金魚を飼育したいと思って、いざペットショップなどに足を運ぶと、あまりの種類の多さにビックリして、悩んだ挙句、何も購入せずに帰ってきてしまったという方も多いのではないでしょうか。
そんな方にオススメしたいのが朱文金という金魚で、これは小さな錦鯉のようにも見える美しい金魚です。カラーバリエーションや、模様の出方は個体によって全く異なるため、自分好みのものを探すのも楽しいですよ。
朱文金を飼うなら、どのような飼育方法になるのかが知りたいところですよね。なので、ここでは朱文金の飼育方法について、ご紹介していくので、気になった方は購入の参考にしてみて下さい。
目次
朱文金とは?
朱文金はシュブンキンと読み、明治時代にキャリコ出目金とフナ尾の和金、そして緋ブナの3種類の金魚から作られた品種です。
体の色は赤、藍、黒の三色混ざっているものが一般的です。体はフナの特徴が顕著ですが、他にも丈夫で飼育しやすい特徴も似ています。
広い環境で、のびのびと飼育してあげると、大きく成長していき、体の模様も変化することもあります。こういったことも、飼育する上で楽しみとなるでしょう。
朱文金の飼育方法や必要なものは?
朱文金は活発に動くため、広い水槽が必要になります。そのためにも、できれば60㎝以上の水槽を使用して飼育すると良いでしょう。
小さな水槽でも、中に入れる朱文金の数を調整すれば、問題なく飼育することができるでしょう。ただし、小さい水槽は水質が悪化しやすい特徴もあるので、水の汚れには気をつけてください。
その他にも、ろ過装置やエアーレーションなどの器具が設置しづらいこともあり、できれば大きい水槽の方が飼育しやすいでしょう。
俊敏に泳ぐこともできるため、たまに水面から飛び出すこともあります。そのため水槽の上部には必ず蓋を設置しましょう。深く水深がある水槽を使用している場合は飛び出しやすいですので、特に注意しましょう。
水槽内には水質の悪化を防ぐため、ろ過装置を設置し、さらにエアーレーションも設置すれば、水が常に動くので腐るのを防ぎますし、水中に含まれる酸素濃度も上昇します。
朱文金を長生きさせるためには、水質に気をつけて飼育することが大切ですので、丈夫な企業ではありますが定期的に水替えも行いましょう。その際に、水を全て取り替えるのではなく1/2または1/3ほどの水を変え全ての水は洗い流さない方が良いです。
金魚が飼育されていた水は、バクテリアが繁殖されているのでろ過を助けてくれます。ですが、すべて洗い流してしまうと有益なバクテリアもいなくなるので、お掃除の際は注意しましょう。
ちなみに、金魚と言えば金魚鉢での飼育と言うイメージもあり、デザインが優れているためインテリアとしても設置してもオシャレです。
しかし、中に入っている水の量が少ないために水質が悪化しやすく、また使用できる器具も限られてくるので金魚にとって過ごしやすい環境を作るのが非常に難しいです。
小まめに手入れが必要になるので、かなり手間がかかってしまいますので、そういったことも踏まえて、長期的に飼育するならば、やはりある程度の大きさの水槽の方が便利に使用できますね。
朱文金の具体的な餌や平均寿命は?
朱文金の餌は、一般的に販売されている金魚の餌を与えてあげれば問題ないでしょう。そのような人工飼料は、水質が悪化しにくいものが多く、長期保存も可能なので非常に便利です。
金魚の餌はたくさんの種類が販売されていますが、顆粒状のタイプのものを選ぶと金魚が食べやすいようです。他にも冷凍アカムシやイトメなども食べますが、これらの餌は水質が悪化しやすいですので、食べ残しなどは除去して下さい。
朱文金の寿命は正確な数値はハッキリしていませんが、丈夫な種類で体も大きくなるので5〜8年ぐらいは生きるでしょう。
中には10年生きた個体や、更に20年も生きている、というものもいるようなので、長生きさせたいのであれば、しっかりと水質の管理を行うようにしましょう。
朱文金の販売価格は?
朱文金の値段は安価なものが多く、高価なものでも2000〜3000円ほどで購入できます。そのため、妥協せずに購入することが可能ですし、安いからといっても、見た目は錦鯉のような姿で貫禄もあります。寿命も短くないのでしっかり飼育を楽しめるでしょう。
安いものは800円ほどで販売されているので、複数匹まとめて購入するなら、こういった安価なものを選ぶのも良いでしょう。柄が1匹1匹違うので、できれば通販ではなく、店舗に足を運んで自分の目で選ぶのがオススメです。
朱文金は他の金魚と混泳できる?
1番安全なのは、朱文金だけで飼育することです。
朱文金は非常に泳ぎが上手なため、同じ水槽内に泳ぎが苦手な金魚がいると餌があまり取ることができなかったり、ぶつかって体を怪我することがあります。
特に、出目金や、らんちゅうといった泳ぎが苦手な金魚で、体に特徴があるタイプのものは、特に危険ですので、混泳は控えて下さい。
朱文金の飼育環境
朱文金を飼育する際の注意点は?
金魚が住みやすいとされている環境は、水の中にバクテリアが繁殖している状態で、このためには酸素が必要になります。そのためエアーレーション装置を設置し、さらにライトで光を当てるとより効果的です。
ライトを点灯することにより、金魚の体の発色が良くなったり、水草もよく育つようになりますが、点灯しすぎると苔が発生しやすくなるため、やりすぎには注意しましょう。
まとめ
同じ見た目の魚がたくさんいる水槽も素敵ですが、1匹づつ特徴がことなる場合も、個性があり面白いですよね。
飼育する際に名前を付ける方もいますが、朱文金ならば見分けがつくので、しっかり付けられますね。
錦鯉を飼育してみたいけど、場所やお金の面で断念している方は朱文金はいかがでしょうか。大きな水槽で飼育すれば、体も大きくなるので、より錦鯉の気分を味わえると思いますよ。