あなたの癒し系の動物、または生き物はいますか?
海の生き物は興味がありますか?それとも犬や猫のような一緒に寝たり、遊んだりできる動物が癒し系ですか?
ヤドカリは、どうですか?
ヤドカリはかわいいです。目が合った瞬間にさーっと殻に入る姿はなんとも言えません。いじりたくなって、顔出した瞬間に指で顔をつついて驚かせたりした経験はありませんか?
しかし、ヤドカリは飼うとなると難しいです。砂地に海水に必要です。小さな飼育ケースで飼えますが、管理が難しいです。
ただ、オカヤドカリというヤドカリをご存知ですか?
目次
オカヤドカリの生態
貝殻が住みかなのはヤドカリと一緒ですが、ヤドカリが海で生活するならオカヤドカリはその名の通り、陸上で生活します。
しかし、ここはヤドカリです。オカヤドカリとはいえ、水分は大事です。住処である貝殻のなかに少量の水を蓄えます。柔らかいお腹は乾燥するのを防ぎ、陸上で呼吸も可能ですが、やはり水分は重要なのでオカヤドカリは陸上生活ができるといっても水辺から遠くで生活できるわけではありません。
オカヤドカリを飼育するのに必要なものは?
まず、オカヤドカリを飼う為に必要なものは、飼育ケースです。金魚などに適した魚用水槽でも、昆虫用飼育ケースでも大丈夫です。湿度を好むので乾燥しにくいケースを準備しましょう。
活動するために40センチ以上の広さがおすすめです。
そして、砂です。ヤドカリ専用の砂を準備しましょう。もしわからなかったら、ペットショップの専門お方に聞きましょう。砂の厚みは15センチ以上になるように意識して購入しましょう。
住みか交換の貝殻も準備しましょう。今もっている貝殻と同じタイプもしくは大き目を準備してあげましょう。貝殻交換もオカヤドカリの楽しみの1つですね。
ほかには、オカヤドカリは20度から30度の温度を維持するため、保温器具も重要です。
そして、シェルターです。シェルターは、オカヤドカリより大きすぎず小さすぎず、軽すぎずが基本です。軽いと倒します。小さいとは入れませんし、落ち着きません。光を遮断して科学物質のないものが理想です。化学物質にオカヤドカリは弱いです。
最後に重要なのが水です。乾燥したら死に至ります。そのため、飲み水&水浴び用として真水のプールを準備しましょう。オカヤドカリがおぼれないようなものにしてあげましょう。しかもカルキ抜きした水を使いましょう。
オカヤドカリの飼育の様子
オカヤドカリの飼育方法は?
では、オカヤドカリを飼うにはどうしたらいいのでしょうか?
オカヤドカリは、温度と湿度管理が重要です。他の生き物、例えばかにや亀などと一緒に生活させるのは避けましょう。オカヤドカリは単体で飼うことをおすすめします。
そして、水が大事です。先にもお話しましたが、真水プールが大切です。乾燥しないようにこまめに見てあげましょう。
温度も重要です。5度以下は生育に適していません。常に冬には温度をチェックしてヒーターを使用して20度以上を維持しましょう。
砂地はさんご礁を混ぜてもぐりやすくするように少し湿らせてあげましょう。
オカヤドカリは小食です。あまりがつがつは食べませんので、餌のあげすぎに気をつけてください。
オカヤドカリの餌は?
では、オカヤドカリはどんなものを食べるのでしょうか?
1番手軽なのはオカヤドカリの餌としてペットショップで売っています。便利な世の中ですね。海に餌を見つけに行くことはありません。
しかし、先ほども述べましたが、オカヤドカリは食が細いので、やり過ぎないように気をつけましょう。
オカヤドカリの平均寿命は?
オカヤドカリ、飼ってはみたものの。どのくらい生きてくれるのかな?と思う方もいますね。
実はオカヤドカリは飼育環境化では、5年から10年です。自然界では20年以上生きるといわれています。小さいヤドカリですが、意外と長生きですね。飼うほうには嬉しいですね。
ハムスターが2年くらいといわれています。比べられるものではありませんが、そう考えると長生きできるヤドカリです。
オカヤドカリを飼育する際に注意することは?
では、オカヤドカリと長く過ごすために気をつけることはなんでしょう?
度々お話しましたが、温度と湿度です。水がなくなってはいけませんし、腐ってはいけません。かえって病気などで死んでしまいます。こまめに水を替えてあげましょう。
砂地も湿気が維持されているか、チェックしましょう。
さらに冬は温度が急激に冷えますので、あったかいところを好むオカヤドカリにはつらい時期です。しっかりヒーターで温度維持しましょう。
そして、オカヤドカリがおうち換えする楽しみを味わいましょう。貝殻は選べるように数種類準備してください。どれが気に入るか楽しみですね。
まとめ
オカヤドカリは国の指定天然記念物でありながら、飼育も取ることも許されている特別なヤドカリです。砂地にもぐったり、隠れたり、顔出したり、その仕草はかわいいです。
ある程度慣れたら飼いやすい生き物です。しかもヤドカリを身近で飼える機会はそうありません。
オカヤドカリだからこその特権です。
家を交換する仕草も飼っている醍醐味です。ぜひ、末永く過ごしてあげましょう。