熱帯魚の中でも非常にポピュラーなエンゼルフィッシュは、アクアリウムをあまり知らない方であっても認知度は高く、誰もが知っている熱帯魚です。

かわいらしい姿が人気のエンゼルフィッシュは固有種の他に、改良されたたくさんの種類がいます。

エンゼルフィッシュについてどのような種類がいるのか、また餌は何を食べているのかなどをご紹介します。

目次

エンゼルフィッシュの種類① 「トリカラーエンゼル」(コイエンゼル)

エンゼルフィッシュ 種類



白と黒、オレンジ色が3色混ざっているので、トリプル(三色)にちなんでトリカラーと名前が付いたエンゼルフィッシュです。

別称はコイカラーエンゼルで、こちらの場合は日本の錦鯉のような体の色に似ているという由来からついた名前です。

金魚のような印象も受けますが、やはりエンゼルフィッシュなのでダイヤ型のように見える背ビレと腹ビレが長く発達しており、エンゼルフィッシュとすぐにわかる姿をしています。

大きさは約15cmほどなので、60cmの水槽での飼育なら2~4匹ぐらいまでなら同時に飼育できます。

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エンゼルフィッシュの種類② 「アルタムエンゼルフィッシュ」

エンゼルフィッシュ 種類



ベネズエラ南部からブラジル国境近くを流れるオリノコ川などに主に生息しているエンゼルフィッシュです。

アルタムエンゼルは原種のエンゼルフィッシュの中では特に飼育が難しい種類なため、熱帯魚を飼育している方たちの間では憧れの存在としても有名です。

成長した大きさは15cmほどですが、背ビレと腹ビレがとても長いのが特徴で、その部分は30cmほどあるので、全体的に大きく感じられるでしょう。

水槽もそれに合わせて高さは45cm以上の余裕のあるものを使用してください。

エンゼルフィッシュの種類③ 「アルビノレッドアイエンゼル」

エンゼルフィッシュ 種類



品種改良で生まれたエンゼルフィッシュで、乳白色の体の色や、赤い瞳が特徴的で儚い印象を受けます。アルビノの個体は突然変異で生まれた白い個体で、濃い色素が作れないので目が赤色になっています。

大きさは約12cmくらいで、餌は動物性のものを好んで食べます。

口に入らない大きさの小魚でしたら混泳は可能です。その際は、隠れる場所として水草など設置してあげると良いでしょう。

エンゼルフィッシュの種類④ 「ゴールデンエンゼルフィッシュ」

エンゼルフィッシュ 種類



エンゼルフィッシュといえば、この魚をイメージする人が多いのではないでしょうか。エンゼルフィッシュの中では非常にポピュラーな種類で、アメリカで品種改良されたものだといわれています。

大きさは15cmほどで、体高が非常に大きくなるので、水槽の高さに注意してください。高さは45cm以上の水槽を使用すると安心です。

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エンゼルフィッシュの種類⑤ 「プラチナエンゼルフィッシュ」

エンゼルフィッシュ 種類



品種改良で生まれた種類で、最も新しいエンゼルフィッシュの品種です。

大きさは15cmほどで、体は純白でとても美しく鱗がキラキラしているので見る角度によっては緑色やピンク色のようにも見えてとても美しいエンゼルフィッシュです。

プラチナエンゼルは成長すると青味がかる個体もいるので、その変化も楽しむこともできるでしょう。

エンゼルフィッシュの具体的な餌は?

エンゼルフィッシュは肉食性の強いので動物性の餌が好ましいです。

赤虫や糸ミミズといった生餌や、冷凍赤虫でもよく食べてくれます。保存の面を考えると、冷凍赤虫はとても便利です。

ですが、生餌や冷凍赤虫だけを与えていると栄養が偏るので、できればエンゼルフィッシュ専用の人工飼料も与えるとより良いでしょう。

特に人工飼料には体の色を美しく保つ成分が入っているものもあるので、バランスよく与えて、エンゼルフィッシュの健康を維持してくださいね。

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エンゼルフィッシュの繁殖方法は?

エンゼルフィッシュは比較的簡単に繁殖でき、増えすぎて困ってしまうという状況になってしまうかもしれません。無暗に交配させずに計画的に行いましょう。

まずはオスメスのペアのエンゼルフィッシュを用意するのですが、このオスメスの判別は非常に難しいです。

購入時に店員さんに選んでもらうなどして、オスとメス両方入手しましょう。

大抵はSサイズのエンゼルフィッシュが売られていることが多く、そのくらいの大きさですと生後4ヶ月くらいです。生後10~12ヶ月経つと繁殖を開始するので、飼い始めてから約半年ほどで繁殖可能になるでしょう。

特に繁殖のために何かする必要もなく、オスメス混泳させておけば、自然と交配してくれますよ。

繁殖期になると相手をつつくなどのちょっかいを出したり、ガラスなども突いたりします。さらに、産卵場所を確保するために色々な所を突いて掃除をするようになってきます。

産卵後は特に親魚と卵を隔離する必要もないので、見守ってあげてください。ただ驚かしてしまうと、卵を自分で食べてしまうこともあるので注意しましょう。

緩めの水流が卵に当たるように調節したり、ろ過装置が卵を吸い込まないようにスポンジなどの目の細かいものを取り付けるのも良いでしょう。


エンゼルフィッシュ産卵・繁殖の様子

まとめ

ご紹介した以外にもエンゼルフィッシュにはたくさんの種類がいますので、選ぶだけでも楽しくなりますね。

値段も手ごろなものから、高価なものまで様々です。お気に入りの一匹を見つけてみてはいかがでしょうか。

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