ヒヨコからニワトリへと飼育する際に、気になるのがどのぐらいヒヨコでいてくれるのか、と思う方も多いでしょう。ヒヨコは可愛いですが、必ずニワトリになりますので、健康な大人になるためにも、ヒヨコの時期から正しい飼育法で育ててあげましょう。
それではヒヨコの飼い方について詳しくご紹介したいと思います。
目次
ひよこは飼えるの?
ヒヨコはペットショップや牧場などで販売されており、ペットとして飼育は可能です。当たり前ですが、購入時はヒヨコでもニワトリになるのでご注意ください。
ヒヨコを飼う、というよりはニワトリを飼うためにヒヨコから飼育していると考えたほうが良いでしょう。中にはニワトリになったらいらない、という不届者もおりますが、そのような考えの方は飼育はしないでくださいね。
ひよこの飼育方法や必要なものは?
ヒヨコは寒さに非常に弱く、低すぎる温度だとすぐに死んでしましますので、そこで大切なのが保温となります。必ずペット用のヒーターや、ヒヨコライトなどの温める機材が必要です。
飼育する入れ物は、段ボールや衣装ケースでも使用することは可能ですが、高さが30cmあれば上部から脱走することもないでしょう。心配でしたら、蓋代わりに金網を置くと良いですよ。
2~4週のヒヨコでしたら飼育ケース内は36~39℃になるように設定します。ヒヨコ用の電球などのヒーターは上から吊るして使い、ケース内の端の方に置けば離れれば温度が下がり近づけば暖かいという環境になりますので、ヒヨコが過ごしやすくなるでしょう。
飼育ケース内の底には新聞紙と、更にその上にはウッドチップや、米のもみ殻などを敷いてあげて下さい。新聞紙だけですと、ヒヨコの糞が足について汚れてしまいますが、もみ殻などがあればベタベタしないので付きにくいですよ。
それ以外にも、ウッドチップやもみ殻はヒヨコがつついたりして遊ぶこともできるのでストレス解消にも役立つため、なるべく入れてあげた方が良いでしょう。
飲み水ですが、ヒヨコは床に水の入った容器をそのまま入れて置くと、中に入ってしまい倒したり、汚したりしてしまいます。そのため、水入れはお椀のような容器を置いておくのではなく、小鳥用の飲み口が狭いものを利用した方が良いでしょう。
水が分からない場合はくちばしを水に付けてあげたり、指で付いたりして教えてあげて下さい。
ひよこの成長のペースは?
ヒヨコの期間は短く、半年で立派なニワトリになります。6ヶ月はあっという間ですので、今だけの貴重なヒヨコの飼育を楽しんでください。
また、成長してニワトリになっても変わらない愛情を注いてお世話してあげましょう。
ひよこの平均的な寿命や値段は?
ヒヨコの値段は、普通のニワトリであれば200~300円ほどですが、烏骨鶏などの品種のニワトリになると3000円ほどの値段になるようです。
普通のニワトリは、やはりメスが人気で、オスはあまり取引されないため非常に安価で販売されていることが多いようです。卵を産まなくても良いのであれば、オスの方がお得ですよ。
ニワトリの寿命は10年くらいで、15年生きたニワトリもいるようです。比較的長生きなので、最後まで面倒見られるか考えてから、飼育を始めて下さいね。ヒヨコの時期よりもニワトリの時期が圧倒的に長いです。オスだと特に朝早くに鳴き声をあげるのでご注意ください。
ひよこを飼育する際の注意点は?
ヒヨコは適温であれば、ピヨピヨと良く鳴き良く歩き回りますが、寒いと高い声で鳴いたり、高い温度だとハアハアと口を空けたりしますので、そういった様子を見て飼育ケース内の温度を調節してあげると良いでしょう。
温度管理はヒヨコにとって、とても重要なので温度計を設置しておけば温度が変化している時に気づきやすいです。
ひよこの飼育の様子を具体的に解説!
まとめ
屋台で購入したヒヨコが翌日死んでいた、というのはよく聞く話ですが、その原因は温度管理だったのです。屋台のおじさんがヒヨコの飼育方法を詳しく教えてくれることもありませんので、保温してもらえず死んでしまうのです。
これから飼育する皆さんは正しい知識でヒヨコの飼育に臨み、温度設定を守り、立派なニワトリに育ててあげて下さいね。