秋の虫として認知度が高いスズムシはペットショップでもケースごと売られていたりするので、ペットとして飼育している人もいるでしょう。

ご家庭で、風流なスズムシの音色を堪能してみませんか?

スズムシは体長は2cm程の大きさでコオロギの仲間です。

夜行性なので、昼間は暗いところに潜んでいることが多く、日が暮れると出てきて活動を始めます。

実はスズムシが鳴くのはオスだけで、メスは全く鳴きません。

ペットショップなどで販売されているスズムシは翅が小さいものが多く、野生のスズムシとは若干違うものになっています。

また販売されているものはオスメスのペアで販売されていることがほとんどですが、その理由はオスはメスの求愛の為に鳴くので、オスだけだとあまり鳴かないからです。

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目次

鈴虫の飼育に必要なものは?

購入したスズムシの場合は、カゴごと販売されているのでそれをそのまま使用すれば問題ないでしょう。

野外で採集してきた場合は、プラスチック製の飼育ケースに入れてあげれば大丈夫です。その際はそこにマット材を少し厚めに敷いて、上部の網状になっている部分はガーゼなどを挟んでクモなどが侵入しないようにしてあげましょう。

マット材は、スズムシ用の土というものが市販されていますので、そういったものを利用しても良いでしょう。

その他には、止まり木や枝などを入れてあげて影になる部分を作ってあげましょう。

ちなみに、止まり木代わりに木炭を入れると消臭効果も得られるので、便利です。

鈴虫の餌は具体的にどんなもの?

鈴虫 飼育



基本的にスズムシは雑食なので何でも食べます。

スズムシのエサというものも売られているので、そういったものを与えるのも良いですし、野菜や果物、パンなどを与えても問題ないです。

具体的にはキュウリやナス、リンゴなどが一般的ですが煮干しなどの動物性のものも食べます。

スズムシに餌を与える際は、マット材に直接触れないように串に刺したり、何かに乗せて与えてください。

直接置いてしまうとカビが発生しやすくなるので、注意してください。

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鈴虫の飼育方法は?

スズムシは乾燥した場所は苦手なので、マット材は霧吹きなどで湿らせてください。

その際に、あまり過度に湿らせてしまうとカビなどが生えやすくなるので注意してください。また、スズムシに直接かけると弱ってしまう恐れがあるので気を付けて下さい。

餌は1日1回交換しましょう。長い期間餌を放置すると、コバエが発生する可能性が高いので、2日以上は同じものを置いておくのは好ましくありません。

スズムシは暗く湿気のある場所を好む傾向があるので、なるべく日の当たらない暗い場所に置いておきましょう。

環境の適正温度は25℃ですので、それ以上気温が高いようなら風通しの良い場所に移すなどして、スズムシが良く鳴いてくれる環境を作りましょう。


鈴虫飼育の様子

鈴虫の平均的な寿命は?

成虫は1~2ヶ月ほどですが、飼育下ですとそれ以上生きる強い個体もいるそうです。

ペットショップや、野外で採集してきたものはいつ生まれてきたのか分からないことが多いので、それよりも早く死んでしまうこともあります。

大抵は10月ごろまでに死んでしまうので、それまでの期間は大切に飼育してあげてくださいね。

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鈴虫を飼育する際の注意点は?

鈴虫 飼育



夏場に飼育するため、蚊などの虫除け対策のためにスプレーや置き型タイプの薬品を使うこともあるかと思いますが、スズムシにとっても効き目は十分あるため注意が必要です。

虫除けスプレーなどをした場合は、スズムシの世話をするときは手などよく洗ってから作業してださい。

また、与える野菜も農薬が付着している可能性があるので、よく洗ってから与えるとよいでしょう。

まとめ

スズムシは比較的簡単に飼育できるので、気軽に飼い始めてみても良いですが、餌などは注意が必要です。

短命な昆虫ですので、丁寧にお世話してあげて寿命を全うさせてあげてくださいね。

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