カニ・・・
と聞いて、連想するのはおいしい松葉ガニや越前ガニ、毛ガニではないでしょうか?
キンチャクガニは聞いたことはありますか?
巾着袋、イメージしちゃいますが、キンチャクガニは、かわいいです。
写真を見てください。カラフルでちょっと仮面ライダー?チックな顔がなんともいえません。
キンチャクガニは、西部太平洋、インド洋、日本では伊豆諸島より南の地域に生息しています。
さんご礁や石の下に隠れ住んでいます。直径は、2センチほどでイメージしているかによりはるかに小さなカニです。
さんご礁なでに隠れるからなのか、カラフルです。しかも、変わった特徴があります。
それは、ハサミにイソギンチャクを装着していることです。
イソギンチャクがチアリーダーが持っているポンポンに似ているため、「海のチアリーダー」と呼ばれています。
変わった特徴ですね。カニとイソギンチャクが共存しているんです。
しかし、その生態はかなりナゾに包まれており、解明されていません。
目次
水槽の大きさや飼育方法は?
では、このかわいいキンチャクガニは飼育可能でしょうか?はい、飼育可能です。
水槽は45センチ水槽くらいあると充分です。
さらに砂利を敷いて、隠れやすいシェルターや石を準備しましょう。ラインブロックも準備しましょう。
水温は、25度前後の必要があります。部屋を一定に保つか、もしくはヒーターなどで水温を一定温度に保ちましょう。サーモスヒーターがあると便利ですね。
照明も準備しましょう。
キンチャクガニは水質の影響を受けますのでろ過装置も必要です。アクアリウムセットなど活用する方が多いです。
具体的な餌や与える頻度は?
では、キンチャクガニは何を食べるのでしょう?
飼う際は人工餌で充分ですが、ほかにはウミケムシも食べます。
冷凍ブラインシュリンプなども食べますので、様子を見ながらあげましょう。
餌の頻度は1日1回から2回です。
ただ、食べ残しがあると水質悪化につながるので、餌は残るようなら回数や量を減らして様子を見ましょう。
1日1回で充分なこともあります。
キンチャクガニは小さなカニなので餌も小さいです。
しかも恥ずかしがり屋さんです。隠れて食べることが多いようです。
食事の様子♪
販売価格や購入場所は?
では、キンチャクガニはどこで購入できるのでしょう?
キンチャクガニはネット通販や専門店、ペットショップで購入できます。
800円から1000円ほどです。
ただ、ネットで購入の際に気をつける点が1つ。
それは相棒のイゾギンチャクの状態です。イソギンチャクと共存しているので、どちらも元気が条件です。ネットではわかりにくいので、理解したうえでの購入をおすすめします。
混泳できる種類は?
キンチャクガニは、混泳できるのでしょうか?
混泳したらきれいでしょう。
混泳しているデータとしては、カクレクマノミやイソギンチャクがいます。
マキ貝やヤドカリとも混泳可能です。
キンチャクガニは、普段から隠れる習性があり、滅多に姿を見ることはできません。
あまり気性の激しい魚との混泳は避けましょう。
イソギンチャクと共生する?
まさにキンチャクガニは、イソギンチャクと相棒です。
敵から身を守るため、イソギンチャクのついたハサミを振り回して威嚇します。
イソギンチャクには毒性があるそうです。
さらには、餌を食べるときはイソギンチャクをはずしたりして、たまに波でイソギンチャクがいなくなることもあり、片方だけイソギンチャクをつけたキンチャクガニもいるそうです。なんだかおっちょこちょいかな?
かわいいですね。
イソギンチャクは、キンチャクガニの餌の残りをもらっています。
まさに一心同体とはこのことではないでしょうか?
赤の他人で、仲良く共生できるなんてうらやましい自然の摂理です。
脱皮するとき手のボンボンはどうしている?
このキンチャクガニ、脱皮を繰り返して大きくなります。
その脱皮のときは手のイソギンチャクはどうするのか気になりますよね。
イソギンチャクを下に置く、皮にイソギンチャクを沿わせて脱皮する、等々色々な諸説があります。
以下の動画ではとても器用に脱皮しているので良かったら見てください^^
産卵させて育てることも可能?
では、産卵して飼うことはできるのでしょうか?
カニの産卵は奥が深く、キンチャクガにも同様です。
カニは、体外受精の生き物です。
卵を抱えたメスと精子を持ったオスが一緒に放卵することで受精します。
このため、必ず成功するとは限らず、無精卵もあります。
水温調整も難しく、例え、産卵して孵化しても人工的な環境では、成長はむずかしいです。
まとめ
キンチャクガには、かわいいですね。
イソギンチャクと仲良く共存できるなんて、私たちも見習いたいくらいです。
ただ、カニ全般にですが、飼うことは水質や気温が大事です。
かわいいキンチャクガニが長生きできる環境を提供していきたいですね。
しかも隠れる習性があるので、無理に隠れているところをどけたりしないようにしましょう。
姿が見えたらハッピーですね。
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