コリドラスは熱帯魚の中では非常にポピュラーで、安価な種類も多く飼育している方はたくさんいます。また、比較的飼育が容易なものも多く、初心者にもオススメの熱帯魚となってます。
そんなコリドラスを飼育したい、飼育を始めたばかりだと心配なのが寿命や病気ですよね。
そこでコリドラスのかかりやすい病気であるカラムナリス病などを中心に、寿命などについてもまとめてみましたので参考にしてみてください。
コリドラスはナマズの仲間ですので、水槽のそこでじっとしている個体が多く、混泳向きな魚です。性格も温厚なので、自分から攻撃を仕掛けるということも、まずありません。
鑑賞性を高めるために、水槽内に複数の種類を混泳させたいという場合にオススメなのが、このコリドラスなのです。
中には飼育の難易度が高い種類もいますが、基本的には水質の管理をそこまで神経質にならなくても飼育できるものが多く、初心者向けの熱帯魚として紹介されることも多いです。
また、底面で生活をするコリドラスは、そこに溜まった食べ残しなどを食べてくれるため、水質を悪化がしづらくなる効果があり、お掃除役としても非常に便利です。
水槽のメインとして飼育しても十分楽しめますし、繁殖を狙える種類も多く、多岐に渡って飼育が楽しめるコリドラスはとても人気がある熱帯魚なのです。
目次
平均寿命は?
コリドラスの種類は非常に多いため、寿命にバラツキがありますが、だいたい3〜5年くらいですし。ナマズの平均寿命と比べると短めですが、それほど短命ではないため、しばらく楽しむことが可能です。
他の熱帯魚に比べて寿命は長いほう?
同じようなサイズの熱帯魚と寿命はさほど変わらないようですので、混泳させても寿命が来るタイミングはほぼ同じくらいになりそうですね。
その場合、水槽が一気に寂しくなるので、寿命が来そうになったら、別の個体を増やすなどした方が良いでしょう。
がかかりやすい病気は?
病気にかかる原因としては、ストレスや水温の急激な変化、水槽内での細菌の繁殖などです。その中でコリドラスが発症してしまう確率が高いのが、体が溶けてしまうカラムナリス病という病気です。
この病気の怖いところは、一度溶けてしまった体は戻ることはないため、見た目が悪くなり、完治しても痛々しい姿となってしまうことです。なので、発症したらすぐに気付いてあげて処置をしてあげることがとても重要です。
カラムナリス病の初期症状は、尾ビレがバラバラになったり、ヒゲが溶け出したりしますので普段からこの2点はよく観察しておいた方が良いでしょう。
この病気になる原因としてはフレキシバクダー・カラムナリスと呼ばれる細菌が繁殖したためですので、同じ水槽に他にも生き物がいる場合は、同じく感染してしまいますので注意して下さい。
病気になった場合どうしたらよい?
カラムナリス病を発症したら水槽に専用の薬を入れて薬浴させるか、もしくは食塩を使用し塩浴させて下さい。1週間ほど様子を見て改善されて入れば細菌の繁殖は治ったとみて良いでしょう。
しかし、悪化しているようであれば水槽の水を1/3ほど入れ替えて、薬浴を行なってみて下さい。何度か繰り返しているうちに自然と改善されていくでしょう。
予防のために気をつけることは?
基本的には水質の維持に努めることですが、稀に野生個体を購入した場合に魚がすでに感染していたということも考えられますので、導入直後は小まめにチェックした方が良いでしょう。
また、ストレスを感じたりすると、少しの細菌のでも感染しやすくなるので、むやみに驚かせたりはせずに、安心して生活できる環境を作ってあげましょう。
コリドラス混泳の様子
まとめ
コリドラスは基本的には丈夫な種類が多いので、水質や水温などを管理できて入ればまず発症することはないと思います。
しかし、ストレスを感じたりすると水質の変化に敏感になってしまうので、水槽のチェックなどの際は驚かせないようにしてあげて下さい。
大抵の病気は細菌によるものなので、水槽内のすべての生き物が被害に遭う前に気付いて処置できるよう、普段から体のチェックなどを行うようにしておくと良いでしょう。