ミニブタは比較的メジャーなペットだと思っていますが、やはり多くの方は家畜用のブタの印象が強いと思います。
おそらく、家畜のブタを見て飼いたいとは思わないでしょう。
しかし、創作物の中でブタをペットにしていたり、ミニブタを飼うようなペット系のテレビを見たりすると愛着を感じて、飼ってみたい、飼えたらいいなと思う方もいることでしょう。
実際に飼うとなるとどういったことをすればいいのか、迷いますよね。
事前に得られる情報があればとても便利です。
今回は、ミニブタの飼育方法などについてまとめたいと思います。
目次
ミニブタを飼いたい?
ミニブタとはどういう生き物なのかを知らない場合、ミニとつくだけで小型のブタと思われる方も少なくないと思います。
実はこのミニブタ、家畜用のブタに匹敵するくらい育ちます。
個体差にもよりますし、もちろん飼育過程の環境にもよるとは思いますが、100キロ超えする場合もあります。
100キロ超えのミニブタ・・・でも可愛い
100キロ、人の体でいえばかなりの巨漢をイメージしますよね。
また、それほどまでに育ってしまったミニブタの食費は人ひとり分に近いくらいかかります。飼育費用は小型ペットを飼う額よりかかってしまうことを覚えておいていただきたいです。
しかしその分、飼い主に対し癒し的な存在にもなります。
ブタはとても綺麗好きで知られているように、ミニブタも綺麗好きです。
またミニブタは人懐っこくて動物特有の臭いがあまりありません。
生き物を飼うのはどんな生き物でもメリットデメリットがつきものです。今回、ミニブタに関してはメジャーなペット犬に例えると大型犬を1匹飼うくらいの覚悟が必要ということになります。
ちなみに大型犬を飼う場合、あまりご年配の方にはオススメしないペットショップもあります。とにかく引っ張る力が凄く、体力が衰えていく方には不向きな生き物だからです。
このミニブタもかなりの力があります。
100キロクラスの方に突進されたら、引っ張られたらと想像をしてみてください。
ミニブタと共に暮らすということは、そういう危険も伴うことになります。ご家族で飼われる場合は、十分に話し合うことが大切です。
それでも責任もってミニブタを飼いたいと思われましたら、飼育方法を熟知して可愛がってあげてください。
寿命は10年前後、一般的な犬や猫と同じくらいの年数になります。
ミニブタの飼育に必要なものは?
ゲージ、こちらは犬用のもので代用できます。巨大化してしまうことを踏まえ、大型犬用のものを用意するといいでしょう。
餌と水用の食器、ペット用のものでも家にある食器でも代用できます。
ハーネスとリード、こちらは散歩の時に使います。
ミニブタ用のそれらを取り扱っているところが実際にあるか定かではありませんが、ミニブタを飼われている方の多くは大型犬用のハーネスとリードを代用しているようです。
また手作りという方もいらっしゃると思います。飼われているミニブタのサイズに合わせた方がよいと思いますので、器用な方は是非ご自身で作ってみるのもいいかもしれません。
ペットシーツ、これがあることで日々の掃除がとてもラクになります。
大型犬用のペットシーツで代用できます。
ミニブタは綺麗好きなので、餌同様にペットシーツも常備しておいた方がよいでしょう。
ミニブタは具体的な餌は?
ミニブタ用の餌を使います。
しかしどのペットショップでも扱っているわけではありません。
基本、巨大化させないためにもこのミニブタ専用の餌を決められた分量だけ与えたほうがいいのですが、雑食のミニブタはほぼなんでも食べます。
キャベツなどの野菜、果物などをたまに少量与えるていどならよいのではないでしょうか。
ミニブタの飼育方法は?
ミニブタは知能が高く、丁寧に教えればトイレの躾、芸も覚えます。また寂しがり屋の甘えん坊なので、時間の許す限り一緒に遊んであげましょう。
嗅覚が高く雑食な分、餌の拾い食いをしてしまうこともあります。ミニブタのいる範囲に限らず、人が生活をする空間も綺麗にしておくことが求められます。
拾い食いをしていたことで育ちすぎてしまった……という事例があります。
運動不足はストレスにも繋がりますので、日々のお散歩は欠かせません。
時折、穴を掘るような動作をしますが、これはミニブタの習性なので多めにみましょう。
ミニブタの平均的な販売価格は?
身近なペットショップで見かけたことがありませんので、事前に確認することが必要になります。
価格は子犬とほぼ同額くらいであったと思います。
もちろん人気がでてくれば高額になりますが、10万円前後くらいで取引されているようです。
ミニブタを飼育する際の注意点は?
ミニブタは体温調節が苦手です。
特に夏場、暑い日は気を付けてあげないと熱中症になることもあります。
巨大に育ってしまっても温度調節が難しい外での飼育は厳しいかもしれません。
ミニブタは雑食と言いましたが、与えてはいけない食べ物もあります。ほぼ犬にあげてはいけないと言われているネギ系、チョコレートなどのカカオ系と言われています。うっかりを無くすためにもミニブタ用の餌だけを与えていた方がよいのかもしれません。
まとめ
ミニブタは知能が高く、教えれば芸も覚える賢い生き物ですが、ミニブタとはいえしっかり育ってしまいます。大型犬を飼うくらいの覚悟が求められます。
雑食ですが与えてはいけない種類があるため、できるだけミニブタ用の餌を決められた分量のみ与える努力をしましょう。うっかり与え過ぎるとがっつり育ち100キロに到達してしまいます。
日々の運動が大事でお散歩は欠かせませんが、夏場の暑いときは体温調節ができないので野外での行動は十分注意をしましょう。
海外のセレブの中でミニブタが流行っているそうです。
日本ではまだ身近で売られているところを見る機会が少ない分、散歩をしていると注目の的になりますよね。
可愛くて人との共存ができるミニブタ、デメリットがかなりありますがそれ以上にメリットの方が多いと感じます。
是非ご縁に恵まれましたら、家族の一員として迎え可愛がってくださいね。
以上、ミニブタの飼育方法についてでした。
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