ラミレジィは見た目も美しく、飼育も比較的容易なため多くの人に飼育されている人気の熱帯魚です。
そんなラミレジィに興味をもって飼育を始めた人や、これから購入を考えている人にとっては病気や寿命はとても気になるのでは無いでしょうか。
これからご紹介する内容は病気について色々と触れていますので、お迎えしたのに数日で死んでしまったなんてことにならないようにしていきましょう。
目次
どんな生き物?
ラミレジィは南米産の小型のシクリッドで、体長は4~6cm ほどで小さいですが、鮮やかな体の色をしているので水槽の中でもとても目立ち、水草との相性も良好です。
繁殖や品種改良が盛んに行われており、カラーバリエーションが豊富な所も魅力のひとつとなっています。ノーマル個体は顔や頭の辺りに黒やブルーの斑点がランダムに入っているため個体差があり、これも選ぶ楽しみになっています。
水質ある程度は柔軟に対応できるため飼育しやすく、しかも丈夫で繁殖も楽しむことができる、オールマイティな魚なのです。
平均寿命は?
ラミレジィの平均的な寿命は2~5年くらいですが、この年数に満たなくても病気などで死んでしまうこともありますし、他にも水温を28℃以上で長期にわたり飼育していたり、オス同士の縄張り争いで稀に死んでしまうこともあります。
丈夫な魚ではありますが、怪我をすることも病気になることもありますので飼育の際は、命を脅かす危険をなるべく排除して快適な環境を作ってあげましょう。
他の熱帯魚に比べて寿命は長いほう?
小型の熱帯魚の寿命は3年くらいなので、それほど寿命に違いはありません。それほど長い期間を生きることができないため、なるべく寿命を全うできるよう飼育していきたいですね。
最も命を落とす危険が高いのは水の汚染や水温の変化ですので、良い状態を維持したまま変化させないよう心掛けましょう。
かかりやすい病気は?
ラミレジィのかかりやすい病気は主に白点病とエロモナス病で、これらは水温や水質の急激な変化によって引き起こされることが多いです。
白点病は、体に白い点が付いているように見える病気で、進行すると点の数がどんどん増えてしまい見た目が悪くなっていきます。
たまに、販売されている時点でそのような症状があらわれている個体もおりますので、購入の際はよく確認するようにしましょう。
エロモナス病は治療が困難なため非常に厄介な病気で、症状はヒレを閉じたまま水槽の端でじっとしていたり、白くて長いフンを出すなどです。これらの症状を行っていたら、かなり高い確率でこの病気になっています。
エロモナス病は、症状が進行すると餌をあまり食べなくなり、体に穴が開いたり、目が飛び出てしまうといった症状が出て、やがては死んでしまいます。
これらの病気は、ラミレジィ以外の熱帯魚にとってもかかりやすい病気ですので、混泳飼育をしている場合は全ての魚に感染してしまうことも考えられますので、早急に対応を行ましょう。
病気になった場合どうしたらよい?
病気の症状が見られたらすぐに治療を開始しましょう。治療のための薬品は市販されていますので、簡単に入手することができます。
水槽に薬を入れて薬浴させる治療を行い、感染してしまった菌を魚の体から除いていきましょう。進行すると取り返しのつかない症状があらわれてしまうこともありますので、すぐに治療を開始できるよう、普段から魚に異常はないか確認するようにしていると良いですね。
病気にならないよう気をつけることは?
フンなどの汚染物が溜まるとアンモニアを発生させて、亜硝酸濃度が高くなり、その状態は非常にエロモナス症を発症させるリスクが高くなります。それだけでなく、他の病気や免疫力の低下などを起こす可能性が非常に高いため水替えを定期的に行っていきましょう。
水槽のサイズや使用している、ろ過蔵置のパワーによって頻度に差は出ますが、週1くらいを目安に、水槽内の1/3くらいの水を交換してください。その際に、水槽内に溜まった汚れなども取り除いてあげてください。
まとめ
病気になった際は薬浴させてあげれば大抵は治療可能ですが、薬からのダメージも少なからず受けてしまっています。また、治療困難な病気もあるので薬だけに頼るのは危険です。
ラミレジィにとって予防してあげることが、最も長生きに繋がりますので、普段から水質などに注意を傾けて、変化しないように気を付けてお世話していきましょう。
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