ゼブラダニオはインド産で5センチほどの小さい魚です。
紺色の横縞が特徴で、寿命平均は5年ほど、とても活発な性格をもった魚のようです。
今回は、このゼブラダニオの混泳や繁殖について詳しくまとめていきます。
小さい魚は捕食されたり、攻撃されたりするケースも少なくなく、混泳させる場合は注意が必要な感じがします。
小さい魚の混泳は難しいというわけではありません。
しっかりと混泳させられるか見極めれば、ほかの魚との混泳も可能になるかもしれません。
そんな期待を持って、その辺りを詳しく掘り下げてみますね。
目次
オスとメスの見分け方は?
ゼブラダニオのオスとメスの見分け方は、ほかの魚に比べてわかりやいてタイプのようです。
オスの方がそれぞれのヒレが長く、体型はスマートで体の色が黄色っぽい感じに、メスは腹部のあたりがふっくらとしているのだそうです。
オスの体が黄色っぽい感じ……こちらは見る人によっては金色に光っているようにも感じられるようで、明確な色合いを言葉にするのは難しいです。
同種の混泳で気をつけることは?
ゼブラダニオはやや気性の荒い小魚のようです。
また動きが活発、泳ぐスピードも速いです。
しかしゼブラダニオは同種複数で飼育し、一緒に泳いでいる姿は見ごたえがあるといいますので、基本同種の混泳は可能なのだと思います。
ゼブラダニオの気性がやや心配ですが、水草や隠家になりそうな場所をつくるなどして、同種同士の小競り合いを避けることができれば、問題も少なくなるのではないでしょうか。
水槽の大きさにもよりますが、ゼブラダニオの同種混泳は10匹ほどが限界のようです。
適切な水温はどのくらい?
ゼブラダニオは丈夫でとても飼育しやすい魚と言われています。
さらに元々はインドに生息していた小魚、水温も高めと想像できます。
25度、この水温が適温のようです。
多少の前後は許容範囲のようですが、18度を下回るようでしたらヒーターなどを使用して水温を下げないようにする必要があります。
繁殖方法と必要な物は?
ゼブラダニオの繁殖はそれほど難しくはないようですが、一度に産む卵の量が多いので注意が必要です。
成魚のゼブラダニオを10匹ほど同じ水槽に入れるだけで、自然に繁殖するようです。
しかしすでにオスとメスの見分け方も明記しておりますので、そちらを参考にご自身でオスとメスを選んで混泳させるのもいいでしょう。
繁殖する際に気をつけることは?
気を付けることは、せっかく産んだ卵をゼブラダニオの成魚が食べてしまうことがあるので、それを回避することです。
産卵し終えたことを確認後、その卵をネットなどで覆ったりして食べられることを阻止するという方法もあります。
他の種類の魚と混泳可能?
同種での混泳でも書きましたが、ゼブラダニオの性質は気性が荒く、活発です。
そうなりますと、ゼブラダニオより体が小さかったり、泳ぐ速さがゆったりだったりすると、追いかけられたり標的となり弄られたりすることがあるようです。
そのため、混泳は可能ですが、混泳させる魚の種類は限られてしまうと考えられます。
混泳させたい魚の性質も知る必要がありそうです。
特におとなしくゆったりと泳ぐ小魚はゼブラダニオとの混泳には不向きかもしれません。
まとめ
ゼブラダニオは丈夫で飼育しやすいと言われていますが、ほかの魚との混泳や繁殖には少し知識が必要になりそうです。
優雅に泳ぐ魚より、元気いっぱいに泳ぐ魚が好みの方には、このゼブラダニオを是非オススメしたいです。
最初は単体で、そこから少しずつ同種で混泳させてから他種との混泳に踏み切るなど、手順を踏めばそれほど難しいものでもないように感じました。
水温も高めで管理しやすそうです。
しかし、水温が上がりすぎると魚への病気も気になりますので、25度より低めの設定がいいようにも感じます。
ゼブラダニオは改良もされているようで、同種といってもすべてのゼブラダニオの気性が荒いわけでもないと思います。
一種ずつ改良されたゼブラダニオをお迎えして観察してみるのも楽しそうです。
以上、ゼブラダニオの混泳、繁殖についてでした。