グッピーの寿命はそんなに長くは無いので、繁殖させて長く楽しむのも面白いですよ。オスとメスが水槽内にいれば自然と稚魚が生まれるほどに繁殖しやすいので初心者でも失敗することも少ないです。
繁殖させる際に、どのように飼育したらよいかまとめてみましたので、参考にしてみてくださいね。
目次
グッピーの稚魚の成長速度は?
グッピーの稚魚は環境よって成長の速さが変わります。特に重要なのが水質と餌です。
水温は28℃くらいで高めに設定してあげると、成長スピード早くなる傾向があります。また、水替えを頻繁に行うと代謝が上がるので成長へ繋がります。
ですが、水替えの方は同じ水を作る作業が何度も必要になるので、初心者の方には大変かもしれません。
また、たくさん動ける環境があると運動量が増えて大きくなりやすいです。水槽が広いと水質も安定して、たくさん泳ぎ回れるので、成長しやすい環境となるでしょう。
餌に関してはこの後に詳しくご説明しますが、たくさん食べたら食べた分だけ大きくなります。大きくしたい場合はいっぱい餌を与えましょう。
一般的なグッピーは4ヶ月ほどで親と同じくらいになります。
ちなみに尾ビレがキレイになってくるのは5、6ヶ月以降になるので、早く成魚の美しい尾ビレが見たい方は、水質などを調整してみてください。
グッピーの稚魚が生まれたら隔離したほうが良い?
親のグッピーが稚魚を食べてしまう可能性は十分考えられます。そのため、別の水槽に分けるなどして隔離してあげた方が安全です。
水質などは、親のグッピーがいた環境と同じで問題ないです。
注意が必要なのは、稚魚のグッピーは非常に小さいので、ろ過フィルターのホースに吸い込まれたり、水流に対しても非常に敏感です。
なるべく水流が当たらないように工夫したり、外付けの装置にするなどして、稚魚を守ってあげましょう。
親の半分ぐらいの大きさまで成長したら、元の水槽に戻して大丈夫でしょう。水温の差に注意して戻してあげてください。
グッピーの稚魚の飼育について動画で解説
グッピーの稚魚の餌はどんなもの?
基本的には親のグッピーと同じもので大丈夫です。しかし、稚魚の場合は口がとても小さいので、成魚用の人工飼料などは食べにくいので、形が大きなものは、砕いて粉末状にして与えてください。
栄養豊富なブラインシュリンプなどもバランスよく与えると、成長スピードが速くなるでしょう。
グッピーの稚魚の餌は一日何回あげる?
人間の赤ちゃんも一日に何回もミルクを飲むように、グッピーの稚魚も何度も餌をあげることが大切です。
たくさん与えることによって、成長速度も変わってきますし、成魚になった後も健康を維持するためにも、稚魚のうちからたくさんの栄養を摂取した方が好ましいです。
とはいえ、なかなか水槽の側にずっといるのも難しいので、例えば起床して家を出るまでの間に3回ほど間をあけて与え、帰宅したら就寝するまでに3回に分けて餌をあげるという風にしてみるのも良いでしょう。
水槽の近くにいられるようでしたら、水槽の水質が悪化しない程度に気が付いたら何度もあげるくらい、たくさんの回数でも問題ないです。
グッピーの稚魚の性別は何で判断できる?
判別方法は2種類ありますが、まずは「妊娠点」を見つける方法です。
グッピーのメスにはお腹側のお尻付近に妊娠点というものがあります。これはメスだけにあるもので生後3週間くらいで判別できるようになります。
もう1つは「腹ビレ」を見る方法です。
お腹の下に生えているのが腹ビレで、オスのグッピーは成長すると尖ってきます。しかし、メスのグッピーはそのような変化はありません。
腹ビレの変化は生後1ヶ月ほどで判別できるようになってきます。
これらの方法で判別してみてくださいね。
まとめ
稚魚の飼育となると、何かと面倒イメージがありますが、グッピーの場合はほとんど成魚と変わらない飼育方法です。
このため初心者でも成魚へと育てやすいので、グッピーを飼育している方は、繁殖にも挑戦してみませんか?新たなチャレンジによって、飼育がより楽しくなるでしょう。