小学校の理科の時間、ゲンゴロウやマツモムシなどの水辺の生き物を水槽に入れて観察したと言う人は多いのではないでしょうか。

中でもマツモムシは、ひっくり返って背泳ぎをしているようにも見える事から動きがユニークであるため、生徒の間では人気者でしたよね。

時代と共にその数も少なくなってきましたが、現代でもその人気は不動であり飼育する子供たちも多いようです。

そこで今回は、マツモムシの餌はメダカなの?飼育方法や種類も解説したいと思います。

目次

マツモムシの生態

マツモムシはカメムシ目・マツモムシ科に分類される水生昆虫の一種であり、大きさは11,5㎜~14㎜程度と小さく体の表面には細かな毛が付いています。

その為、空気の層を蓄える「空気の膜」ができる事で鏡と同じ働きをする事から、エサを捕らえるのにカモフラージュ的な役割をします。

また、この空気の膜の関係でプラストロン呼吸ができる為、水中に長く潜る事も出来ます。

マツモムシは世界中の池や沼、又は水田などの流れのない水辺に生息しており、日本でも様々な地域で確認されています。

マツモムシの名前を漢字で表わすと「松藻虫」であり、水草のマツモなどが生えている所に棲む虫と言う事が名前の由来にもなっています。

名前の由来については意外なほど簡単ですが、驚くのはその泳ぎ方であり、マツモムシの英名に「back simmers」と付いている事から、背泳ぎが得意な虫として有名です。

その為、普段は腹を上にして、長い脚をオールのように動かしながら移動する事が特徴的です。

また、エサを捕獲する場合は、針のような口吻を小さな昆虫や魚などに突き刺して麻痺毒や消化液などを注入し、溶けた内容物を吸汁すると言う給餌方法も特徴的です。

その為、素手で捕まえたりすると刺される事もあり、特に小さな子供さんなどは注意が必要です。

刺された場合は、ハチに刺された時と同じ痛みがあり、これは成虫だけでなく幼虫も同じだとされています。

そんなマツモムシの繁殖時期は4月~6月頃になり、マツモなどの水草の茎や葉の裏側に卵を産み付け、孵化した幼虫は翅が無く薄い緑色をしており、脱皮を数回繰り返しながらやがて成虫になり、寿命は越冬してから約1年とされています。

面白いのは普段は背泳ぎスタイルで水面を移動していますが、飛び立つときはいちいち体をひっくり返してから飛び立ちます。

これだったら普通にゲンゴロウなどのように背泳ぎのスタイルをとらなくても良いのでは・・・と、思いますが、これがマツモムシの生命を維持するための進化と考えれば納得もできそうです。

マツモムシの種類

マツモムシ 飼育 餌 種類



マツモムシはカメムシ目・マツモムシ科に分類される昆虫の総称でもあり。その種類は世界中で200種類と言われ、日本では約9種類のマツモムシが確認されています。

その種類を大きく分けるとAnisops属・Enitheres属・マツモムシ属の3属に分類され、そのほとんどが背泳ぎで水面近くを移動します。

因みに9種類のマツモムシは以下の通りです。

・マツモムシ
・キイロマツモムシ
・オキナワマツモムシ
・コマツマツモムシ
・クロイワコママツモムシ
・イシガキコマツモムシ
・オオコマツモムシ
・ヒメコマツモムシ
・タイワンマツモムシ

昔は、至る所で水生昆虫を見かけた物ですが、近年では環境の変化に伴いマツモムシが絶滅危惧種にもなっており、小学校の理科教材として採取することも難しくなりそうですね。

マツモムシの飼育方法

昔ほどマツモムシの姿を見かける事は少なくなり、入手することも難しくなりましたが、流れのない水田や池、又は沼などで見つける事ができます。

また、学校のプールなどでも確認される事もあり、子供たちが遊びのついでに採取してくる事もあります。

マツモムシの入手方法は、泳ぎがあまり得意でない為、紙コップなどがあればそのまま掬い取る事ができます。

そんなマツモムシの飼育方法はそれほど難しい事はないですが、動物食である為、他の小魚や水生昆虫と一緒にする事はおすすめできません。

飼育に必要な物は以下の通りです。

・飼育ケース

マツモムシは平均13㎜程度の小さな昆虫なので小型~中型のプラスチックケースで十分です。

・水やエアーポンプ

淡水で生きる生き物なので、半日以上天日にさらした水かカルキ抜きした水道水、又は井戸水を用意します。

また、エアーポンプに関しては、新しい水を毎日足すだけでも十分ですが、エアーポンプがあれば水も汚れにくい為、用意すると便利でしょう。

・エサ

水生の小魚や昆虫、又は赤虫などをピンセットでつまみ、マツモムシの口の前に持って行くと食べます。

餌はメダカ?それ以外は?

マツモムシ 飼育 餌 種類



マツモムシの普段の餌は、小魚やオタマジャクシ、又は小型の水生節足動物を捕食しており、口吻を突き刺して吸汁する為、陸上にいる小さな昆虫なども水面に落ちてきた場合は捕食してしまいます。

その他には、水面付近を漂うボウフラなどは捕食しやすいなどの利点から好んで食べます。

夏の時期、水をはったバケツを置きっぱなしにするだけで蚊が産卵してボウフラが発生する為、簡単に入手できるので手がかからなくて済みます。

また、簡単に入手できる赤虫も好んで食べるようです。

マツモムシの餌をまとめると以下のようなものです。

・メダカなどの小魚
・オタマジャクシ
・小型の水生節足動物
・ボウフラ
・赤虫など等。

飼育時の注意点

マツモムシを飼育する際、注意しなければならない事は、マツモムシに与える餌の確保がしっかりできるかが問題であり、毎日同じ餌ばかり与えると食べなくなることもある為、様々な餌を調達できることが重要になります。

また、マツモムシは動物食なので同じ水生の生き物を一緒に飼育すると、エサにしてしまうため出来れば別々に飼う事が望ましいです。

尚、マツモムシは口吻をエサに突き刺し、麻痺毒や消化液などを注入することから、飼育時に素手で取り扱う事は避けましょう。

まとめ

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子供達にとってゲンゴロウやヤゴ、マツモムシなどの水生昆虫は人気者であり、学校のプール帰りに持ち帰る事もあります。

近年ではそのような水生昆虫も数が激減しており、学校でも十分な観察が出来ない環境になりつつもある為、ある意味貴重な体験として飼育させてあげる事も良いですよね。

その時は、十分な知識を子供たちに教えてあげるためにもこの記事を読んでいただければ幸いです。

以上、マツモムシの餌はメダカなの?飼育方法や種類についてもの解説でした。


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