今回はフラワーホーンの混泳や繁殖に関して皆様にお伝えしていきたいと思います。
フラワーホーンのみならず、熱帯魚等を飼育しているとご自身で繁殖させて育てていきたいと思う事もあるだとうと思います。
繁殖させる事は飼育していく上で1つの醍醐味かも知れませんよね。
って書いておきながら非常に申し上げ難いのですが、フラワーホーンの繁殖は難易度が高いと言わざるを得ません。
その理由として挙げられる点はメスのフラワーホーンの流通数の少なさです。
と言いますのも、フラワーホーンの特徴でもある体色の鮮やかさやおでこのコブはオスに現れる特徴になります。特徴でもありセールスポイントでもある部分をメスは持ち合わせていないので流通ルートに乗る事が非常に稀になるからです。
現状、市販されているフラワーホーンはほぼオスなんですよね。
ただネット通販等で繁殖用としてメスを販売しているショップもありますので、繁殖させたい場合はその様な所から購入する形になるかと思います。
まずは上記内容が前提にはなってしまいますが、フラワーホーンの繁殖を目指したい方は頭の隅にでも留めておいて下さい。
目次
フラワーホーンのオスとメスの見分け方は?
簡単にフラワーホーンのオスとメスの見分け方をご紹介しますと、上記でも少し触れましたがおでこのコブの有無と体色の鮮やかさが挙げられます。
メスはオスに比べると少し地味な感じですね。
少し補足ですが、いま記載しているオスメスの見分け方はある程度成長している個体での判別法になります。
幼魚の段階だとプロでもない限り見分けるのは難しいと思われます。
繁殖目的でメスを飼育したい場合はフラワーホーンに関して強い販売店で聞いてみて可能であれば仕入れて貰う方がいい選択かも知れませんね。
同種の混泳で気を付けることは?
フラワーホーンの混泳に関してですが、基本的に混泳に関しては難しいと思います。
その理由ですが、フラワーホーンは気性が荒く同一水槽で飼育していくと喧嘩勃発してしまう事必至でしょう。
仮に混泳させたとしても、ゆくゆく力の弱い方がどんどん弱っていく可能性が高くなります。
勿論、全部が全部喧嘩するかと言われると個体差はあり、性格も全フラワーホーンが全く同じ、と言う訳ではありませんが、可能性は高まります。
従いまして極力単独での飼育が望ましいかと思われます。
どうしても混泳させたい場合は120㎝クラスの大型水槽であれば混泳可能かも知れませんが、フラワーホーンの動向は注視しないといけないと思います。
繁殖方法と必要な物は?
一番上の項目でメスの流通数の少なさから繁殖の難易度が高いと記載しましたが、ペアが揃ったと仮定して話をしていきます。
繁殖に備え用意する物は普段飼育している水槽とは別の水槽を用意して頂きたいです。
可能性として親フラワーホーンが稚魚を食べてしまう可能性があるので卵の段階から別の水槽に移すのもいいかも知れませんね。
ちなみに、フラワーホーンは一度の産卵で約500個以上の卵を産むと言われています。
繁殖する際に気を付けることは?
フラワーホーンの繁殖時の注意点はペアリングに関しては特に注意が必要です。
上記でも何度か記載していますが、基本的にフラワーホーンは気性が荒く混泳には向いていません。
他種/同種問わず混泳すると喧嘩が発生する可能性があり、それはフラワーホーンのオスメスペアも例外ではありません。
繁殖に向け、同一水槽内で飼育をする際にいきなり一緒にするよりかはアクリル板か何かで中央辺りから分断して少し様子を見るのもいいかも知れないですね。
まあ、繁殖させる為にはペアになってもらわないと困るんですが、ここが難関になりますね。
他の種類の魚との混泳可能?
先程と内容が重複してしまい恐縮ですが、他の種類の魚との混泳は避けて頂いた方がいいと思います。
理由は言わずもがな、そのキツ過ぎる性格故です。
まあ、フラワーホーンの中にも比較的大人しい性格の個体もいるかも知れませんが、その様な場合でも最初は様子をじっくり見て頂いた方がいいでしょう。
どうしても混泳させたい!と言う場合は、「繁殖する際に気を付けることは?」でご紹介した様にアクリル板か何かで仕切りを作ってみるのも1つの手かも知れません。
ただこれを行う場合は大型水槽で無いと厳しいと思います。
これらを踏まえて考えると、やはり混泳は避けて頂いた方がいいのでは無いかなと思います。
まとめ
んー、フラワーホーンの繁殖って難しそうですね。
繁殖の大前提となるペアにする段階からハードルが高いですよね。
熟練者達しか立ち入れない領域なんでしょうか。
まあいずれにせよ、最初の内は繁殖に関しては難しいかも知れませんが、いずれはご自身で繁殖出来る様になる日が来るまで日々フラワーホーンの生態を観察し知識を深めていくのが一番いいでしょうね!
以上、フラワーホーン の繁殖・混泳について解説でした!
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