昔から家畜として重宝されていたヤギですが、最近ではペットとして飼育する方も増えています。

実際大型のペットショップなどで販売されているところを見かけたり、ペット用に改良された小型のヤギもいるそうです。

では実際ヤギを飼育するにはどうしたら良いのか、詳しく解説していきましょう。

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目次

ヤギはどんな生き物?

家畜としてヤギは、乳を採取したり、毛を刈って加工したり、運搬をさせたり、その他にも肉を食べたり、と色々なことに利用してきました。用途によって実に数百種類のヤギがいるそうです。

最近ではエコに草を刈ることができるので、ヤギを使った除草も行われていたりと、従来の利用法以外にもヤギは重宝されています。

ヤギは食べ物が少なくても耐えることができ、どんな地形でも生活することができる非常に強い動物なので、平野部はもちろんですが、山岳地帯や乾燥地帯でも飼育できる貴重な家畜です。

確かに、アルプスの少女ハイジでも傾斜の多い山岳地帯でしたが、ヤギがたくさんいる描写がいくつもでてきますよね。

ヤギの飼育に必要なものは?

ヤギは湿気が苦手な動物なので、風通しの良い小屋を与えてあげましょう。

野外で飼育する際は、柵も必要となるので、その場合は高さは高めに設置して脱走しないように気を付けて下さい。

散歩に連れて行くなら、首輪とリードもあると良いでしょう。大型犬用などサイズが大きいものもペットショップなどで入手できますので、そういったものを利用してもよいでしょう。

首輪は、柵に引っかけて窒息してしまう危険があるので注意してください。できれば、散歩のときにだけ付ける方が良いかもしれませんね。

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ヤギの餌は具体的にどんなもの?

やぎ 飼育



ヤギは牧草や、生草を食べます。ペットのエサというと栄養成分が詰まった専用フードなどをイメージしがちですが、ヤギの場合はヤギのエサとして販売されているものは大抵牧草です。

その他にはトウモロコシやさつま芋などの穀物も好んで食べます。逆に牧草などの草だけだと飽きてしまうこともあるので、おやつ感覚でこういった穀物を与えると良いでしょう。

その他に大切なのがミネラル分補給のために岩塩を用意してあげてください。

動物用に大きな塊のものが市販されていますので、それを餌箱に置いたり、頭くらいの高さにぶら下げるなどして与えてください。

ヤギは紙を食べると言われており、童謡などで手紙を食べたという歌詞が出てきたりすることから、信じている方もいるでしょう。

実は、昔の紙は植物が原料でできているものが多く、ヤギが食べても消化できていました。

最近の紙は金属が含まれていたり、インクがヤギにとって害になったりするので、与えてしまうと腸閉塞などの危険がありますので、絶対に与えないでください。

ヤギの飼育方法は?

ヤギは高所が好きなので、高台のようなものがあると喜びます。なくても問題ありませんが、登れる場所を作れる場所があるなら設置してあげると喜んでくれるでしょう。

エサを与えるタイミングは基本的に朝と夕の2回で良いでしょう。

与える量ですが、数値としては、体重の2.4%ほどの牧草を毎日与えた方が良いとされていますが、まずは適度に与えてみて、たくさん残すようなら減らしたり、すぐ食べきってしまうようなら増やしてみてください。

飼育しているヤギに合わせて、調節していきましょう。

トイレのしつけはできないので、ヤギが動ける範囲はすべて糞尿で汚れてしまう可能性が高いです。衛生的にもよくないので、毎日掃除をしてください。


ヤギの飼育動画

ヤギの平均的な寿命は?

ヤギは10~15年ほど生きるとされており、ペットとして一般的な犬や猫と大体同じくらいの寿命です。

まれに20年近く生きるヤギもいるそうなので、大切にお世話してあげて下さい。

ペット用のヤギだと、大きさが大型犬くらいなので、ちょっと変わった犬のようなイメージかもしれませんね。

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ヤギを飼育する際の注意点は?

一般的な動物病院では診察してくれない場合もあります。その時は家畜専門の動物病院を探してみてください。

避妊や、去勢をすることで発情期に騒がしく鳴かなくなったり、臭いが抑えられるなどの効果もえられるので、動物病院で手術してもらうのも良いです。

餌以外の人間の食べ物はヤギにとっては毒になったり、消化し辛いので絶対に与えないでください。最悪死んでしまうこともありますので、欲しがってきても我慢するか、ヤギの前では飲食しない方がよいでしょう。

まとめ

やぎ 飼育



ヤギは草を食べるので、散歩の際は文字通り「道草を食って」しまいます。

従順で懐くので、楽しく飼育できるのもヤギの魅力です。

排せつが難点ではありますが、お庭の草むしりの手伝いもしてくれるヤギをペットに迎え入れてみてはいかがでしょうか。

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