アベニーパファーを飼育していると、その魅力から繁殖させてみたくなりませんか?単純に稚魚から成魚へと育てあげてみたい人や、寿命が来る前に次の世代を残しておきたいなど、理由はそれぞれあるでしょう。

とても簡単、とは決していえませんが手間をかけてあげれば産卵から稚魚へ、そして成魚へと育てることは可能です。

では具体的にはどのようにすれば繁殖できるのか、などのアベニーパファーを繁殖させるにあたり知っておきたい情報をこれからご紹介いたしましょう。

目次

アベニーパファーを繁殖させたい!

アベニーパファーの繁殖期は主に夏で、その時期にカップルとなった個体同士がいれば自然と産卵します。

カップルができて産卵までは特に何もしなくても問題ないのですが、カップル成立までの道のりと、産卵後の飼育は手間がかかってしまいます。そのため、初心者ですと難しく感じたり、死なせてしまうこともあるので、簡単とはいえません。

ですが、不可能ではないので、挑戦する価値は十分あります。精いっぱいやっても死なせてしまうかも知れませんが、それは経験となり、次の成功へ繋がりますので、頑張りましょう。

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アベニーパファーのオスとメスの見分け方は?

アベニーパファーのオスは体にある斑点の1つ1つが長円のようになっており、丸というよりもラインのように見える特徴があります。そして一方、メスの体にある斑点模様は歪みも少ない円形です。斑点の周りには更に小さな斑点模様があるのも非常に特徴的です。

その他にもオスは目の後ろにシワがあったり、メスの体は丸みを帯びていたりとそれぞれに特徴があるので分かりやすいでしょう。また、メスは同性同士で群れる習性があり、複数匹飼育しているとすぐに分かります。

こういった性別の判断は、幼い個体だと非常に難しく、成熟していないと判別できません。性別がまだ分からない、小さな個体も販売されているので、初めから繁殖を目的としているならば、成魚を購入した方が良いでしょう。

アベニーパファーの混泳で気をつけることは?

アベニーパファー 繁殖



幼い個体のアベニーパファー同士だと、混泳は問題ないのですが、成長とともに縄張り意識ができ、小競り合いを起こすようになります。

個体差もあり、そのまま問題なく飼育できることもありますが、できれば同じ水槽には単独〜数匹程度で留めておいた方が良いでしょう。

水槽内に入れる個体数が多い場合は、隠れ家となるスペースを多めに作っておくのも、混泳を成功させる確率をあげますので、水草や流木などを配置してあげてみてください。

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繁殖方法と繁殖に必要な物は?

通常の飼育であれば、アベニーパファーは小さいので30cm水槽でも飼育が可能ですが、繁殖を目的とする場合は60cm以上の水槽が必要です。また、稚魚の飼育用にも水槽が必要になりますので、複数の水槽を同時に飼育することとなります。

同じ水槽の中にオスとメスがいれば、カップルを作り並んで泳ぐようになりますので、そのペアになったアベニーパファーを別の水槽に移して、2匹だけで飼育していきます。

移動させる水槽には卵を産み付けられるように、水草を設置しておきます。特にこの水草出ないと産卵しない、ということはないようですが、ウィローモス、アナカリス、カボンバなどが比較的産み付けやすいとされており、卵を確認しやすいのでオススメです。

産み付けられた卵は水草ごと別の水槽に入れて、親の魚と離して飼育していきます。水温が25℃前後であれば1週間くらいで孵化します。稚魚は餌が少ないと共食いしやすいため、餌はたっぷり与えて下さい。

はじめのうちはブラインシュリンプを与えてあげて、体の成長に合わせて餌も大きなものへと変えてあげましょう。


アベニーパファーの繁殖の様子

繁殖する際に気をつけることは?

当たり前ではありますが、繁殖させるためにはオスとメスが必要です。しかし、アベニーパファーは相性が合わず、オスとメスでも喧嘩をしてしまうことがあるため、カップルを作るのも難しいです。

成功率を上げるためには、少なくともオスとメス、それぞれ2匹づつの計4匹ほど用意した方が良いでしょう。ただ、4匹同時に飼育するとなると、90cmくらいの水槽が必要になりますので、用意が難しいのであれば少しづつ組み合わせを作っていくしかありません。

また、1つの水槽で複数匹飼育できないため、稚魚が成長した後のことも、先に考える必要があります。水槽を増やしたり他人に譲るなど、ハッキリ決めてから繁殖を行いましょう。

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他の生き物と混泳可能?

気性が荒いアベニーパファーは、頑丈な歯を持っているため他の魚のヒレなどを齧ってしまうことが多く、あまり混泳向きな魚ではありません。

ただ、フグはあまり早く泳ぐことができないため、泳ぎが早くヒレが短い魚でしたら混泳することも可能なようです。グッピーのような泳ぎが遅く、尾ビレが大きな魚は必ず被害にあってしまいますので、くれぐれも混泳させないようにして下さい。

まとめ

アベニーパファー 繁殖



ただでさえ小さいアベニーパファーなのですから、稚魚となると相当小さなサイズと思われます。もちろん稚魚も水換えが必要ですので、誤って捨てないように気をつけて下さいね。

アベニーパファーはまとめて飼育ができないため、頻繁に繁殖させるのはオススメできません。繁殖する際は水槽を増やすなど、とても手間がかかりますので、飼育できるかよく考えてから行うようにしましょう。

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