環境を作れますので、なるべく設置した方が良いでしょう。

野生のコリドラスピグミーは砂を口に含み、混ざっている有機物などを食べているので、水槽で飼育する際も細かい底砂があると安心するようです。底砂を入れなくても飼育は可能ですので、作りたい水槽のイメージで敷くか敷かないかを選んでみてください。

底砂は好みで問題ありませんが、コリドラスピグミーは若干臆病な性格があるためストレスを感じさせないためにも隠れ家となる水草や流木などのオブジェは必ず入れてあげましょう。

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具体的な餌や与える頻度は?

コリドラスピグミー 飼育



餌は1~2日に1回程度で十分ですので、食べ残しが出ないように少しづつ食べる様子を覗いながら与えてあげてください。コリドラスピグミーはとても小さいので大きな餌は食べるのが難しいですから、大きい餌は細かくするなどして食べさせましょう。

コリドラス専用の人工飼料が販売されていますので、そちらをメインにして、その他に冷凍アカムシや冷凍ミジンコなどもたまに与えてあげると栄養バランス的にも良好となります。

ただし、冷凍アカムシは少し大きめなので、細かくしてから与える必要がありますが、ミジンコの方は手を加えずにそのまま食べさせることが可能となっています。

また、混泳を行っている水槽でしたら、他の魚の食べ残しも食べるため、餌の量を減らしたり頻度を遅くするなど工夫をして食べ過ぎないように気をつけましょう。

販売価格や販売場所は?

アクアリウム専門店や、インターネット通販で購入が可能となっており、5匹で1000くらいで購入できます。基本的にはまとまった数でのセット販売がほとんどで、1匹単位で購入は難しいでしょう。

それほど個体差はないので、ネット通販で購入してもそれほど失敗することは無いように思えます。ただし、搬送中に死んでしまうことも十分考えられますので、死着保障があるお店を選ぶと万が一の際にも安心です。

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適切な水温は?

飼育の際の適正水温は22~28℃くらいとなっていますが、だいたい25℃前後で飼育するのが良いでしょう。水温は変化させないように水槽用のヒーターやクーラーなどを使用して、コリドラスピグミーがストレスを感じない環境を作ってあげましょう。

急激な水温の変化はショックを与えるだけでなく、水の中にいる細菌などを繁殖させてしまい病気を引き起こすこともありますので、十分に気を付けて下さい。

飼育する際の注意点は?

コリドラスピグミーは個体自体は小さく、しかも安価なため複数匹をまとめて飼われていることがほとんどですが、実は逆に単独で飼育するとストレスを感じてしまい、病気になりやすかったり、寿命が短くなることもあります。

せっかく飼育するのですから、水槽内を元気に泳ぎ回ってもらうためにも、最低5匹以上で飼育するようにしてみてください。

まとめ

コリドラスピグミー 飼育



見た目はそれほど派手ではありませんが、群泳をする習性もあるので鑑賞性は高い魚といえるでしょう。飼育も比較的容易ですので、水質の変化に気を付けていれば、寿命が来るまで飼育を楽しめるはずです。

臆病な性格なので水槽の前で驚かせないように注意して、コリドラスピグミーのお世話を楽しんでみてくださいね

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