縁日の金魚すくいのでも目にすることができ、比較的身近な存在の出目金は、まんまるなフォルムが可愛らしくとても人気のある金魚の種類のひとつです。

実は出目金は、琉金の突然変異で眼球が飛び出てしまったものが元となっているそうです。

様々な種類がいる出目金について詳しくご説明していきます。

目次

出目金を飼いたい!

出目金は一般的な金魚の飼育方法と同じですが注意しなければいけない点が多々あります。

出目金の最大の特徴である飛び出した目はとてもデリケートです。水槽内に硬いものが入れてあるとそれにより傷ついてしまう可能性が高いです。

水草のオブジェなどはプラスチック製で硬いですし、岩なども硬いのであまり入れない方が良いでしょう。

出目金の水槽は比較的シンプルにすることが長生きの秘訣です。

また、出目金以外の金魚との混泳も避けた方が良いです。

というのも、出目金は泳ぐスピードが遅く、なかなか餌が取れなかったり、飛び出している目を攻撃されてしまう危険性もあります。

最悪、出目金が死んでしまうこともあるので、複数の金魚を同時に水槽に入れるならば、出目金だけした方が良いでしょう。

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出目金の種類①

出目金 飼育



出目金の種類で最もポピュラーなのが赤出目金です。

赤出目金はもともと琉金が病気になり目が飛び出してしまうという突然変異を起こし、それを固定させたものです。
体の色は赤一色で、目が飛び出ている以外は琉金に似ているところが多く、飼育方法も琉金と同じで問題ありません。

入手も比較的しやすいので、すぐにでも飼い始めることができるでしょう。

出目金の種類②

出目金 飼育



赤出目金が突然変異を起こしたものが黒出目金で、体の色は黒一色なこと以外は赤出目金と同じです。

金魚は一般的に赤色のものが人気なのですが、出目金は黒色のものが一番人気のカラーで生産量も一番多い金魚です。

赤出目金と同じく入手もしやすく、琉金に似ているという特徴も受け継いでいます。

琉金はあまり泳ぎが得意ではなく、ゆったり泳ぐ特徴があり、出目金も同じようにゆったり泳ぐ金魚です。

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出目金の種類③

出目金 飼育



赤、白、黒、藍色などが複雑に入り混じった雑色をしている出目金が三色出目金です。

名前は三色と付いていますが、色のバリエーションは4色なのが面白い出目金です。

貴重性が高く、若干入手しずらい種類でもありますが、赤出目金、黒出目金と同じように琉金の特徴を受け継いでいます。

三色出目金も赤出目金から作られたもので、そして三色出目金はキャリコ琉金やアズマニシキなどのまだら模様はすべて三色出目金との交雑によって作られています。

出目金がかかる病気にはどんなものがある?

出目金という種類のみにかかりやすい病気というものはありませんが、一般的に金魚がかかりやすい病気には同じようにかかることがあるので、注意してください。

金魚がかかりやすい病気で、水カビ病というものがあります。
これは、金魚の体やヒレなどに白いカビのようなものが付着してしまう症状で、最初は部分的にしか付着していなくても、次第に全身にカビが広がり金魚を衰弱させてしまいます。

最後には死んでしまうので、気を付けて欲しい病気です。

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病気になったらどうしたら良い?

水カビ病は水カビ科真菌というものが原因で発症します。

初期の段階の水カビ病でしたら、水温を上げて、菌の繁殖を抑えたり、ピンセットやめん棒で直接カビを除去してあげることも有効です。

その他には薬浴といって薬液の入った水に出目金を入れてあげて、水カビを除去する方法が一般的です。

薬液は様々な種類が市販されていますので、用途に合ったものを使用しましょう。どれを使用するか不安な場合はペットショップなどで店員さんに相談して購入すれば安心でしょう。


薬浴の注意点

まとめ

比較的簡単に手に入る出目金ですが、飼育はデリケートで注意が必要です。

飼育のことを考えると、金魚すくいで難しい出目金にチャレンジするのは控えた方が良いかもしれませんね。

出目金は丸みを帯びた体も可愛らしいですが、尾ひれも揺れる様子が美しいです。
そんな出目金のいる水槽は涼しげで、ひとつあると癒されるでしょう。

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