皆さんは「ゴミムシダマシ」と言う昆虫をご存知でしょうか?
一般認知度は低いかも知れませんが、ゴミムシダマシについて掘り下げていくと、ある部分で「あっ、あれがゴミムシダマシなの!?」と思う部分が出てくるかも知れません。
そこに関しては下記の別項目にて触れていきます。
勿論、ゴミムシダマシ自体をご存知の方もいらっしゃるかと思います。
下記より、ゴミムシダマシについて諸々まとめていきますので知っている方も知らない方もご覧いただければと思います。それではどうぞ。
目次
ゴミムシダマシの生態
まず最初はゴミムシダマシの生態から始めましょう。
その前に、ゴミムシダマシについて簡単に説明しておきます。
ゴミムシダマシとはコウチュウ目ゴミムシダマシ科に分類される昆虫の総称です。
このゴミムシダマシ科と言うのは非常に種類が多く、世界中で見ると約1,600種存在し、日本だけでも約500種程存在していると言われています。
分布域ですが、種によりけりにはなってしまいますが、日本全域に及び一部のゴミムシダマシは穀物類を好む事から穀物庫等の侵入し食害を起こすので食品害虫として扱われている種も存在します。
これだけ種が存在しているので姿形は様々なのですが、中には色がカラフルな「ニジゴミムシダマシ」と言う綺麗なゴミムシダマシも存在しています。
上記の様に種類が多数存在しているのでその1つ1つを紹介していくのは不可能なので、「ゴミムシダマシ」としての全体像的な感じが紹介しつつ、一部ピックアップしていく事にします。
ゴミムシダマシの発生源・餌
ではここからはゴミムシダマシの発生源及びその餌についてみていきたいと思います。
まずはゴミムシダマシの発生源から。
ゴミムシダマシが多く発生する場所として多いのは製粉工場や精米工場といった場所に多く発生します。
それは上記項目でも記載した様に穀粉類に誘引され工場内に侵入、気付いたら大量発生、と言うパターンもあります。
ゴミムシダマシは米粉や糠、穀類、飼料なんかを餌としているからですね。
また昨今は養鶏場にも大量発生している模様です。
因みにですが、これら食品害虫として扱われているゴミムシダマシの種は主に、
①コメノゴミムシダマシ
②チャイロコメノゴミムシダマシ
③クロゴミムシダマシ
等が挙げられます。
幼虫がミルワーム?
ここのタイトルにもある様にゴミムシダマシの幼虫ってミルワームなんでしょうか?
そもそもミルワームって皆さんご存知ですかね?
色んなペットの餌として活用されたり、はたまた釣り餌としても使われていたりしますよね。
冒頭で記載したゴミムシダマシを掘り下げると「あっ」と思う部分と言うのは、ゴミムシダマシの幼虫期がミルワームだと言う事です。
ゴミムシダマシは余り知らなくても、ミルワームの方が認知度は高いと思ったので。
日本国内で一般的に流通しているミルワームは「餌」として流通している事が多いかと思います。
これはだいたい、チャイロコメノゴミムシダマシの幼虫であると言われています。
中には自分で繁殖させて数を増やしている人もいるみたいですね。
幼虫は発泡スチロールも食べる?
そんなゴミムシダマシの幼虫ミルワームですが、なんと発泡スチロールを食べてしまうと言う報告があります。
元々、ミルワームは餌として「ふすま(小麦を製粉する時に出る皮、胚芽等)」や「パン粉、粉類」を餌として食べます。
それがどこからどうきて発泡スチロールに繋がるのか些か不思議ですよね。
これに関しては、アメリカのスタンフォード大学の研究者チームが発見した様で、ミルワームは発泡スチロールを食べて分解する事が出来る様です。
この研究結果によると、ミルワームの腸内で発泡スチロールは堆肥と二酸化炭素に分解され排出されている、との事です。
そもそも発泡スチロールを食べられるのか!?って話ですけど、ミルワームはこれを食べても特に健康被害の様なものは見受けられないみたいです。
これにより、プラスチックごみの分解が可能なのか否か、と言う事等を継続して調べていく模様です。
大量発生して駆除したい場合はどうする?
では最後の項目となりましたが、大量発生した場合についてみていって終わりにしましょう。
ゴミムシダマシが大量発生した場合は殺虫剤による噴射で駆除可能ですが、この様に大量発生する場合や場所と言うのは上記でも記載した様に工場内とかが主になるでしょう。
そこでかなりの数が発生してしまった場合は業者さんを呼んで本格的な駆除を行った方が良いかと思います。
万が一、異物混入なんて起こってしまったらこのご時世ですから何が起きるか分からないですからね。
まとめ
ゴミムシダマシに関してまとめてみましたが最後に少しだけ補足を。
冒頭でも記載した様に、ゴミムシダマシは種類が多く存在するのでここに記載した生態等が全て等しく当てはまる訳ではありませんのでその点は御了承下さい。
ゴミムシダマシの幼虫がミルワームだと言う事は知らない人も多いのでは?
個人的な見解かも知れませんが認知度としては、ミルワーム>ゴミムシダマシてな感じだと思うのですが、如何でしょうか!?
以上、ゴミムシダマシの発生源!幼虫・駆除・餌について解説でした!!
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