水槽内に飼育したい魚を入れる前にバクテリアの繁殖を助けてくれたりするパイロットフィッシュですが、初めて水槽で魚を飼育する人にとっては耳馴染みのない言葉かも知れません。

飼育したい魚を長生きさせるためには必要な魚ですので、パイロットフィッシュについて勉強していきましょう。

目次

パイロットフィッシュとは?

新しく水槽を立ち上げる際に必要となるのがパイロットフィッシュです。パイロットフィッシュは飼育したい魚のためにバクテリアを繁殖させてくれたりして、魚が暮らしやすい環境を作ってくれる大切な魚です。

バクテリアの繁殖には、魚の糞が非常に有効なので、まだバクテリアが繁殖していない危険な水の中へ入れる魚は、水質の変化に強い魚でなくてはなりません。また、中には尊い犠牲になってしまうこともあるので、安価な魚が選ばれやすいです。

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おすすめな魚は?

アカヒレ

パイロットフィッシュ おすすめ



アカヒレの体の大きさは4cmほどで、多少の水質の変化でも耐えることができる、強い魚です。別名「コッピー」とも呼ばれ、瓶詰めで販売されているのをよく見かけます。

適正温度は23〜27℃くらいで、寿命は平均3年といわれております。価格は非常に安価で1匹あたり20~50円くらいです。かなり低価格なので、場所によってはある程度まとまった数での販売のみというところもあるようです。

ネオンテトラ

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ネオンテトラの大きさは3〜4cmほどで、丈夫で安価なためパイロットフィッシュとして使用されることが多いです。適正温度は22〜26℃ほどで、体にある青いラインが美しく、メインの魚としても飼育されることの多い魚です。

価格は1匹あたり30円くらいで、寿命は約2年といわれています。ネオンテトラも非常に安価なため、まとめ買いをすることになりそうです。水槽によっては多量にパイロットフィッシュはいらないので、考えて購入するようにしてください。

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プラティ

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プラティは体長が5〜6cmくらいで、体は全体的に丸みを帯びており、尾ビレの付け根にミッキーマウスのようにも見える3つの斑点模様を持つ種類が有名です。

その他にもカラーバリエーションが豊富なので、購入時に迷ってしまうかも知れませんね。また、模様の付き方も個性があるため、好きな見た目の個体を選ぶのも楽しくなる魚です。

適正の温度は22〜28℃で、販売価格は100円くらいです。模様がある魚ですので、できれば購入は通販でなくて、店舗に行き直接購入するのをオススメします。

寿命は野生下ですと1年くらいですが、飼育個体だと2~3年ほど生きることもあります。水質などの環境が良ければ長生きさせることは可能でしょう。

メダカ

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メダカは池や川に行けば野生の個体も発見することもできる身近な魚ですが、その適応力の強さがパイロットフィッシュとしても非常に能力を発揮してくれます。

適正温度は22〜28℃となっていますが急激な温度変化を起こさなければ、温度はそれほど気にしなくても飼育できるでしょう。

価格は10匹で100円くらいでとても安価でお財布にも優しいですし、寿命は飼育下ですと3~4年は生きるようです。

中にはさらに長寿な個体もいるようなので、メインで飼育しても十分楽しめる魚です。また、肉食性の熱帯魚なには生餌として与えることもできるため、利用価値は非常に高いというメリットもあります。

ラスボラエスペイ

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ラスボラエスペイは最大で4cmほどの大きさで、とても丈夫であるためパイロットフィッシュとしても導入する方も少なくないです。見た目も体の色がオレンジ色で目立つため、水槽内を明るくしてくれるでしょう

適正温度は22から28℃くらいとなっており、価格は1匹100円ほどで寿命は2~3年といわれております。体が強いためパイロットフィッシュとしては十分働いてくれますし、安心して水槽に入れることができる魚です。

おすすめしない魚は?

水質に敏感な魚ですと、確実にすぐ死んでしまうためパイロットフィッシュの役割を果たすことができません。

また、高価な魚は、パイロットフィッシュとして使用すると死んでしまう確率が高いため、非常にもったいないので控えた方が良いです。

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水槽立ち上げ時に気をつけることは?

たくさん必要ないので、小型の魚が数匹程度で十分でしょう。たくさん飼育してしまうと、アンモニアや亜硝酸濃度が高くなり、パイロットフィッシュが死んでしまうこともあります。

パイロットフィッシュが生存できない環境に、飼育予定の魚は入れることはできませんので、飼育を始めるまでに随分と時間がかかってしまいます。目安としては、10リットルに1匹の程度の割合で投入するのが無難です。

まとめ

パイロットフィッシュといっても、それぞれメインで飼育しても良いくらいで可愛い魚ばかりなので、そのまま飼育を続けたくなりますが、新しく本来飼育すべき魚との相性が悪ければ水槽を変えるなどの処置が必要になります。

それを考えると、初めから混泳できる魚を選んで、そのまま飼育を続行するのも1つの方法となりますので、飼育したい魚ができたら、パイロットフィッシュは何にするかも考えて購入すると良いでしょう。

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