ヤモリと聞いて、みなさんはどんなイメージや印象を抱くでしょうか。
爬虫類に興味のない人なら、もしかしたらあまりいい印象を持っていない人もいるでしょうし、ヤモリとイモリの区別も曖昧だったりするでしょう。
さらにトカゲも加わり、もうなにがなんだが……という方もいるでしょう。
そんな方にもわかりやすくまとめてみます。
そしてヤモリの生態を知っていただくことで、印象が変わると思います。
さらに、これからヤモリを飼育したいのだけど、どんな種類がいるのだろう、どの種類にしようかとお考えの方の参考にもなるようにまとめたいと思います。
ヤモリと一括りにすると大変なので、今回はバナナヤモリにスポットをあてたいと思います。
バナナヤモリとはいったいどんな生き物なのでしょうか。
目次
生態は?
バナナヤモリは体が黄色・金色のような色をしているのが特徴です。
機嫌や体の体調で色が変わるという特徴もあり、見た目で判断できる分、初心者でも飼いやすいヤモリといえるでしょう。
体長は20センチほど、湿気を好み木の上などに生息しています。
湿気を好むことからわかるように、適切温度は25度から32度ほどと比較的高めです。
動きが速いため、触れ合いにはあまり適していません。
しかしあまりストレスをため込む性質ではないので、根気よく向き合えば触れ合うことも可能化もしれません。
飼育方法や必要なものは?
まずバナナヤモリを入れる透明の飼育ケージが必要になります。
本来の生態スタイルを維持するため、木の枝などを入れてあげましょう。
また脱走防止にしっかりと出入り口を閉じられるようなものが好ましいです。
床材は砂でもペーパー式のものでも大丈夫です。
バナナヤモリが木から落ちたり飛び降りたりしたときの衝撃緩和のためのものです。
温度計と湿度計もあるとよいでしょう。
適した温度は25度以上ですが、あまり暑すぎてもダメです。
25度を下回った時ににはヒーターなどで温度をあげます。
温めるという意味では携帯用ホカロンのようなものを代用するのもよいですが、室内がほぼ25度を下回るような場所で飼育するようでしたら、ヒーターの設置も視野にいれると便利です。
具体的な餌や与える頻度は?
餌はカルシウムパウダー付きのコオロギになります。
バナナヤモリが小さい時は毎日、ある程度大きくなったら週に1日から3日おきに与えます。
コオロギの大きさはバナナヤモリの頭くらいの大きさが好ましいです。
それよりも大きい時はコオロギの頭を潰すなどして与え、小さいコオロギの場合は数匹与えます。
与えるときはピンセットで掴みましょう。
そのほか、バナナヤモリというだけありバナナも食べるようです。
毎食バナナを与えるのはバナナヤモリ的にどうなのかよくわかりませんので、時々与える程度にした方がよいでしょう。
果物はバナナ以外にも食べるという情報もありますので、少しずつ試してみるのもよいでしょう。
販売価格や販売場所は?
爬虫類を扱っているペットショップや通販サイトなどで購入が可能です。
価格は比較的安価とのことですが、それでも2000円前後はします。
単体販売やペア販売など販売方法も様々なので、目的にあった購入方法でお迎えするとよいでしょう。
平均寿命や病気になった時の対策は?
ヤモリは飼育環境や大きさで寿命が異なるようです。
小さいと3年、大きくても5年が平均な寿命のようです。
ヤモリがかかる病気の多くはクル病といわれ、栄養が偏ることでその病にかかります。
不足している栄養を補うことで回復します。
大半はカルシウム不足からなるといわれていますので、普段の餌にカルシウムを混ぜることを心掛けるとよいでしょう。
バナナヤモリの飼育の様子
バナナヤモリの雌雄の見分け方は?
簡単な見分け方はどのくらいで成長が止まったかで判別することができます。
雌は15センチほどくらいまでしか成長しません。
反面、雄は20から25センチまで成長します。
ほかには、尾の付け根が膨らんでいるとオスになります。
体長は飼育環境下によって左右され、個体によっては平均より成長してしまうこともありますので、尾の付け根の膨らみで判断してみることも追加してみるとよいでしょう。
飼育時の注意点は?
毎日ケージの壁に霧吹きで水を吹きかけることを忘れないようにしましょう。
その際、バナナヤモリに吹きかけるのは厳禁です。
まとめ
バナナヤモリ、名前にバナナとつくだけあってバナナも食べるのですね!
コオロギを与えることに抵抗がある場合は、バナナを含む果物でも代用できるのは安心ですね。
冒頭で触れましたがヤモリとイモリの違い、バナナヤモリのことを知ることで違いがわかったと思います。
ヤモリは爬虫類、イモリは両生類で水の中に入ることができるのです。
そもそもの生態分類が違ったのですね……
ということで、バナナヤモリの飼育方法などについてでした。
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